表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
万能使いの巻き込まれ異世界冒険記  作者: シャミュナ
第2章 ラタル入国・冒険者活動編
49/91

迷宮封印

スマホの受け取りやリアルの事情でゴタゴタし更新がかなり遅れてしまいました

申し訳ございませんm(_ _)m

お待たせいたしました









「それでケータはなんでこんな所に来たの?」


「依頼で来ただけだ」


 ふーん、と関心無さそうな反応をしながらトーコはラミアの方を見る


「あなた封巫女よね、となるとこの迷宮を封印しに来たのかしら?」


 ラミアはそれに答えず沈黙を貫いている。俺は皆に目線でまだ動くなと静止する

 奇襲が効かないなら正面から堂々と戦うしかない。しかし迷宮攻略で多少なりともこちらも消耗しているのもあって下手に動けば全滅、正面から戦っても勝てないというかなり悪い状況である

 ここは戦わずにこの場を去りたい所である


「だんまりか。ま、迷宮封印なら好きにやっていいよ。私も一仕事して疲れたし、あなた達も私とやり合いたくないでしょう?」


「それは願ったり叶ったりだ、けどこれは報告されるぞ?」


「構わないよ、私の目的は既に達成したしこの迷宮を封印されようがラタルのお偉いさんに報告されようが何も問題ないしね」


 魔族から、いや魔王からしたら迷宮を封印されるのは不都合ではないのだろうか。これほどレベルの高い迷宮なら封印されるのも困るものだと予想していたので肩透かしを食らった気分だ。しかし魔族と迷宮に関係があるという確証もない

 では、何故魔王の親衛隊が、しかもその隊長がこんな所へ来たのかと疑問が浮かばずにはいられない

 ここで問い詰めても喋ることはないだろうし何より今は封印するほうが先決……か


「それじゃあ私はお先に失礼するよ、また出会えるといいね」


「出会わないことを切に願うよ」


 そう言い残しトーコは俺達が降りてきた階段を上りこの場から消え去った

 魔王の親衛隊隊長と言うだけあって終始気を抜けない相手だった。今でも空気がピリピリしている感覚がする

 トーコの殺気にあてられ呆然としているラミアを軽く小突いて目覚めさせる


「とりあえず目的を先に達成しよう。あいつのことは後から考えればいいからな。ラミア頼んだ」


「あ、はい。それじゃあ皆さんついてきてください、おそらくこの先に迷宮のコアがあるはずです」


 ラミアの先導のもとこの階層の奥に続く一本道を進んでいく。やがて黒塗りの両開きの扉が見えたので全員がその前で立ち止まる


「この扉の先にコアがあります。扉を開けると中に篭った魔素が一気に噴出するので魔力酔いに気をつけてくださいね」


「魔力酔い?」


「膨大な魔素を一気に浴びるとそれにあてられて体調不良を起こすことがあるのです。ですので皆さんは少し扉から距離を空けといてください」


 ラミアの注意に従い俺、リア、ファニは扉から距離を取った

 全員が距離を取ったのを確認したラミアは扉をゆっくりと開ける。少しずつ開いていく扉の隙間から魔素が噴出する


「むっ、この濃度の魔素量は確かにキツイのう」


「大丈夫か?」


 充分な距離を取っているにも関わらずファニは魔素にあてられたようだ。俺とリアは平気なのに何故ファニだけがなったのだろうかと疑問に思うが今考えることでもない。ファニの身を案じるのが先決だ


「問題ないのじゃ、心配かけて悪いの」


「気にすんな。リアは大丈夫なのか?」


「私は平気ですよ」


 ファニは大丈夫なようなのでラミアの様子を伺う。どうやら扉は開け終えたようで扉の奥にひし形のクリスタルのような物が浮かんでいるのが見える


「あれがコアなのか?」


「はい、あれが迷宮を機能させている中枢部です。今から封印をしようと思いますので皆さんお互い触れ合った状態で固まって貰っていいですか」


 その行為の意図を聞くと迷宮封印をするとその迷宮にいる人物は皆自動的に迷宮の外に転送されるらしい。しかし転送場所はランダムなのでお互い離れてしまう危険がある。しかし触れ合っていれば一緒の場所に転送されるので、俺達が別れないための処置だそうだ

 ではラミアはどうなのか、と聞いてみるとラミアは一番近くにいる人と同じ場所に転送されるので問題無いとのことだ。ラミアだけが違う所に飛ばされる危険がないことに安心する


「それでは始めますね。魔素を纏めよコレクト、コアを縛れチェーン、我が封巫女ラミアの名の下に消滅せよ。エクシーリテンション!」


 ラミアの詠唱により周囲に漂っていた全ての魔素が凝縮されコアと共に虚空から現れた鎖に絡み取られ固定される。そしてそれに向け封印魔法を発動するとコアと魔素は一瞬で消え去りその姿を消す

 コアという維持装置を無くした迷宮は大きな振動音を鳴らし形を崩していく。俺達のいるこの階層の壁や天井も徐々に崩れ落ちていっている


「なんか怖いな、頭上から岩石とか落ちてきそうで」


「私は床が抜けないかが心配ですね」


 俺とリアでくだらないことを言ってると突如俺達の体に青い光が纏った。ラミアは転送準備に入っていると言っているのでこのまま待機していればいいそうだ


「転送されますよ。3……2……1……行きますよ!」


 ラミアのカウントダウンと共に俺達は後に『蒼の迷宮』と呼ばれる場所から姿を消したのであった



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ