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 9-2 答え



*❀٭*❀٭*❀٭*❀٭*❀٭*❀٭*❀٭*❀٭*❀*❀٭*❀٭*❀٭*❀٭*❀٭*❀٭*❀٭*❀٭*❀



お茶を飲み終え、一人縁側へと出て来た紅悠。


視線の先には、庭でいつものように子供たちに囲まれる、律の姿。


――圭に言われ、律のもとにやって来たものの。


いざ、本人を前にすると、果たしてどう切り出したらいいものか。


と、紅悠の視線に気づいたのか、律がこちらを振り返る。


どきりと、身を強張らせる紅悠。


「紅悠?何かあったのか?」


「い、いえ。何でもありません」


紅悠は、ぷるぷると首を横に振った。


「その…お塩を切らしてしまって。ちょっと市場で買って参りますね」


言うなり慌てた様子で駆けていく紅悠を、小さく首を傾げながら見送る律。


短く嘆息した後、ふと空を見上げる。雲を白く照らす太陽が、少しずつ西に傾き始めていた。


今日もまた、終わりに近づいていく。


「首長様、これ、ほどけちゃったよう」


子供の声に我に返ると、少女があやとりの赤い紐を手に、困り顔で律を見上げていた。


律は少女から紐を受け取ると、ほどけてしまった先端をきつく結び直し、輪っかにして返してやった。


少女は嬉しそうに、他の子供たちのもとへと戻っていく。


――人と人の縁も、こんな風に結びなおせたら。


叶うはずもない、そんな思いに胸を支配されながら、律は再び、空を見上げた。


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