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01、女神と勇者と料理人

異世界に行く前の女神と主人公のやり取りの話です。

「うーん…暇ね?」


 私はこの世界を天界から人々を見守る女神ミーティア。

 今日も一日平和と暇で、何もする事が無いのよ。

 まあ、たまに地上で死んだ人の魂を、天界こと天国や黄泉の国こと地獄とかに導くのも仕事何だけどね。

 基本的に、そういう死んだ人の魂を天国や地獄に連れて行ったり、転生させてあげるのはいつもの事。


 転生は、異世界こと他の世界にそのままの魂で転生させてあげるの、元の世界には魂を一度拡散させる必要があるから、天国で昇天したり、地獄で現世の罪を消化して貰うわね。これが死者のその後の基本ね。

 そんな迷える魂を導くのを数万年も続けて来たらさすがに飽きるわよ。

 女神や神様だからって万能じゃないし、疲労や飽きだって来るわ。


「はあ、何か面白い事無いかしらね?」


 すると、異世界こと別の世界からの緊急の知らせが女神の下に届く。

 内容は「異なる世界から勇者を召喚して下さい」という事だった。


「また?――100年前に勇者を送ったばかり何だけど?」


 この異世界こと別の世界への勇者召喚は、決して珍しい事ではない。

 その世界に限らず、その他の別の世界でも同様に勇者召喚を行っている。

 目的は様々、勇者を召喚して世界を盛り上げる、勇者を王する、勇者を世界の救世主にする、魔王や魔族を倒すとか戦争終結とか、勇者と腕比べや力比べをする世界もあったわね。


「で、今回の勇者召喚は――」


 『魔法と剣の異世界での魔王討伐』

 この異世界では、毎度魔王や魔族の強力な個体が100年の周期に必ず現れるから、別の世界からの勇者召喚をしないと、この異世界の人達だけじゃ倒せないのよね。

 魔王や魔族の強力な個体が毎回強過ぎて、やられるんだけどね。


「だから今回も適当に…」


◇◇◇


「ってしようとしたら…」

「俺を召喚したっていう訳ですか?」


 俺の名前は中山太郎(なかやまたろう)

 女神によって勇者として、異世界に飛ばされ様としています。

 異世界にそのまま連れて行く前に、一旦女神の居る天界に連れて来られています。


「という訳なのよ?――異世界に行って魔王を倒したら帰らせてあげるから、ね?」

「いやですよ、俺、普通の料理人ですよ?魔王以前に戦えません」


 ゲームやラノベやアニメとかによくある、異世界への勇者召喚か。

 まさか自分が体験する事になるとは、でも、今回の勇者召喚は女神のミスなんだよな。

 しかも、俺は戦うスキルとか技術とか無いしな。

 元の世界でも、料理開発や料理くらいしかやって来なかったし、畑仕事や接客業くらいならだけど。


「それなら大丈夫よ?――あなたに向こうの世界の魔法とスキルを全部あげるわ」

「でも俺、戦うスキルとか技術とか無いですよ?――すぐにやられると思います」

「ええーい、だったら不老不死にアイテムボックスにお金も沢山あげるわ」


 ~女神視点~

 この男、面倒くさ――こんだけあげたんだから納得しなさいよ?――このままだと、創造神様から怒られるじゃない!――怖いのよあの神様。

 いろんな理由を付けて、無理やりにでも異世界に行って貰わなきゃ。


「うーん…まあ、それなら」

「はい、言質取りました!」

「え?」

「さあ、勇者よ!見事魔王や魔族を倒す事が出来たら元の世界に帰して差し上げましょう」


 こうして、女神によって異世界に(ほぼ強制的に)飛ばされた俺は、どんな出会いが待っているのだろうか?

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