第110章
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リンダが想像でアトラクションワールドを作っている最中に我慢できずに突然目を開いた為に煙に巻かれてドロンしてしまったパイソン閣下。彼のことを心配しながらも、半ば諦めた様子のリンダは取り敢えず完成した自分の描いたアトラクションの世界へと入ってゆくのでしたーーー
〜〜〜それはきりの中から突如として現れた森のラビリンス。こんなところに迷宮がそびえ立つなどとは自分の描いた世界を、より誇張されたようにも感じる。
リンダ「あの吊り橋を渡り切ればあのラビリンスのゲートにたどり着けるのね。それにしても寒い……」
空からちらほらと粉雪が舞い始めたかと思うとあっという間に牡丹雪となって降り積もってゆく。その速さにリンダの焦りが募ってゆく。
リンダ「こんなに積もってしまったらこの吊り橋を渡り切る前に滑ってしまいそう…ああッ!」
遂に足を踏み外したリンダは吊り橋の木の板を踏み外して転んでしまい、その反動で吊り橋が波打って大きく揺れると、リンダはバランスを完全に崩してしまい手すりのロープを片腕に巻きつけて宙ぶらりんの状態になってしまいました。
リンダ「キャー誰か〜ッ、助けてはくださりませぬか〜?」
その叫び声を聞きつけたのだろう、対岸の迷宮から何者かが駆け寄ると、軽快なステップで吊り橋を渡って既に失神したリンダに駆け寄る。そしてひょいっと事もなげにあっという間にリンダを引き上げるや、肩へ担いでスタスタと迷宮へと戻ってゆくーーー
リンダは気がつくと恐らく迷宮の中であろうか、ベッドの上で横たわっている。節々が痛いのは多分吊り橋のロープに腕一本でぶら下がっていたからであろう。まさに助かったのは奇跡的にもこの迷宮から助けに来てくれた人のお陰なのだった。それにしてもだだっ広い寝室にリンダは一人ぽつんと寝かされていることに不安ではあったが、再び眠りにつくのでしたーーー
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迷宮の主「もうお目覚めですか?」
リンダ「貴方はこちらのお城のかたでいらっしゃいますの、バッタさん。」
迷宮の主「左様です。この城の者達は皆んなバッタの姿をしている宇宙人で御座います。貴方は何星人ですか?」
リンダ「取り敢えずこのアトラクションではリンダ星人と言うことにしておきましょうか。」
迷宮の主「アトラクション?どうやら貴方は酷くお疲れのように見えますので今から癒しのスパでリラクゼーションなどは如何でしょうか?」
リンダ「あら、この迷宮にはSPAが御座いますの?是非とも試してみたいわ!」
迷宮の主「良かった、少しでも元気を取り戻して下さいね!ではご案内致します。」
そのバッタの姿の主はリンダの手を取りベッドから引き起こすと、二人して寝室を後にするのでしたーーー
戸外の通路には全てレッドカーペットが敷かれており、やがて回廊が見えてきます。その回廊を下ったフロアーではやはりバッタの姿をした2人の受付嬢だろうか、丁寧に応対を始める。
受付嬢「お疲れ様でした、本日のプランはラベンダーバス、ハーブ岩盤浴、ワインロウリュウのサウナで御座います。ゆっくりとご堪能くださいませ。」
バッタの主「いいかね、こちらのお嬢様は酷くお疲れのようだから、是非とも例の特製アロマオイルマッサージでおもてなしをお願いしますよ。てはご案内して下さい。」
受付嬢は主に言われるがままにリンダを別室へと案内してゆくのでしたーーーー
バッタの受付嬢「こちらのお部屋へどうぞ。」
リンダ「なんなのこのお部屋何処もかしこも全てが真緑じゃないのよぅ〜ッ!そして窓辺からの景色も緑の絨毯を敷き詰めたような世界が地平線まで広がっているじゃないのぅ〜ぅ!」
バッタの受付嬢「どうですか、大変お気に入られたかと思いますが。さ、こちらのベッドにうつ伏せになって下さい。」
リンダ「それにしてもなんで緑なのよぅ〜ッ、やっぱり皆さんバッタさんだから合わせたのかしら?」
バッタの受付嬢「はい、こちらのマッサージオイルも抹茶配合で真緑で御座います。パックも真緑で、その後は緑のハーブバスに入って頂きますわ。」
リンダ「あらまぁバッタさんカラーに飲み込まれてしまいますのねぇ〜ッ!これは何かの罠かしら?もしかして私もバッタさんになっちゃったりして?」
バッタの受付嬢「まさかそんなぁ~、お客様御冗談がとってもお上手で参っちゃいますわ〜オホホホホ〜ッ、チェッ、バレたか…」
リンダ「へ?今何か仰って?最後の語尾の部分。」
バッタの受付嬢「あらまぁお客様さぞかしお疲れのようで、私何か申しましたっけ?空耳ですわぁ空耳ィ〜ッ!もうヤダぁ〜バレちゃいそ…yes!」
///to be continued!!!☆☆☆〜〜〜




