ep.687 余白の咆哮、ネギの臨界点(クリティカル)
「……あ。……見える。ネギの、その先にある『緑の地平線』が……!!」
惑星「はい・よー」の深奥、伝説の香味植物が荒れ狂う【虚無の遺跡・最深部】そこでは、ネギ新人がこれまでの「頼りない新人」の皮を脱ぎ捨て、神がかった手つきで鎌を振るっていました。
背後には、彼の「ネギさばき」を拝もうと、熱狂的な信者チームが涙を流してひれ伏しています。
「ネギ新人様!見てください、あれが遺跡の守護神……【伝説の七色九条ネギ】です!!」
信者が指差した先。そこには、紫色のサキニウム鉱床から直接生え、七色のオーラを放つ巨大なネギが、触れるものすべてをなぎ倒すような威圧感で鎮座していました。
「……ふふ。……くんくん。……いい匂い。今まで食べたどんな野菜よりも、僕の『余白』を埋めるのに相応しい……」
ネギ新人が一歩踏み出した瞬間、彼の掌に浮かぶ時給表示が狂ったように回転を始めました。15→2,200→880,000→15,000,000……!!
ネギ新人の覚醒・余白ブースト
時給=身体能力の変換:本来、時給は給与の基準ですが、ネギ新人の場合、その「余白(伸びしろ)」に刻まれる天文学的な数値が、そのまま彼の動きを加速させます。
時空を斬る収穫:伝説のネギが放つ「香味バリア」を、ネギ新人は光速のステップで回避。彼の振るう鎌は、もはや物理的な刃ではなく「ネギを愛でる概念」と化し、ネギの繊維を傷つけることなく、一瞬で収穫を終えました。
サキニウムの共鳴:ネギを抜いた瞬間、地中に眠っていた紫色のサキニウムが彼の「余白」と共鳴。
「ああっ……!脳の中に、銀河中のネギのレシピが流れ込んでくる……!僕は……僕は時給のために働くんじゃない……!宇宙をネギ色に染めるために生まれてきたんだーー!!」
「ひ、ひぎィィィ!遠隔モニターからでも分かるニャ!あいつの時給が、僕の全資産を100回焼き尽くしても足りない桁に突入してるニャーー!!」
スタジアムで龍にスープを飲ませていた猫二が、経理タブレットの爆発(物理)と共に叫びました。
「素晴らしいのです!ネギ新人君!その『悟りを開いた目』!まさに、新シリーズの主人公に相応しい覚醒なのですー!!」
咲姫がスタジアムのサキニウム・スピーカーを最大出力にして絶叫すると、覚醒したネギ新人は七色のネギを担ぎ、ハヤテも追いつけないほどの速度でスタジアムへと走り出しました。
その背後では、収穫の衝撃で遺跡のサキニウム鉱山が次々と露出し、「白・黒・紫・緑」の伝説の金属が、スタジアムの増築を待つかのようにキラキラと輝きを増していました。
【現在の状況】
ネギ新人:一時的に「天文学的な時給(能力)」へ覚醒。伝説のネギを確保し、スタジアムへ帰還中。
遺跡の恩恵:収穫の余波で、さらなる希少金属(サキニウム等)が採掘可能に。
ネギ新人がアスリートのよう




