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■2026年4月19日

大発見だ。地球には記憶を溜め込む機能があった。まさしくガイア。ならば、これを利用して膨大な外部メモリにならないか。

「実験の結果はどうだった?」

「失敗だったよ。メモリとして機能するはずの土に岩盤が、すぐ天候に左右される。完璧な理論だったのに」

「砂上の楼閣だったか」


お題・土メモリ



■2026年4月19日

パパラッチは有名アイドルの熱愛を知ってしまった。


アイドルから告白。相手の家に押しかけて同棲。今では肉体関係もある。アイドルの方は引退して結婚したいらしい。明るみになれば大ニュースだ。


「さてどうするかな」

パパラッチは傍らで寝る女の髪を撫でた。全くアイドルが気楽なことだ。


お題・アイドルの熱愛



■2026年4月19日

いつものようにトーストを焼き、コーヒーを煎れる。夫婦喧嘩をした翌朝の光景。喧嘩を長引かせるのも面倒だから、いつも互いに黙っている。だけど今回だけは腹に据えかねた。


だから、コーヒーに砂糖を一杯多く入れてやる。顔をしかめるけど、何も問わない夫。せいぜい思い知るが良い。


お題・甘めの復讐



■2026年4月19日

野心を持って都会に出たつもりだったが。やはり恐い町だ。毎日毎日、ヒーローと怪人が激戦を繰り広げている。その戦いが凄いこと。よく皆、呑気に観戦できるもんだ。

「応援ありがとう!」

ヒーローに手を振られたけど、あまり喜べない。俺も地元じゃ負けなしの怪人なんだけどな。敵う気がしない。


お題・ヒーローのいる都会



■2026年4月20日

失敗を咎められ、わざわざ会議が開かれることになった。


「どれだけの損害をだと思ってる!」

と言う課長は酒で取引を打ち切られたばかり。皆、心の中で「お前が言うな」と呟く。その後の指摘も、自分を棚上げしたものばかり。


僕は思わず言ってしまう。

「だから我が社は」

「お前が言うな」


お題・お前が言うな会議



■2026年4月20日

地元の夕日が見える公園。フェンスに南京錠をかけると、恋人たちは幸せになるという伝説がいつの間にかできていた。害もないだろうと放置していたら、あっという間にフェンスは南京錠でいっぱいに。新しく作るにも予算がない。そこで貼り紙をした。

「ここにフェンスを建てた恋人も幸せになります」


お題・恋人たちの伝説



■2026年4月20日

「栄転だよ、おめでとう」

と単身赴任を告げる課長。家を建てたのだしと、妻子はついてきてくれない。頑張ってねと皆に送られた。


数年後、帰ると誰も僕の顔を覚えてない。けど家族なら、と自宅にはなぜか課長の姿が。

「実はお腹に赤ちゃんが」

気まずそうな妻に、おめでとうと言っておいた。


お題・栄転



■2026年4月20日

遂に人類の意識は進化した。新人類は互いに深い思いやりを持ち、むやみに他人を傷つけることはない。これで戦争もなくなり、人類の未来は明るいと思われた。


こいつら騙しやすいぞと、利己的な旧人類が奴隷として狩ったため、すぐ絶滅してしまったとさ。


お題・新しいタイプ



■2026年4月21日

細かな雨が降り出した。冬の冷たさがなくなり、ぬるさすらある。地面を潤す穀雨。まるで時間の進みまで遅くなったよう。今年の梅雨は夏はどうなるのだろうか、と思いを馳せた。


とでも現実逃避しないと後ろ、道路が大渋滞でさあ。早く田んぼに着いてくれ。私はトラクターのハンドルを握りしめる。


お題・田舎の穀雨



■2026年4月21日

ひょんなことから魔法をかけられ、私だけ若返ってしまった。そのことをオバサン連中から咎められる。

「これはもう若返りに罰を与えないと」

「罰ってやっぱり、ひょうきん族の懺悔みたいに水をかけられるのかしら?」

と反応した途端、

「アンタは中身まで若くなってない」

と無罪釈放になった。


お題・若返り罰

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