第106章
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家出したちっちゃなアジャランが一目散に走っているのを後から追いかけるシュハスコとピリーニャ兄弟。しかしあんなにちっちゃな子なのに意外にもすばしっこいのか、全然アジャランとの距離が縮まらないでいる。やがてへとへとの2人はその場に座り込んだ。
兄シュハスコ「何だよあんなちっちゃな頃からすばしっこいのか?将来スポーツ選手向きだな。」
弟ピリーニャ「というか、宇宙帝王向きですよね~。逃げ足が速いからこれまでの戦闘で負け知らずだったのかもね、キャハッ!」
シュハスコ「あれ?なんかこっちに戻って来たみたいだけど、忘れ物でもしたのかなぁ?」
するとちっちゃなアジャランがなんとこちらへ駆け寄ってくるではないかッ!まさかの行動に流石に兄弟も驚きを隠せずにいるーーーー
ちっちゃなアジャラン「君達はさっきマングローブの影でママと僕っ君の言い争いの一部始終を観ていたよね?」
シュハスコ「うん、観たよ。てか、大喧嘩だったね!それで家出したのにまた戻ってきたのかな?」
ちっちゃなアジャラン「違うんだなそれが。僕ちゃんはね、前々からあの女のことが大っ嫌いでね、いつかは家出しようと思っていたのさ。だから遂にその時が来たと実感したのさ。だけどね、走っててよく考えたらなんだかお腹かわ減っちゃって……そんで家出は延期にして不味いランチの残り物でも食べようかなとふと考えたらつい走って戻ってきちゃったのさ。でも食べ終わったら今度こそ僕ちゃんは家出するのだ!」
弟ピリーニャ「君も僕と一緒でまだちっちゃいんだから、もう少し大きくなるまでは家にいたほうが良いと思うよ。外の世界って言うのは食べていくだけでも大変なんだからね。」
ちっちゃなアジャラン「君ねぇ、そんな事言ってたらちっとも自立する事なんて出来なくなっちゃうんだよ!外の世界でもまれて早く世の中へ出たほうが出世も速いからね。先手必勝なのさ!」
兄シュハスコ「へぇ〜、君って中々世の中のことわかってるんだな。しっかりしてるなぁ。」
ちっちゃなアジャラン「そうでも無いですよ。ただ親が信頼性ゼロなのでね。」
シュハスコ「それで、この先行く当てはあるの?」
ちっちゃなアジャラン「別に、僕ちゃんは何も考えてはいないんだけど、取り敢えず美味しいものがいっぱい食べれるところを目指すのら!」
ピリーニャ「なるほどぅ~、それはよい考えかもね。お兄ちゃんあそこはどうかなぁ?ほら、パイソン閣下のリストランテとか。」
シュハスコ「弟よ、君は冴えてるな!そういう手があったか。多分パイソン閣下のチェーン展開は全宇宙レベルで広がってるからこの星にもきっとあるんだろうね!そこで住み込み修行すればいいんだもんねッ!」
ピリーニャの名案でちっちゃなアジャランの意見を聞くまでもなく勝手にパイソン閣下のリストランテチェーン店を目指すことになった三人。果たしてアジャランはちゃんと料理修行を完遂することが出来るのであろうかとしばし不安は残るのだが……yeah!
///to be continued!!!☆☆☆〜〜〜




