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■2026年4月24日
親父の残した遺書はとんでもない内容だった。関係ない人に全て譲るとか書いている。どうやら騙されて書いたらしい。困っていると友人が教えてくれた。
「闇遺書はどうだ」
「闇医者じゃなくて?」
こっそり遺書を書き直してくれる仕事だそうだ。なんでそんなの知ってるのか。
友人の闇も深そうだ。
お題・闇遺書
■2026年4月24日
創作でやってはいけないことは無数にある。群像劇、視点変更、一人称、テンプレート、ロボット、徹夜、執筆時のオーバードーズ、他作家への嫌がらせ、人気の自作自演、リアルひえもんとり、読者をストーキング、公道を全裸疾走、セクハラ。
「途中からやってはいけないことを作ってるな?」
お題・やってはいけない創作論
■2026年4月24日
「お前、あの祠を壊したのか!?」
最近うちの村に病気で苦しむ人が大勢出た。そして気づくと村外れにできた祠。どうやら悪霊が勝手にここへ移り住んだらしい。俺たち若衆で祠を壊そうとしたが、どうやってもびくともしない。このままだと村は悪霊に滅ぼされる。
「どうやったらあの祠を壊せるんだ?」
お題・あの祠を壊したのか?
■2026年4月24日
この時期、いつ雨が降るか分からない。ただ週末になると決まって天気が崩れている気がする。おかげで、いつも予定が合わない。だけど、じきゴールデンウィーク。連休中に用事を済ませるのだ。
「けど五月の週初めは雨みたいだね」
ちょっと待って。こういう時こそ、週末の雨になってくれないかな。
お題・週末の雨に
■2026年4月24日
「せんべい布団ですな。長年敷きっぱなしの使い過ぎ。綿がぺっしゃんこ。特に旦那は寝太郎ですからね。たまに干せばいいんですが」
「仕方なかろう」
「じゃあ、このせんべい布団、綿は打ち直しときますんで」
「だから、せんべいはやめろ。品がない」
と十数年ぶりに目覚めた吸血鬼は不満げに言った。
お題・せんべい
■2026年4月24日
私は日系だがイギリス育ち。祖父には厳しく育てられ、今も紳士としての振る舞いは忘れない。トーストは片面だけ焼く、コーヒーは飲まない。
そんな私に日本でもティータイムを楽しめる場所が増えたのは嬉しい。女性が多めだけど。すると
「nさんもヌン活ですか?」
その言葉は紳士ぽくないなあ。
お題・ヌン活
■2026年4月25日
あいつは怪人・正当化男。
「俺は痴漢をしたけど、あんな服を着ている女が悪い」
「道端に置いてたら盗まれて当然」
何でもかんでも自分に都合の良いよう、相手を言いくるめる。
それも限界。ついに皆の怒りが爆発した。流石に平謝りする正当化男。だが
「けどこんな奴が一人はいても良いだろ?」
お題・正当化男
■2026年4月25日
博士が言うには、今の人類に超能力を持つ者は一人もいない。だが実は凄まじい潜在力を秘めている。
特に僕の超能力はトップクラス。一度能力を発動すれば、星をも動かすだろう。もう英雄間違いなし。
「どうやったら、その超能力が使えるんですか?」
「超能力を覚醒させる超能力者さえいれば」
お題・超能力覚醒
■2026年4月25日
私はアンチエイジングに忙しい。あちらのエステ、こちらのジムと、毎日四六時中通い詰めている。でないと私の美容が失われるじゃない。人から心配される。
「忙しいみたいね」
「予約を入れ過ぎちゃって」
「バタバタしてるせいかな、最近老けたわよ」
お題・アンチエイジング
■2026年4月25日
僕はサスペンスものドラマにハマって、刑事になった。だから、この海に面した崖には定期的にやって来る。
復讐なんて空しい。ましてや自供するだけして、身投げするなんて間違っている。私が阻止しないと。
ということで練習を重ねているのだ。
「そんなことより捜査して犯人を捕まえましょうよ」
お題・火サスデカ




