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■2026年5月5日

私の魅力値は人類最高を記録する。誰もが皆、俺様の顔を見ただけでメロメロ。声を発せば平伏す。まさにカリスマの権化。生まれつきこれだから、本当にちょろい人生だわー。


「と言う他人を見下した態度がアイツは丸見えだよな」

「初対面では好かれても、だから結局は皆から嫌われる」


お題・高い魅力値



■2026年5月5日

お父さんは門限に厳しい。一分の遅れも許さない。娘の私から門限を緩めるよう何度言っても、家族で夕飯を食べる物だと妥協することはない。


「母さん、すまん。会社から帰るのが遅れた!」

「たまには会社の人と飲んで帰ればいいのに」

「社会人がなんで自分の門限に厳しいかなあ」


お題・門限に厳しい



■2026年5月6日

法と厳格を司る神は、罪や悪を許さない。だがここ落ち度神殿では別。法の神もあらゆる罪や悪を許してくれるという。今日もまた懺悔するために民草が列を成す。


その様子を法の神は、天より見ていた。

「まさか自分が地母神の神殿に間違って降りちゃうとはな。人の失敗も多少は許してやらないと」


お題・落ち度神殿



■2026年5月6日

ダンジョンか新しく見つかった。深さも難易度他と比べて大差ない。だが出口があちこちにある。こいつは安心して挑戦できると、多くの冒険者が入った。


だが、しばらくして異変が起こる。妙に帰還率が低いのだ。そこで調査して分かった。

「出口があると思ったら、つい無茶して」

これが罠か。


お題・安心ダンジョン



■2026年5月6日

近頃はどうも花見客のマナーが悪い。桜の枝を勝手に切っているらしいのだ。そこで注意喚起の看板を立てる。

「桜の枝を切らないでください」


するとクレームをつけられた。

「ならば折ればいいのか」「他の木なら構わないのか」


「いいわけねえだろ!」

「うわあ、こいつキレやがった!?」


お題・木を切るな



■2026年5月6日

武を極めるのに、他人の世話をしている暇などない。と彼は弟子など取らなかった。全ては天下一となるため。結果、彼は確かに最強となった。


だが百年も後の世で、彼の武勲を語り継ぐ者はいない。なぜなら弟子がいなかったので、誰も彼の名を憶えてないから。今では他の者が最強と呼ばれている。


お題・最強伝説



■2026年5月7日

妖怪手長足長から、細長い服の大量発注が来た。これも商売、構わないのだけど管理が難しい。

「今度は普通のと細長いの、どっちだ?」

「細長い方です」

いちいち確認するのが面倒くさい。


「細長い服」はやがて呼称が省略された。「長い服」なので、すなわち


「どっち?」

「ふーーーく」


お題・細長い衣服



■2026年5月7日

公園で子供たちが一人を囲んでいじめている。やめるよう注意したら「いじめじゃない。これはイケニエごっこ」だという。


それでも気持ち悪いから、やめるよう言いつけた。以来、いじめを見ることはなくなったが、陰でやっているのだろう。この町では十数人の子供が行方不明になっている。


お題・いけにえごっこ



■2026年5月7日

ようやく怪獣を倒せた。だが

「あれが最後の一匹とは思えない」

ということで生態調査が始まった。どうやら海底深くであの怪獣は産まれたらしい。


だが調査は難航。なのに何の発見もない。ある官僚は思わずボヤいた。

「予算がこんなデカくなるなんて。怪獣の到来よりヤバいぞ」


お題・最後ではない怪獣



■2026年5月7日

腕が痺れて動かないと思ったら、魂が剥がれかけていた。慌てて押し付けるも、どうやら私も年だからか、粘着力が衰えたらしい。朽ちたセロテープのように、ぺりぺりと乾いてくっつきにくい。そういえば足腰も魂が剥がれかけている。こうして、じき私の魂は全て、肉体から剥がれ落ちてしまうのだろう。


お題・剥がれ落ちる

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