第105章
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シュハスコとピリーニャ兄弟はタイムリープマシーンでアジャラン政権が発足する前の時代に到着し、アジャラン星に突入するのでした。ようやく大気圏を抜けると緑の大地が何処までも果てしなく広がっている大陸の空港に着陸しますーーーー
兄シュハスコ「此処はどの辺りかな、アジャランの城まではどれくらい離れているのかな?」
弟ピリーニャ「今AIが生成したマップだとこの2km先に城のゲートかあるようだね。無事に入れると良いんだけど。」
兄弟はタイムリープマシーンを降りるとゲートまで続く道のりを歩いてゆく。その後巨大なゲートが見えてくるが、特別門番などいない様子で門は開放されっぱなしの状態だったーーーー
シュハスコ「それにしても物騒だな。もし敵に見つかったら入りたい放題じゃないか!」
開け放たれて居ることを良いことに巨大は城のある宮廷の庭を進んでゆく。木々の生い茂った林の中を抜けると目の前に質素な佇まいの宮殿が見えてくる。
ピリーニャ「本当にあそこなのかなぁ?とても宇宙帝王アジャランに相応しい感じは無いんだけど。」
シュハスコ「ほら、まだアジャランは子供だったんだからまだ宇宙帝王なんかになってないんだよ。あれ、誰かが出てくるぞ、隠れろッ!」
二人は直ぐ側のマングローブの木立の生い茂る場所へと姿を隠して観察することにする。木戸が開かれるとちっちゃくなった兄弟と同じ年ごろの男の子が駆け出してくる。その後を母親だろうか追いかけてくるのが見える。
母親「こら待ちなさい、ちゃんと食べずに何処へ行こうとしてるのですッ!」
男の子「だって今日のお昼ご飯いつもよりずっと不味いんだもん、もぅ我慢できないよぅ。」
母親「そんな事言わずに食べなきゃ大きくなれないじゃないのよ。もう昔みたいに豊かな生活はできないんだからしょうがないじゃないのよ。我慢してこの不味い飯をとっとと食べなさい。国民も飢餓で苦しんでいるこのご時世に贅沢言わないの。」
男の子「だ、だってさ、お父さんはいっつもどこぞの国王たちと美味しいものばっかり食べに行ってるのに、なんで僕らはこんな不味いもの食べなきゃなんないの?」
母親「それはね、ウチはお父さんが外面が良いせいで外食三昧で皆んなに奢るもんだからお金がないの。だからお母さんも一生懸命工夫して安い食材で作ってるんだもん仕方ないでしょ。だけどね、お母さんはもう大人だからアンタみたいなそんな不味いものを食べたら体調を崩すからちゃんとオーガニック食材で美味しいもの食べてるから心配しないでね。」
男の子「そうか、だからいつも自分は遠慮して食べないふりしてたんだね。僕だけに不味いもの食べさせるなんて酷い女だな!」
母親「なんですって、その言い方!お母さんをつかまえといて酷い女呼ばわりするなんて。せっかく不味いエサ一生懸命不味く作ってるっていうのにその態度、そんな子はもうウチの子ではありませんッ。」
男の子「今何と?エサを不味く作ってるの?アンタやっぱり酷い女なんだね、グスンッ……」
母親「いやそのぅ、つい口が滑ってしまっただけなのよ。ゴメンナサイね、今のは嘘よウソウソ……」
男の子「もう僕ちゃんはそんな上辺だけの言葉に騙されないんだからねぇ〜ッ。こんな家こっちからとっとと出ていってやるよ、じゃあなアバヨッ!」
母親「あらそう、自分から出ていくなんて追い出す手間が省けたわ。良かった良かったルンルン、その辺の草でも食って大きくなるまで帰ってくるんじゃないよ、わかったわねクソガキちゃん、フフッ!」
男の子「やっぱり……酷い女だと前々から思ってた通りだったな……ひどいよぅ〜グスングスンッ〜オウェンゥ〜ッ、ヒックヒックジュルジュル……」
母親「そんな泣いたふりしてみちゃっても知らないんだからねーだ。あ〜明日から不味いエサ作らなくてせいせいしちゃったわ〜ルンルンッ!」
男の子「アイツ……もぅ僕ちゃんは許さないんだからな〜ッ!覚えてろよッ二度と帰るか、アバヨッ!」
男の子はそう言い残すや一目散に城の門へと駆け出してゆくのだった。
弟ピリーニャ「お兄ちゃん、これはまるで絵に描いたような家庭崩壊ですよね。」
兄シュハスコ「そうだなぁ、僕たちはあんな家に生まれなくて良かったよな。あんな育ち方したら悪さばかりの宇宙帝王アジャランになっちまうよな。さぁそうなる前にあの子をつかまえて事情を聞き出そう。行くぞッ!」
こうして兄弟は家出したちっちゃなアジャランの後を追うのでした〜〜〜yeah!
///to be continued!!!☆☆☆〜〜〜




