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クラフトアルケミストの異世界素材録 〜スローライフから始まる概念破壊の銀河群像劇〜  作者: モカルドルラテ(ねこちぁん)
くのいち・咲姫・うさ・ランド

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2501/2543

USasf.34:『森の朝のサプライズ』~謎の巨大果実と、森の守り神(?)なのだ!~

森の宴が終わり、夜空の月が静かに沈むころ。

薪ストーブの余熱がほんのり残るログハウスの庭に、爽やかな朝の風が吹き抜けた。


「ふむふむ!昨日のご馳走パーティーは大成功だったのです!今日は森の恵みを使って、朝ごはんを作るのです!」


咲姫がメイド服の袖をくいっとまくり、プリンタクトを振って金の鈴をシャン。


「ふにっ?朝からお酒は飲まないけど、甘い果物があったらテンション上がるよぅ~ポリポリ……ぴょん!」


うさちぁんはニンジンをかじりながら、まだ酒樽を片手で抱えている。

(※飲む気はあるらしい)


「森の朝は、夜よりもずっと静かで繊細です。必要な分だけ、そっと恵みをいただきましょう」


アリスが木漏れ日の中で弓を背負い直し、森の奥へと視線を向ける。


突如、森が揺れた。

ドゴォォォォンッ!!


「ふにっ!?なんか森の奥で爆発したよぅ!?ぴょん!」


「爆発じゃないのです!……たぶん!」


咲姫が慌ててプリンタクトを構える。


「ガハハハ!朝っぱらから賑やかだなぁ!」


雷電が薪を抱えたまま豪快に笑う。


「いやいやいや!森の奥からドスンって聞こえたぞ!?絶対なんかいるだろ!!」


猫二が執事服の袖を整えながらツッコミを入れる。


(現在のツッコミ:間100点、声の張り200点、危険察知能力500点!

……くそっ、朝から心臓に悪いんだよ!!)


巨大果実、落下。

ズドォォォォンッ!!


森の奥から転がってきたのは――

人の背丈ほどもある、丸々とした巨大果実。


「ふにっ!?でっかぁぁぁぁい!!ぴょん!」


「これは……森の守り神が育てる祝福の果実です。滅多に落ちてこないのですが……」


アリスが目を丸くする。


「バウッ!(ボクが成分を分析するワン!)」


わんわんが鼻をヒクヒクさせながら、最新の果実分析メカをカタカタ操作。


「うふふ、これだけ大きいなら、果実料理がたくさん作れるわね!」


サヨがエプロン姿で大鍋を抱えてワクワク。


しかし、果実の中から“何か”が出てきた。

ピョコッ。


「ふにっ!?なんか出たよぅ!?ぴょん!」


果実の割れ目から顔を出したのは――

ふわふわの毛並みをした、小さな森の精霊。


「……あら?あなたたちが宴をしていたのね。果実を落としてしまってごめんなさい」


精霊はぺこりと頭を下げる。


「いやいやいや!謝る前に、まずそのサイズの果実をどうやって育ててんだよ!!」


猫二が即ツッコミ。


「森の守り神の加護で育つのです。あなたたちが自然を大切にしているから、森がお礼をしたのでしょう」


精霊がふわりと微笑む。


「ふむふむ!森からのプレゼントなのです!ありがたく朝ごはんに使うのです!」


咲姫が嬉しそうに果実へ手を伸ばす。


そして、森の朝ごはんが始まる。

「うふふ、果実の甘みを活かして……『祝福の果実ポタージュ』の完成よー!」


サヨが大鍋をかき混ぜると、甘く優しい香りが庭に広がる。


「バウッ!(ボクが果実の繊維を最適化して、食感をふわふわにするワン!)」


わんわんがメカを操作し、果実の食感を絶妙に調整。


「ふにっ?甘くて優しくて、体がぽかぽかしてくるよぅ~!カンパーイ!ぴょん!」


うさちぁんは朝から盃を掲げる。


「……はぁ、朝から騒がしかったが、こういう自然の恵みは悪くねぇな」


猫二はスープをすくい、ほっと微笑む。


「森の守り神も、あなたたちの暮らしを見守っていますよ」


精霊がふわりと消え、森の奥へ帰っていった。


こうして、自然と仲間に囲まれた森の朝のサプライズは、温かな朝ごはんとともに幕を開けるのだった。

森から精霊が生まれました

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