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12 黄色いリュネットの謎

「助かったみたいだけど、いったいどうしたの?」

洋梨子は辺りを見回した。


すると右の方に黒いスーツを着た一人の男が立っている。顔や手の肌の色が肌色の他はすべて黒だ。ただし2点を除いてだが。


一つは彼がかけているメガネだ。不思議なことに普通のメガネやサングラスと違って縁が黄色であるだけでなく、レンズまでもが黄色なのだ。


そしてもうひとつ、彼の右手に握られているのは黄色い銃だ。どうもこの銃で最後の一人を撃ったらしい。


男は叫んだ。

「倒れた男は麻酔銃で撃ったので眠っているだけで、1時間ほどすると目を覚ます。ここに倒れている連中は、もうすぐ到着する警察に任せて、君は早くここを出て帰宅した方がいい」


黄色いメガネの男はそう言うとかたわらにあったカプセル状の乗り物に飛び乗った。

「あの、私を助けてくださってありがとうございました。あなたは誰なんですか?」


「名乗るほどの者ではない」

「でもせめてお名前を」

「リュネット・ジョーヌ」


その途端男を乗せたカプセル状の乗り物は2メートルほど浮き上がり、飛び去ってしまった。


呆然としている洋梨子にパンプキンパロットが

「お嬢様、よくやりましたね。お疲れさま。それでは研究所へ帰りましょう」


ほんの10分ほどの間にものすごい経験をしてしまった、と同時に彼女は、自分のようなごく普通の女の子ががこんな大それたことを行うのを可能にさせた、父の作ったこのシステムの凄さに辟易した。


しかしそれ以上に絶体絶命の洋梨子を救ってくれたリュネット・ジョーヌと名乗る黄色いメガネの男のことが気になっていた。あの男はどうしてあの場にいたのか。この事件の事情を知っているというのか。

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