11 マスカットカノン発射!
「マスカットカノンはメインコンピュータのパクチーと私とリンクした超AI ガンです。我々が瞬時に相手の位置と動きを分析して自動的に照準を正確に定めます。
ですからお嬢様はただ相手の方に照準を当て、それもだいたいでよいのです、そして引き金を引くだけで正確に相手にダメージを与えることができるのです。
さあ、お嬢様、時間があと8分しかありません。さあ、早く撃つのです!」
(洋梨子が相手におおよそ狙いを定めて引き金を引くとマスカットカノンから紫色の光線が発射されたと思った瞬間一人の工作員が倒れ、そのまま更に2回引き金を引くと、更に2人が倒れた。)
「さあ、お嬢様、前方にあるミサイル発射装置を破壊するのです。モード03、高度金属溶解モードです」
(洋梨子が引き金をひくと、マスカットカノンからはオレンジ色のビームが発射された。
ビームは見事にミサイル発射装置に命中し、発射装置はとろけてしまった。)
「お嬢様、お見事です。ミサイルを阻止することはできましたが、まだ2人残っているはずですから油断しないでくださいね」
「クソっよくも邪魔をしたな。許さん!」
(2方向からビームが向かってきたが、さっきと同じように余裕で避け、1人をマスカットカノンで気絶させた。
あと一人、簡単だと思った時、その相手は違ったフォルムの大きめな銃を抱えているのが見えた。一瞬違和感を感じてたじろいだ時、洋梨子はその銃から発射された赤いネットに捕らわれてしまっていた。)
「このままおまえを地底基地に連れて行き、徹底的に調べてやるぜ」
(洋梨子はどうあがいても抗いようが無く、引きずられ始めた。)
「パンプキンパロット、何とかしてちょうだい」
「了解です、お嬢様」
するとキャロットマシーンから手のような装置が出てきて洋梨子を覆っているネットを掴んだ。するとそれぞれの指に電熱らしきものが作用しているようで、ネットに大きな穴が開いた。
するとネットを引いていた男がそれに気づいて振り向いた。パンプキンパロットが叫んだ。
「お嬢様、半重力シューズで空中にとびだすのです。そしてマスカットカノンを素早く構えるのです!」
洋梨子は半重力シューズで強く地面を蹴り、ネットから飛び出したが、まだシューズに慣れていないので、バランスを崩して地面に倒れてしまった。
ネットを引っ張っていた男が銃を構えるのが見えたが洋梨子はすぐに体勢を立て直すことができなかった。もうビームを避ける余裕がない、もう終わりだ、と覚悟した時、
「うわっ」
男は急に倒れてしまった。




