第104章
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決心の末、旅立つゾンビキング達の艦隊から一人タイムリープマシーンに颯爽と飛び乗ったパイソン閣下は宇宙帝王アジャランの星へと進路を向けるのだった。そう、アジャランが隕石群を彼の星へ放出した真の目的を確かめるために。するとマシーンのモニターから受信が入る。妻ジョセミテからのものだった……
ジョセミテ「貴方、今何処にいらっしゃいますか?いつお帰りになるの?」
パイソン閣下「おお、ジョセミテ!君を置き去りにしてすまんな。しかしアジャランと交渉する必然性があるんじゃ。ちょっとアジャラン星に行ってくるよ。」
ジョセミテ「あら、あんなに遠くに……それでね、実はリンダがこの星からお出かけに行ったんだけど、先ほどから交信が途絶えてしまって。モモ王女も何度も交信を試みているけど位置情報しか把握できなくて。」
パイソン閣下「そうか。で、その場所はどのあたりじゃ?」
ジョセミテ「セバス銀河のトゥールビヤンテ星の辺りらしいわ。だけど電磁波が強い領域みたいだからそのせいでリンダの機体の無線に不具合が生じている可能性があるみたい。」
パイソン閣下「うむ、今ちょうどセバス銀河の近くをかすめているところじゃから、ではちょっと寄り道してみるよ。」
ジョセミテ「貴方大丈夫?お体の具合いは。」
パイソン閣下「それがじゃな、先日のゾンビキングとの旅ですっかり元気になったのじゃよ!何だか若返ったようじゃ。恐らくあの隕石群に向けてゾンビマスター合唱団が歌った際に生じた衝撃波のお陰かもしれん。何たってそれはそれは物凄いビブラートなもんで、こっちの体まで揺さぶられてマッサージ効果が得られたと推測できるのじゃから。」
ジョセミテ「あらまぁフフッ!それはそれは良かったじゃないの。では安心ね。じゃリンダの事宜しくお願いします。」
ジョセミテとの交信が切れると早速パイソン閣下はセバス銀河の方向へと機体を向けてゆく。それからしばらくして銀河の中へと突入してゆくのでしたーーーー
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シュハスコ「それじゃあ行ってきます!さぁピリーニャ行くぞ!」
アジャラン星への突入の為に任務を託された兄弟はタイムリープマシーンの機体に乗り込むと進路をアジャラン政権が発足する前の時代へと設定する。
ピリーニャ「ねぇお兄ちゃん、そんなに昔に設定したら、まだアジャランは子供何じゃないかな?」
シュハスコ「そうさ、それでいいんだ。何故なら彼が物心ついて宇宙帝王になる前のその時、きっと彼の人生を変えるだけの出来事があったに違いないのだからね!ではいざ出発ッ!」
シュハスコがタイムリープを機動するや、タイムリープマシーンは次元の歪みを受けながら猛烈な振動と共に光に包まれてゆく。やがて全て振動が止まると、闇の中からかつてのアジャラン星が遠くに浮かんでいるのが見えるーーーー
ピリーニャ「今回はやけに振動がきつかったね!あれ、お兄ちゃん何だかちっちゃくなっちゃってない?」
シュハスコ「あれ?なんだこりゃシートベルトがぶかぶかで椅子から足がブラブラじゃん!ていうかピリーニャも幼稚園児の頃に戻っちゃったんじゃないか!これはきっとタイムリープのせいだろう。ま、それよりも早いところミッションを達成しなければ。まごまごしていると戻れなくなる可能性だってあるんだからな。行くぞッ!」
二人の乗るタイムリープマシーンはぐんぐん速度を上げながら宇宙帝王アジャランの星へと猛進するのでしたーーーー
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パイソン閣下「はて、あれがトゥールビヤンテ星じゃろか?うん間違い無さそうじゃな。そろそろリンダが見えてきても宜しいのではないかな……ん?やはり磁気嵐のせいじゃろか画像が乱れまくっておる。機体の推進力も落ちているし……あぁ、何だか星の引力に逆らえなくなってしまいそうな……あぁダメだ……」
パイソン閣下の乗るタイムリープマシーンはまるで奈落の底へと堕ちてゆくようにトゥールビヤンテ星へ真っしぐらに突き進むのであった〜~〜~
パイソン閣下「あれは、リンダの機体か?」
パイソン閣下の眼前に迫る一機のタイムリープマシーンがコントロールを失って渦に巻かれるように星の大気圏へと落下してゆくのが見える。この進入角度では炎上しかねないとパイソン閣下は心配になる。とっさにリンダ機への通信を試みる。
パイソン閣下「アーアー、こちらパイソン閣下応答せよ。リンダ、大丈夫か?」
するとどうやら応答出来るようになったのか、いきなり繋がった。
リンダ「もしもし、パイソン閣下一体こんなところで何をやって居るの?」
パイソン閣下「君が行方不明だと言うもんで探しに来たのじゃが、無事か?」
リンダ「無事も何も私のほうから通信を遮断してたのに、早速見つかっちゃったのね……残念だわ。」
パイソン閣下「な、なんですとぅ〜ッ!君は何故にそのような事をするのですか〜ッ?」
リンダ「これってモモ王女の指図なんでしょ?私ね、人生に疲れちゃったの。だから私を探さないで、一人にしてほしかったのよ。そしてこのトゥールビヤンテ星のアトラクションでドップリと癒されたかったのにぃ、全くおせっかいなおばさまがたよね!」
パイソン閣下「そうなんですね、てっきりまた遭難でもしたのではないかと心配したんじゃが、そんならワシは君のことを放っておいたほうが良かろうか?」
リンダ「でもね、やっぱり一人は寂しいから、パイソン閣下もこの星のアトラクションで一緒に遊びましょうよ。」
パイソン閣下「そうですか、それならちょっとだけ道草食ってみましょうかね。では進入角度だけ気をつけて、空港でお会いしましょうyeah!」
///to be continued!!!☆☆☆〜~〜




