15 ロボットとの激闘(2)
洋梨子はキャロットマシーンから飛び出すと、キウイシューズで地面を蹴り、できるだけロボットの目の高さまで浮上した。すると肩に載っているパンプキンパロットが叫んだ。
「危ない!ロボットの両目からビームが!それではロボットの左目からのビームを避けつつカノンのメモリーを376にして、右目に向かって照射してください」
「で、でも私の方へ右目からのビームが向かってくるわ。このままではやられちゃう」
「それは気にせずに、早くマスカットカノンのスイッチを!」
ロボットから発射された赤いビームが洋梨子に迫っていた。このままではビームをまともに浴びてしまう。その恐怖の真っ只中で、洋梨子はカノンの引き金を引いた。
すると驚いたことにカノンの黄色いビームがロボットの赤いビームを弾きとばしながらロボットの右目を襲った。
「ズガガーン!」
激しい轟音と共にロボットの頭が炸裂し、ロボットは後ろのめりに倒れてしまった。洋梨子はすかさずキャロットマシンに飛び乗ると、橋上に残されている親子のもとへ急いだ。
しかし橋が既に崩壊し始めており、キャロットマシーンは間に合いそうになかった。パンプキンパロットが叫んだ。
「お嬢さま、もう間に合いません。あの親子のことは諦めて退避してください。でないとこちらも危ないです。」
「でも・・・」
するとその時見たことのある黄色いカプセル状のマシーンが母子のそばに浮かんでいて、そこから例の黄色いメガネの男が母子をマシーンに運んでいる。
そして男は自分も素早くマシーンに乗り込むと、すんでのところでその場から脱出し、親子を助けることに成功した。黄色いメガネの男は親子を安全な場所に連れて行くと、一種の拡声器のようなもので洋梨子に
「あとは頼むぞ」
と言って去ってしまった。
そこで洋梨子は親子をキャロットマシーンに乗せ、病院へ無事に送り届けることができた。




