表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
305/312

3041~3050

■2026年4月21日

殺し屋のせいで家族を失った。まだ子供だった僕はその殺し屋に無理矢理、後継者として育てられることになる。憎き親の仇から、地獄のような訓練を受ける毎日。


だが復讐の時が来た。最終試験で僕は師匠の喉を掻っ切る。そして号泣した。また僕は家族を失ってしまったから。


お題・殺し屋の家族



■2026年4月21日

果てしない可能性の末、ランダムな言葉から文学の名作が生まれることもある。今まさに猿の悪戯で傑作が書かれた。愛と幻想を描いた小説だ。


だが、悪戯に気づいた人間は読まないでパソコンのデータを消してしまった。誰も猿の悪戯など読まない。傑作を書くより、読者に届く可能性はさらに低い。


お題・猿のタイプライター



■2026年4月22日

「ライオンの雄とはそういうものだろう」

などと偉そうに言って、夫は家事を手伝ってくれない。


しかし彼の職場での姿を見て驚いた。ライオンを自認していた男がへこへこ頭を下げている。まるで二重人格。


そこで私は言ってあげた。

「あなたはライオンより虎ね」

その威を借りる狐だけど。


お題・二重人格ライオン



■2026年4月22日

不倫相手が入院した。私はマグカップからパジャマやパンツの替えを見舞いに渡す。

「気が効くね。妻とは大違いだ」

と笑うあいつ。馬鹿ね。


退院してからのことを考えてない。家族の誰も知らない。けどサイズぴったりの服をどう言い訳するのやら。


これが私からの三下り半。誰からも見放されちまえ。


お題・お見舞いしてやる



■2026年4月22日

僕は父の後を継いで政治家になった。もちろん地盤、看板、カバンの「三バン」も完璧に世襲した。なのに落選する。なぜだ。


講演会の人が苦しげに教えてくれた。

「お父さんは普段から偉そうにして、評判が悪かったから」

要らぬ四つ目のバンまで完璧に受け継いでしまっていたらしい。


お題・世襲議員



■2026年4月22日

空気を読み、風を操る一族がいた。彼らはその能力で戦国の世に覇を唱えたが、代を重ねるたびに能力は弱くなって行く。すると横暴だった過去から流浪の民となった。困るのが婚姻相手。確執ゆえ嫁の来手がない。


「だから人の気持ちを考えない、空気の一族に嫁ないと言ってな」

「これが空気嫁の由来」


お題・空気を読めない



■2026年4月23日

アイツが憎い。そこへ

「復讐する力が欲しいか……」

悪魔の声が聞こえる。俺は即座に了承、超能力を得た。


だがこの超能力。憎しみの感情に応じて、頭頂から花束が出るだけ。むしろ邪魔で、人から笑われてしまった。


こんな超能力を与えやがって。あの悪魔が憎い(山ほど出てくる花束)


お題・恨み超能力



■2026年4月23日

「異世界転生なんてできるわけないだろう。夢みたいなことばかり。僕が邪神を倒して、ゲートを閉じてしまったからね。現実にもう二度と異世界間の行き来なんてできるわけないよ。そんなことより草刈りだ」


ちょっとした冗談のつもりが、返答の内容に驚く。ちょっと待って、その剣はどこから出した?


お題・もしも異世界転生したら



■2026年4月23日

私は名店の後継者として、店の味を守らなければならない。


そこで積んだ努力。飾り切りに盛り付け、皿も一流。SNS対策もバッチリだ。なのに客は来ない。


「だから今の時代だと、もう味が薄すぎるんですって」

「けど店の味だから」

「じゃあ御自分でも食べてみてくださいよ」

「魚嫌いだし」


お題・皿の中身は



■2026年4月23日

こんな辺境の村で一生を終えるなんて真っ平御免。僕は大人になったら村を出て行くんだ。すると父が教えてくれた。

「お前の決意は分かった。いいか、最寄りの町は険しい山と谷を十も越えた先にある。途中、肉食の猛獣がウヨウヨいるから注意しろよ」

御先祖はここまでどうやって来たの?


お題・閉鎖的な村

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ