105「姉さんとノイレンがいれば」
時は遡ってノイレンがアミラン隊について東方へ向かってからほどない七月の下旬。
ナディア、サフィア姉妹の父カーツォが単身キニロサ支部へ姿を現した。
支部長室で向かい合わせに座っている姉妹は始まったばかりの事業のことを話していた。
「ああは言ったもののやっぱり心配だわ。ノイレンてこっちが恥ずかしくなるほどはしゃぐんだもの。」
「よかったじゃないか。ここにいれば恥ずかしくないぞ。」
ナディアはわざとそんなふうに妹をからかった。
「アミランさんて気さくな感じだけど、ノイレンのあれを目の当たりにしたら幻滅して商会への印象悪くならないかしら。」
「アミランはそんなことを気にするような人ではない。それにライラがついている。彼女は剣の腕だけでなく面倒見もいいからな、黒髪のこともしっかり御するさ。そんなことより十一月に出発させる二番隊にどんな品を仕入れてもらうか目録を考えておけ。」
「ふふ任せて、もう考えてあるの。アミラン隊の帰着と出発が重なる三番隊のように事前の情報交換ができない分、手探りになるのはこの計画を考えた時から分かっているわ。」
サフィアの立てた計画はこうだ。七月に出発したアミラン隊がカンタラに着き、商売をしている十一月に二番隊を出発させる。二番隊は翌年二月の終わりにカンタラに着く。つまり二番隊はアミラン隊と同様手探りで持っていく品を選定せねばならない。
一方三番隊には、三月に帰着するアミラン隊の情報をもとに品を持たせることで現地での需要をいち早く満たすことができる。そうすれば市場の独占も容易くなるというわけだ。
「そこで姉さんに相談したいことがあるの。庶民受けする東方の品ってどんなものだと思う? やっぱり西方のとは全然意趣の違うものかな。現地でどんなものが売ってるのか実際に見られるといいんだけど、そうはいかないものね。」
「そうだな、」
ナディアが左下に視線を落として考え込んでいると、なんの前触れもなく部屋のドアが開いた。観音開きのドアが勢いよく両方とも同時に開けられ大きな音を立てた。
突然のことに姉妹は驚き、ナディアは咄嗟にうしろのハンガーに掛けてある剣を手に取り構えた。サフィアはその場でおしりが三十センチは浮いただろうか、そのまま椅子から転げ落ちた。
剣を構えたナディアがドアのほうに視線を走らせるとそこに二人の父であるカーツォが顔を真っ赤にして立っているではないか。
「父さん!?」
ナディアは自分の目を疑った。
「あ痛たたた・・・、父さん?」
おしりをさすり、机に手をかけて立ち上がったサフィアは姉の声に聞き返した。姉を見ると剣を構えたまま固まっている。不審に思ったサフィアは姉の見ているほうへ視線を動かした。
「父さん!! なんでいるの?!」
サフィアは心の中でまた三十センチくらい飛び上がった。
「なんでもくそもあるか! お前たち、何をしでかしたかわかっているのか!?」
カーツォは開口一番二人の娘を叱責した。
「父さん落ち着いて。とりあえずこっちに座って。」
サフィアは部屋の真ん中にある応接卓へ父を誘導した。
「お前たちも座りなさい!」
カーツォはでんとソファに腰かけると二人の娘に着席するよう迫った。卓を挟んで父と二人の娘は向かい合った。
「何の連絡もなしでいきなり来るなんて、どうしたの父さん?」
サフィアは父の反応を窺うようにそっと訊いた。
「いつもは事前に連絡が来るのに、どうしたんですか、父さんらしくもない。」
ナディアはよそよそしい口調で妹の問いに重ねた。
「どうもこうもあるか!」
カーツォは茹でたてのエビを思わせるほど顔を真っ赤にしている。
「本当ならお前たちからの手紙を受け取ったあとすぐに来たかったんだ。だがいろいろあってな、今頃になってしまった。」
「いろいろって?」
サフィアが尋ねるとカーツォはナディアを一瞥してからサフィアの目を見て答えた。
「母さんが倒れたぞ。」
「え?」「ほう!」
サフィアは驚き言葉に詰まったが、ナディアは反対に笑みを浮かべた。
「お前たちからの手紙を見せたら卒倒してしまった。お前たちがしでかしたことがあまりの浅慮にすぎるからだ。今でもまだ半分寝たきりなんだぞ。それもあってなかなか家を空けるわけにいかなかった。」
「母さんが・・・」
「ふん、いい気味だ。」
サフィアがうつむいてしまったのに対してナディアは背もたれに体を預け、腕組みをしてニンマリとした。
「ナディア、お前の気持ちはわかるが、いい加減シャリーを許してやってくれ。仮にもお前の継母なんだぞ。」
カーツォはできるだけ言葉を選んでやんわりと伝えたが、ナディアは吐き捨てるように言い返した。
「私が”母さん”と呼ぶのは私を産んでくれた人と、キニロサで育ててくれたヤァヤの二人だけです。いくらあなたの頼みでもこれだけは譲る気はありません。」
「ナディア・・・」
愛娘の言葉にやるせなくカーツォは落胆した。
「それで、母さんの具合はどうなの?」
俯いていたサフィアが母の容態を尋ねてきた。
「医者の見立てではひとまず安心していいそうだ。だから私はここに来た。」
「よかった。」
ほっと胸を撫でおろすサフィアの様子をナディアは横目で見て苦い表情をした。
「それよりもお前たち、今すぐ隊商から手を引け。ギルドを差し置いて一商人がやることではない。いくら商会がそれなりの規模だからといって隊商をいくつも抱えることなど無謀すぎる。これは父としてではない、カーツォ商会の会長としての命令だ。今すぐ計画を白紙撤回しろ。」
カーツォは卓に両手をついて身を乗り出し、二人の顔をジロリと見つめながら迫った。
「いやよ。私は諦めない。姉さんとノイレンがいれば必ず上手くいくもの。父さんは黙って見てて頂戴。」
サフィアがタツノオトシゴのように口をとがらせて反発した。
「ばか者! どんな計画にも絶対なんてことはないんだ。失敗する危険性も必ず孕んでいるものなんだぞ。分かっているだろう、お前には教えたはずだ。」
「もちろん分かってるわ。」
「では、もしもそうなったときどう責任を取るつもりなんだ。」
カーツォは立ち上がってサフィアを見下ろした。
「その時は会長代理だけでなく、この商会も辞めるわ。それでいいでしょ。」
「甘いわ! お前が辞めたくらいで全てが丸く収まると思っているのか。その計画が失敗すればキニロサだけでなく本部と他の支部も全て巻き込むことになるかもしれんのだ。それだけのリスクがあるんだぞ。四つの拠点に働く人たちとその家族の生活の責任を取ることなど到底不可能だ。」
サフィアも立ち上がって父にぐいっと顔を近づけて声を荒げた。
「失敗なんかしない! この計画は思い付きで始めたんじゃない。ずっと前から何度も何度も考えて、練りに練ってきたの。それで出した答えが姉さんとノイレンなの。姉さんとノイレンがいるから大丈夫。三人で力を合わせれば必ず成功する! 見ててこの商会をもっともっと大きくしてみせるから。」
頑として折れない娘に業を煮やしたカーツォは思わず右腕を振り上げた。カーツォの平手がサフィアの頬に迫る。サフィアは目をつぶって身を縮めた。
「・・・」
父に叩かれる、その痛みを覚悟したのに何も感じない。サフィアは恐る恐る目を開けた。目前に迫った父の右腕をナディアがしっかと掴んでいた。
「やめてください。サフィアを殴ったところで私たちはやめません。何と言われようとこの計画は軌道に乗せます。どうしても認められないというなら私にも考えがあります。」
よそよそしい口調はそのままにナディアは毅然と父に言い切った。
「ナディアお前まで・・・、なんと愚かな娘たちだ。」
「なんとでも言ってください。私にとってヤァヤが母なら、父は亡き支部長です。むしろ継父なのはあなたのほうです。」
「なっ・・・」
カーツォは絶句した。
「恨むならシャリーを恨んでください。私をそう変えたのはあの女ですから。」
これにはサフィアも驚いた。ここまで恨みと悲しみが深かったとは思いもしなかった。
「お前たち二人ともクビだ! 今すぐここから出ていけ。」
カーツォは断腸の思いでその言葉を吐き出した。
「残念ですが、出ていくのは会長、あなたのほうです。もし私が出ていくといえば支部の者たちは皆私についてきます。」
「なんだと?」
「七歳からずっとここにいる私にとって支部の人たちは皆家族同然です。年に数回しか来ない会長と私、どちらの味方になるかお判りでしょう。」
「ナディア、お前をここに連れてきたのは虐待から助けるためだ。お前を愛していればこその辛い決断だったんだ。」
情に訴えかけ始めたカーツォに対してナディアは涼しげな表情で続けた。
「ここはそのままナディア商会として使わせてもらいます。せっかくの設備がもったいないですからね。これからは贔屓に願います。」
「姉さん何を言い出すの?」
サフィアが驚いて口を挟んできた。カーツォ商会からの独立などサフィアの計画にはない。
「サフィア、やはり支部はカーツォ商会から切り離したほうがいい。そのほうがお前もやりたいようにできるぞ。」
「もしかして乗っ取りを成功させるために私の計画に乗った振りしてたの?」
サフィアは姉のその真意を図りかねた。ナディアはそれを見透かしたかのように一言だけ口にした。
「好きに捉えてくれていい。」
「姉さん・・・」
サフィアは切ない声を上げた。
「だがこれだけは言っておく。お前の計画に魅力を感じて賛同したのは私の意思だ。」
ナディアの表情は相変わらず涼しげだ。
「ナディア、お前という娘は恩を仇で返すつもりか。誰のおかげで支部で健やかに育ち、そこまでになったか。それにお前とて知らないだろう、私とシャリーがどんな思いでこの支部を立ち上げたのか。」
カーツォはこみあげてくる感情をそのままにナディアを詰った。
「論理で通じないからと情に訴えるのはやめてください。まだそこまで老いてはいないでしょう。それともいっそのこと隠居なさいますか。」
尚もよそよそしい口調でナディアは父を詰り返した。カーツォの眉はサフィアも慄くほどに吊り上がり、今にも絶対に口にしてはいけない言葉を吐き出しそうになった。それをサフィアが遮った。
「父さん来年の十一月まで待って。来年の十一月になれば三番隊が戻ってきてこの計画は一回りする。そこで結果が出るわ。そこまで待って頂戴。その結果如何によってはどんな処分も受け入れる。追放でもなんでもして。その代わり上手くいったらそのまま私たちの自由にやらせて。もちろんそれまでの間、万が一に備えて既存の事業で黒字を増やすようにする。だからお願い。」
「ダメだ許さん。今すぐ手を引かぬというならばクビだ。二人とも私の目の届かんところへ失せろ。」
「どこへも行かないわ! もう計画は始まっているのよ。今止めたらカーツォ商会の信用に傷がつく。父さんはそれでもいいって言うの?」
取り付く島のない父にサフィアは最後まで言うつもりのなかった脅し文句を出してしまった。
「う、それは、」
「でしょ。だったら私の条件を飲んで。姉さんとノイレンがいれば大丈夫だから、私たちを信じて。」
カーツォは憤懣遣る方無くサフィアを罵った。
「姉さんとノイレン。姉さんとノイレン。そればかりだなお前は。自分一人の力では何もできないのか! そんな腑抜けに育てた覚えはないぞ。お前を会長代理にしたのは間違いだったようだな。」
しだいに非論理的な言動になっていく父に、さすがにサフィアも頭にきた。
「東方では『三人寄れば文殊の知恵』って諺があるの知ってる? 一人ではよい考えに至れなくても、仲間がいれば最高のアイデアが浮かぶ、仲間がいれば上手くできるって教えよ。私にはその仲間が姉さんとノイレンなの。父さんだって母さんという仲間がいて、仲間と一緒に商会の基礎を築いたんじゃないか。だったら私が、この商会をもっと大きくするのに姉さんとノイレンていう仲間と一緒にやっていって何が悪いの!」
「・・・・・・」
カーツォは目を剥いた。サフィアがここまで反発してきたのは初めてだった。何かを言わんとして口を小さく震わせるが何も出てこない。その父にナディアが涼しげな声音で話しかけた。
「そういうことです。おとなしく本部に戻ってください会長。そしてここ、キニロサ支部はもうないものとお考え下さい。」
カーツォは返事の代わりに両手で力強く応接卓をぶっ叩いた。その表情は口惜しさに満ちている。彼から見たら暴走する愛娘たちを諫め、安全な道へ導こうとした親心を全く理解してもらえないどころか、頑として反抗してくることに、怒りも呆れも通り越してただただ情けないという気持ちだけが心を占めた。
「来年の春だ。すでに出発した隊商が戻ってくる春、商会の名誉のためにそこまでは待ってやる。だがそこですべて終わりだ。もちろん二隊目以降は許さん。この商会を守るためには手段を選ばんぞ。この命に背けばどうなるか、それだけは忘れるな。」
カーツォは少し丸めた背を二人に向けて部屋を出ていった。サフィアはドアのところまで行き廊下の向こうに小さくなっていく父のうしろ姿を見送った。
「父さん・・・」
呟く妹を横目にナディアはドアを閉めた。
「サフィア、こうなることは初めから分かっていたことだろう。覚悟を決めろ。お前には私と黒髪がついている。『三人寄れば〜』なんだろ。」
ナディアの口調が元に戻っている。
うなだれるように黙りこくっている妹の唇をナディアは指でつまんでびよ~んと伸ばした。
「ひょ、ひょっと、はにふんの? 姉はん・・・」
「私は行動派なのだろう。だからさ。頭脳派のお前が落ち込んでいては良いアイデアなど浮かぶはずもない。さっさと気を取り直して頭を働かせろ。」
ナディアは涼しげな笑みを浮かべた。
現在。
東方から戻ってきたノイレンにサフィアは暗い表情で父カーツォとのあらましを話して聞かせた。
「ふ~ん、そんなことがあったのか。やっぱりさ、指突っ込んでやったほうがいいんじゃね?」
ノイレンは人差し指をくいくいと動かしながらいらずらっぽく笑った。
「指?」
「なんだよ、サフィアが言ってたんじゃん。ケツメドに指つっこんでかき回してやんなきゃわかんねえんだって。」
「ちょ、かき回すなんてそんなこと言ってないわよ。勝手に盛らないで頂戴。」
それを聞いていたナディアが涼しげな顔を少しほころばせて笑った。
「かき回すのか。それはお前に任せた黒髪。私は遠慮しておく。」
そう言われてノイレンはたじろいだ。
「いや~、わたしもやだな。だっておっさんのだろ、汚ねえもんな。」
「おっさん以外ならやれるのか?」
今度はナディアがいたずらっぽく笑んだ。
「やんなくていいわよっ!」
サフィアがタツノオトシゴのように口をとがらせて二人にツッコんだ。
「で、二番隊はどうしたんだ?」
「もちろん送り出したわよ。この計画をやめる気はないもの。三番隊も近々出発させるわ。」
「必ず軌道に乗せるぞ、黒髪もそのつもりでいろ。」
姉妹は口を揃えた。
「いいねえ、そうこなくっちゃ。」
ノイレンは嬉々とした。二人が猛反対する父親に逆らって考えを押し通そうとしているのが嬉しかった。負けん気の強いノイレンなら絶対諦めないからだ。
「それより、」
サフィアが言いかけるとナディアがセリフを奪った。
「気をつけろ黒髪。会長は帰り際に手段を選ばんと言った。やると言ったらやる人だ。待つといった期限が過ぎた今どんな手を使ってくるかわからん。いいか、お前を仕留めるのはこの私だからな。それまで誰にも殺られるんじゃないぞ。」
「どゆこと?」
「会長と言い争ったとき、サフィアは私と黒髪がいればと強調したからな。つまりこの中の誰か一人でも欠ければ計画は頓挫すると考えるはずだ。」
ナディアはノイレンの反応を窺うように彼女の目の奥を見つめた。ノイレンはまだよくわかっていないらしい。
「相変わらず鈍いな。考えてみろ。誰か一人を欠いてこの計画を撤回させるには三通りの方法がある。一つは言い出しっぺのサフィアを説得し翻意させること。だがこれには失敗した。」
サフィアは鼻を膨らませて頷いた。
「二つ目は私か黒髪によほどの条件を示して離脱させ、三人を仲違いさせること。しかし私を懐柔することはできん。会長の命令を無視してこの計画を軌道に乗せれば、私にとってこの支部を乗っ取ったも同然だからな。ならばお前を抱き込むしかないが、お前に好条件を提示して尻尾を振らせる気など会長には毛頭ないはずだ。」
「へっ、あんたらのお父さんが何を言ってきたってわたしはサフィアを裏切ったりしないぜ。」
ノイレンは人差し指で鼻をさすった。
「そうなると残る三つ目は黒髪、お前を亡き者にすることだ。」
ナディアは手刀にした右手で自分の首を刎ねる真似をし、涼しい顔で恐ろしいことを言った。だがナディアの推測はあながち間違いではない。
「そうよノイレン。私と姉さんを崩せない以上父さんが取る手段はそれしか考えられないわ、考えたくないけど。」
サフィアも深刻そうな面持ちでノイレンを見つめた。しかしノイレンはあっけらかんとしている。
「なんだ、そんなことかよ。もったいぶるから何かと思ったぜ。」
「そんなことって、あなたが心配なの。」
「へっ、心配いらねえよ。どんなのが来たってわたしは精いっぱい戦うだけだ。」
「ノイレン。」
ともすれば泣きそうな妹をよそにナディアが軽口のように提案した。
「ライラに頼んで護衛してもらったらどうだ?」
「護衛が護衛されてどうすんだよ。」
ノイレンはニカっと笑って一蹴した。
春。日増しに暖かくなってきている。ニワトリ目覚ましが彼の地で美声を披露するころ起き出してキニロサの街を駆け抜けるノイレンの心には活気が漲っている。
ほかの誰でもない、自分の意思でこの街にいる。サフィアのために力を尽くそうとしている。
『これがわたしの人生かも。精一杯楽しむかんね師匠。』
見上げた空が青い。空気が澄んでいる。
「今日も頑張るぞっ。」
そう意気込んで清々しい気分に包まれているノイレンはまだ知らない。キニロサに刺客が二人送り込まれたことを。
次回予告
自らの意思でサフィアと共にあろうとするノイレン。庶民向けの市場で客寄せパンダをさせられるノイレンにサフィアが用意したのは超絶かわいらしい衣装だった。恥ずかしすぎて顔から火が出るノイレンは頬を赤らめて踊った。一方カーツォによって送り込まれた刺客はノイレンを探して酒場を訪ね歩き、ヤシャダムの店にも現れた。彼からその存在を知らされたノイレンたちはそれぞれの行動に出る。
君は彼女の生き様を見届けられるか。
次回第百六話「黒髪ポニーテールの女。」




