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今後はVRゲームの中世でのんびり暮らすので、私を探さないでくださいっ!  作者: アドリアーノ☆スパイラル


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109/116

第109章

ー☆〜〜


トゥールビヤンテ星にていよいよ次にリンダの描くアトラクションツアーが開始されようとしています。早速パイソン閣下と共に再び目をつむってリンダの想像力をフルに膨らませてゆきました。そして暫くリンダが考え込んでいるのでパイソン閣下は痺れを切らして話しかけますーーー



パイソン閣下「もういいだろ、そのくらいにして早いところ次のアトラクションに連れて行ってくれないか?」


リンダ「うんう、ダメよぅ〜ッ、今いいところなんだからッ!」


パイソン閣下「お前さんまさか自分だけ楽しんでるんじゃないだろうな?そんなんだったらワシはもう目を開いてしまうぞよぅ〜ッ!」


リンダ「ダメよぅ、そんな事したらリンダ困っちゃうだけじゃなくって、私と同時に目を空けないとパイソン閣下は時の迷い子になってしまいますわ。」


パイソン閣下「何じゃその、時の迷い子とは?」


リンダ「それはさぞかし恐ろし時の間で繰り広げられる地獄世界だと聞いております。何せそこには判事の選り好みやその人物の裁量次第で天国と地獄に振り分けられるそうでして……」


パイソン閣下「何じゃ、その程度の事か。面白そうじゃねぇか、じゃワシは此処でそっちのアトラクションにあそびに行くとしようかな。じゃあなリンダ、また後でね!」


リンダ「ちょっと待ってぇ〜ッ、そんな事したら寂しいじゃないのよぅ〜、私を一人にしないでぇ〜ッ……ん?」



するとパイソン閣下はリンダに別れを告げるや目を見開いてゆくのでした。リンダが想像のアトラクションを完成して目を見開いた頃にはパイソン閣下はもうそこにはいませんでしたーーー




ー☆ー☆〜〜〜



パイソン閣下「ん?此処が地獄というものか!なるほどこりゃまるで活火山の中のように煮えたぎった湖があつてその蒸気で蒸しかえっており、何やら上からロープが幾つも垂れ下がっておって、その上の天井には真っ青に晴れ渡った空が少し見えておる。ロープには幾多のはい上がる輩達がおって、天井に届く前に皆力尽きて堕ちてゆく。そんな思いをしてまであそこに行きたいのじゃろか?何とも残酷じゃのぅ……」



パイソン閣下はその理不尽な光景にしばし心を引き裂かれながらも先へと伸びる砂利道を歩いて行く。道脇には力尽きて寝転がる輩や物乞いをする者、言い争いを始める者など様々な地獄絵図が広がっている。彼らは何とかこの地獄で生きようと必死な様子である。一体何をしたらこんな場所に送られてしまうのじや……ワシのように時の迷い子になったとでも言うのじゃろうか。そして一人の杖をついた白髪の長髪と口髭を携えたボロを着た老人にすれ違いざまに尋ねてみると……



パイソン閣下「あのぅ失礼じゃが、この道のりの先には一体何があるのじゃ?」


口髭老人「お前さんここは初めてか?なら教えてやろう。この先何処まで行ってもあるのは地獄じゃ、お前さんのような人の悪そうな人相ならこの地獄でも昇進することが容易じゃろうが、ま、楽しみ給え、ハハッ!」



何やら訳のわからぬ返答しか得られなかったが、取り敢えず先へと進む。すると今度はおぶり紐に赤ん坊の人形を背負った老婆が、パイソンに向かって話しかけてくる〜〜〜



おぶり老婆「なぁアンタ、アタシの赤ちゃん、返しておくれよぅ〜なんでもするから返せよぅ〜」



流石に老婆の言動に生まれて初めて恐怖を覚えたパイソン閣下は、目をうるうるさせながらその場から駆け出してゆくのでしたーーー



パイソン閣下「頼むから助けてくれよぅ〜リンダちゃ〜ん……もうこんな勝手なことは一生しませんから許してぇ〜ッ……yeah!」







///to be continued!!☆☆☆〜〜〜





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