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突然ですが、娘ができました。2  作者: ほととぎす
第1章の5 中学3年生編 (日常2)
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ブックマーケット

期末試験も終わり、ほっと一息つく彼女たち。

年末にはどこかへ出かけたいような・・・


  【梨桜と縁】


 その頭脳に、運動神経に、他者への毅然とした態度に、そして何よりも笑顔すらほとんど見せないクールな姿勢に、一時は色めき立っていた女生徒達だったが・・・。


「なんか最近、感じ悪くなった気がするー。」

その男子生徒を小さく指さしてある女生徒がそう言う。


「分っかる!

 先月位までクールでカッコよかったのに、最近、普通に冷たいだけになった感じ。」


 期末試験を終えた頃には、すっかり転校直後の・・・いや、一度上向いた分だけ転校時よりかなり低いところまで彼の好感度は下がっていた。


土井縁である。


しかし、それとは反対に男子生徒からの好感度は日を追うごとに上昇を続けている。


この年頃の男子生徒にとって、彼の持ついくつかの特徴はそれ一つでも好意の対象となり得るのだが、それが同時に複数存在していること、また他者からの依存に対して(主に勉強に関してだが)全く気にしない彼の人となりに由来するところが大きかった。さらには、先月末のある時期から急速に失われていった彼の他者に対する壁が、その好意をより大きく加速させていた。


「縁、帰りゲーセン寄ってかね?」

「悪い、今日は先約があるんだ。」

 声を掛けた男子は、一人の女生徒にちらりと目をやり、

「ま、嫁は大事にせんとな!」

そう言うと、縁の背中をポンと叩いて離れて行った。



  ◇ ◇ ◇ ◇


「私の事は気にしないで、男子と遊びに行ったらよかったのに。」

隣を歩く彼に話しかける。


「いや。」


 あれから結構表情豊かになった彼だけど、それでもまだまだ言葉少なだ。そんな彼を見ていると、ちょっとだけ可笑しくなるのと同時に、なんだか絡んでみたくなる衝動に駆られてしまう。


「梨桜は許しても、あたしは許さないけどねー。約束は早い者勝ち。」

「ぷぷっ。じゃぁ、期末も終わったことだし、ぱ~っといきますか~。」

「どこかのオヤジみたいだよ、梨桜。」


 ( ( 笑 ) )


私達は、ほぼいつも通りの3人で駅前の道を歩いている。

今まで以上に美沙は道兼君と行動することが多くなり、登下校も大抵二人一緒だ。

横を歩く縁は、実は結構気をもんでいたりする。

私はそんな心配はちっともしていないのだけど。


彼によれば、家庭内のほんの些細な失態でもそれがお父さんの仕事に響くのだそうで、不純なんちゃらなんてやらかしてしまった日には、ほぼ間違いなく遠く遠くの警察署へ異動させられるのだとか。

家庭内さえコントロールできないようでは、大きな省庁のトップには立てない、そう言う事なんだろう。

もっとも、その辺は道兼君も十分分かっているはずだ・・・とは言いつつも、ああもべったりだと気が気ではないらしい。


 心配するアナタはどうなのかしら?

と、思わなくもない。


・・・そんなに大事そうに・・・毎日その手袋をはめて。

今日は結構暖か日和なんだけどな。


 正直ちょっと嬉しいけど、かなり恥ずかしい。



「しかし、今回も本当にいい問題だったな。中間で満点なんて取ったから、本気出してきたなって思った。」

歩きながらそう言って期末試験を振り返った彼は、今回取りこぼしがあった。


「残念だったね~、満点男の縁~。」

そう言って彼をツンツンつつく。


「英語はともかく、国語の漢字間違いは悔しかったんじゃない?」


そう。英語の方はともかく、国語の方は単純な『漢字間違い』だったらしい。


「いや。あれはうっかりとかじゃないよ。意味合い的には合ってると思って書いたし、そう記憶していたんだ。」


 少し虐めるような紗奏の言葉に、彼は真摯にそう言った。

こういう悔しがらない態度、自分を信じ切っている態度も、何とも彼らしくてちょっと誇らしい。


何千、何万とある漢字の、何千、何万あるか分からない使い方なんて全部覚えている訳もないし、中学校教育課程の漢字でもその全部を正しく書ける人もそうそういないのだろうとは思う。それでも私は、横を歩く彼がそんな間違いをしたと言う事に結構驚いていた。


 国語の授業でも、決して彼は先生に食ってかかったりしない。ただ、気になる所は静かに質問するだけだ。そしてそれは私の知る限り常に的を得ているように感じるし、先生もその度に立ち止まって熟考する。


 『そう言う取り方もできるな。』


 先生にしてそう言わしめることも、度々ある。

そう言う時、男子はそろって彼を称え、誉める。

もう、対先生決戦兵器のような扱いだ。


反対に、女子の多くはちょっと冷めた目で彼を見るようになってきた。

一時期あった、『恋心にも似た熱い視線』もいつしか失われ、最近では『嫌味な奴』とでも言いたいかのような『負』の視線が多い。


『あんなのやめたほうが良いよ』


とは、ここ最近よく言われるアドバイスだ。

もちろん私は、『そういうんじゃないよ』とちゃんと否定している。

でも、どうやら『そう言う仲』ですっかり落ち着いてしまっていて、もうどうにも動かしがたい。


『嫁』


一部の男子がたまに言うこれは、さすがに何かのハラスメントじゃなかろうか、と思わなくもないのだけど、いちいち反応するのも大人げないので、(オトナな私としては)にっこり微笑んで流すことにしている。


発端となったのは、今まさに彼がはめている手袋だ。


その経緯を堂々と暴露している時には、さすがに顔から火が出そうだった。


 ・・・


バスに揺られ今日も遊び場にやってきた。

あれからクラスメイトにはすぐに広まってしまい、すっかり『秘密』ではなくなった『秘密基地』。

 あの日の明くる週、美織ちゃんがクラスで自慢するものだから、その日のうちには遊びに来たいと言い出す子がいて、それからその週は入れ代わり立ち代わりクラスメイトが遊びに来ていた。

 ただ、すぐ目の前には期末試験が迫っていたから、遊びはほどほどにちゃんと勉強も頑張ったのだけれど。

 その努力の甲斐もあって、私の名前は掲示板に張り出されることになってしまった。


でも今日は、勉強の事は彼方に追いやり、思う存分カラオケで歌い倒すのだ。それに・・・この男のちょっと低めの声が意外とハマる歌を発見してしまった私は、ちょっと癖になってしまっている。



  ◇ ◇ ◇ ◇


「正月はどうする?」


 3人で牡蠣鍋をつついていると、お父さんが聞いてきた。


今日の牡蠣鍋も、カラオケから帰って二人で作った。

と言っても、鍋だから具材を適度に切るだけなのだけれど。


お父さんはと言うと、来年4月から施行される法律の影響で、とってもバタバタしている元の会社をずっと手伝っている。

帰ってきたのは大体いつも通りの7時過ぎだった。


「う~ん、実は友達に年末のイベント誘われてて。

 行って来てもいい?」


「年末のイベント?・・・ブックマーケットか?」


「えっ? 知ってるの?」

びっくりした。お父さんとはまるで縁がなさそうなイベントなのに。


「昔は平和な祭典だったんだが、最近はどうもきな臭い連中が出て来たからな、正直ちょっと心配だ。」


・・・


 昔、私がまだ20代も前半のころ。

丁度SNSが流行り始めて来ており、私もその例にもれず多くの人とつながりを持った。

 メタル好きの私は、そう言うファンサイトで知り合うと、SNSなども通じて頻繁に情報交換をしたり、それが高じてオフ会なんかに参加したこともある。文字でやり取りしていたネット上の友達とリアルで会うのはとても興味をそそられたし、楽しかった。

 お盆や年末には、そう言った友達が、好きなアーティストのファンブックを出すと言うので、そのイベントへも行ったことがあるのだが、初めて行った時の感想は、行く前とは大きく違ったものだった。

想像よりはるかに整然と、そして真摯に運営されていたのだ。


 あの頃、同じようなイベントは全国各地へ広がりを見せ、また、どこにおいてもかなり盛り上がっていた。


当時の社会現象だ。


コスプレイヤーの撮影に関しては、自らを厳しく律するような態度が色濃く見受けられた・・・のだが・・・。


 昨今ではモラルが欠如している参加者もちらほらみられ、現実にそう言った画像もネット上に蔓延するようになった。


 親の身びいきではないが、この子や紗奏ちゃんと言った可愛らしい容姿の子が行って、イヤな思いをしなければいいが・・・。


 そう思っていると・・・


「あ。僕も一緒に行きます。トラブルは出来るだけ起させません。」


「いや、それも心配なんだが・・・。

 あれは三日間あるだろう?

 打ち上げなんかもやるんだろうし、

 お前たちを疑うわけじゃないんだが・・・さすがにな。」


「ぷっ。何を心配しておいでかな~、この『おませ』お父様は~。

 紗奏もご両親が良いって言ってくれたら一緒だよ。

 安心でしょ?」


「まぁ、そうだな。お前も縁君も紗奏ちゃんもしっかりしてるしな。

 ところで、どこに泊まる予定なんだ?」


「その友達がホテルとってもらったらしいから泊めてもらおうかなって。」


「こらこら。ホテルは一室いくらじゃなくて、一人いくらなんだぞ。

 部屋はお父さんがとってあげるから。」


「えっ? それ知らなかった! ごめんなさい。」


「中学生なら知らなくても不思議はないさ。

 ・・・。

 ・・・俺も久しぶりにブクマ覗いてみようかな。」


「えっ?お父さん行ったことあるの?」


「あぁ。SNSなんてものが流行り始めたのは俺が若いころからだからな。

 今は面倒くさくてやってないが、あの頃はメタル友達が結構できて、オフ会とかもやったし、ブクマにも行った。メタル好きのサークルとかも結構あったんだぞ。」


「え~~!意外!

 私てっきり、オタクさん達がいっぱいいるもんだと思ってた。」


「俺も最初はそう思ってたよ。

 だから初めて行ったときはあまりに普通のイベント過ぎてびっくりしたもんだ。来ている人もみんな紳士然としていた。

それにオタクの定義は広い。俺だってある意味オタクだしな。」


「あ。じゃぁ、お父さんもなんかコスプレして来たら?」


「『も』?

 お前なんかやるのか?」


 とたんに不安が増大する。


「えへへ~~、来てからのお楽しみです。」


「そりゃ、行かんわけにはいかんな。

 ただその、・・・あれだ・・・、あまり短いスカートはダメだぞ。」


「ぷっ(笑)平気だよ。

 来てみたらわかるから。

 あ、でも、私達は友達のサークル参加だから一般入場より早いらしいよ。お父さんは、後から縁と一緒に入って来てね。」


「サークル?、友達が本作ってるのか。

 よく通ったな。結構狭い門だと聞いた覚えがあるんだが。」


「うん。喜んでた。私と紗奏はそのお手伝い。」


「分かった。楽しみにしてる。」


「本も買ってね。」


「ああ。

 というか、その友達は俺が行っても平気なのか?

 自作本を友達の親に見られるとか、結構恥ずかしいはずなんだが。」


「そこは内緒で。」


そう言ってちょこんと舌を出す梨桜。

この年頃の感性はとても豊かで、描写もとてもみずみずしい。

それゆえだろうか?小説などでも大きな賞を受けることもしばしばある。この子の友達はどんなものを描いたのだろう。



  【ブックマーケット】


 午前9時、私と紗奏は美織ちゃんと茉莉華ちゃんを手伝い販売スペースの設営を終えた。彼女たちの出品は表面からが美織ちゃんの描いたBL漫画、裏面からが茉莉華ちゃんの描いた百合漫画となっていた。

内容も二次創作じゃなく、オリジナル。

 なかなか凝った趣向だ。


 二人とも中1から始めたという割には、ものすごく綺麗な絵だった。

そして、その内容なんだけど・・・これは・・・(笑)


「ねぇ、茉莉華ちゃん。」

「これは、フィクションでーす、ご質問は承りかねまーす。」


 声を掛けたとたんにそう返された。(笑)

どうやら完璧に確信犯!


「もう~~。(笑)」

「それにしても今日も凄い人だね。

 何万人くらいいるんだろ?」


「どうだろう。でも、あれだけいればどんな大作映画も撮れそう。」

「去年は70万人突破とか言ってたしねー、日本のオタク文化恐るべし、だね。」


 二人の出店日の今日はブクマ3日目の31日。

昨日、一昨日と縁を含む5人で来たのだけど、ものすごい人、人、人。そんな中を、彼女たちに連れられてあちこち見て回った。


 1日目は漫画系が主体、2日目はゲーム系が主体のようで、可愛い恰好をしたコスプレイヤーさんもたくさんいた。

 私も何人か撮らせてもらい、なぜかお願いされることもあった。

・・・昨日一昨日は普通の格好してたんだけど似ている作品でもあったのかしら?


 一般入場開始の10時。

人がうねりとなって押し寄せてくる時間だ。

私たち4人は気合を入れてお客様を待ち構える。

彼女たちの作品は40ページのコピー本で60部。

それが多いのか少ないのか分からないけど、作者の二人はとっても気合が入っている。


・・・


「・・・人、来ないね。」

ぽつりとつぶやく美織ちゃん。

「あ。美織、しばらくは暇だって書いてあったよ。

 個人のローカルなスペースに廻って来るのはお昼頃からみたい。」


「なーんだぁ、緊張して損したー。」


どうやら、思いっきり気合を入れ過ぎていたようだ。

それはそうだよね、ネットに上げるのと違い、直接人が来て本を見ていくんだもの。


 11時を過ぎると、結構人が行きかうようになってきた。

大学生くらいの人がスペースの前ではたと立ち止まり、私達と出品している本を眺め・・・

「一冊ください。」

そう言ってくれた。


 初めて売れた一冊に二人はとても喜んでいる。

大事に大事にお代の100円を受け取り、私達4人は丁寧にお辞儀をした。


すると・・・


「それと、1枚撮らせてもらってもいい?」

「あ、はい。どうぞ。」


 そう言って、結構立派なカメラで写真を2枚ほど撮ると、彼は横のスペースへ流れていった。


「照れるね。」

「だね。でも、どこにでもありそうな制服なのに、分かる人には一目なんだねー。」

 そう言って、スカートを掴んでふわりとさせる紗奏。

そんな仕草だけでもとっても可愛い。


「お疲れさま。はいこれ。」

その声に顔を向けると、そこには縁。

手には買い物袋を提げている。


「あっ。ありがとう。」

4人分のお茶とパンを持ってきてくれたみたいだ。

その後ろにはお父さん。


そして彼女の描いた本を手に取り、お代の100円を手渡してくれた。

『ありがとうございます。』とお礼を言いつつも横の二人は顔を見合わせている。どうやら、縁の連れなのかそうでないのか判断しかねているようだ。


・・・しめしめ。


「ありがとう、お父さん。楽しんで行ってね。」

「えぇーーー!、ちょっ!、ちょっと梨桜ーー!、聞いてないって!」

「えへへ。だって言ってないもん。」

二人は真っ赤になって照れている。

それはそうよね。知り合いのそれもお父さんになんてとても読ませられる内容では・・・。(笑)

文化祭でお父さんを案内している時にも、この二人には会わなかったから、面は割れていないと思っていたのだ。


ドッキリ作戦大成功!


 その後、なんだか急に立ち寄ってくれる人が増えていき、2時頃には用意した本が全部売れてしまった。

横にいる二人の喜びようを見ると、それはとっても凄い事のようだった。


 しかし、本が無くなっても立ち寄ってくれる人は途切れない。

ぽつぽつと来てくれては、私達の写真を撮っては流れていく。


「思った以上の成果だね。」

「うんうん。」


 これは・・・


「美織ちゃん、ひょっとしなくても私達ってエサ?」

「ぴんぽーん♪

 BL&百合漫画に、絶賛百合展開中のコスプレ2人。

 しかもスペースに張り付いてるから、撮るにはここに来るしかない!

 どう?この完璧作戦!」


 何はともあれ、一生懸命描いたものを手に取って読んでもらえる、という事はとっても嬉しい事だ。パンダにでもヤギにでもなりましょうとも。


・・・


 15時を回った頃、何やらこの付近にはちょっと不似合いな女子高生風の二人組が来て立ち止まる。

 軽く会釈をすると・・・


「すみません、写真撮っていいですか?」

それは私たちに向けてではなく、縁とその横に立つお父さんへ向けてのように思われた。


「どうぞ。」


『パシャリ』とスマホで撮影すると、軽くお辞儀をして流れていった。


私の中に『???』が広がる。


「安藤君がいればもっとよかったんだけどね、梨桜のお父さんがいてくれたから、予想外のカップリングだったわ。」

そうほくそ笑む美織ちゃん。


「縁とお父さんのカップリング?」

「そうそう、土井君に着て来て貰ったのが今結構売れてるBL漫画の制服でさ、今ちょうどダンディーなおじさまが出て来ての三角関係なのだよ。だから、最初二人が来た時にはほんとに『マジかっ!』て思ったよ。」


なるほど。

謎は全て解けた。


あの時顔を見合わせていたのは、『誰?この人?』

ではなく、『何?このナイスカップリング?』

って意味だったのね。


  ◇ ◇ ◇ ◇


 3時半を過ぎ、お店をたたみ帰路につく。

帰り際も、声を掛けて写真を撮ってくれる人が結構いて、このアニメの人気度を思わせた。

 美織ちゃんと茉莉華ちゃんはお父さんたちが迎えに来ていると言うので会場前で別れてホテルへと歩く。


 すると、少なくなり始めた人影がまた増え始め、何やら人だかりと、そこから楽しそうな歌声が聞こえてきた。

 ホテルを右手に見ながら、その人だかりに近づいていく私たち。


 やがて丁度曲が終わると、私達に気付いた何人かがこちらへ振り返り、黄色い歓声が上がった。どうやらこのコスプレの影響のようだ。


 ざわざわとしたざわめきの中から、私達を呼ぶ声が聞こえる。アニメのキャラクターの名前で。


 人混みが割れると、その中心からマイクを持って走ってくるスーツ姿の女性。

 大きなカメラを持って寄って来るカメラマン。


 あれ?これはイベントの打ち上げじゃなく、テレビ局?

 大みそかに?


「こんにちはー! そのコス、ミカサちゃんとクリ子ちゃんね!

 良かったら一曲お願いできないかな!」


 私と紗奏は顔を見合わせる。

 人だかりからはさらに大きくなった声援が!


 そして、考える間もなく始まったイントロ!


 渡されるマイク!


私達は大きく手を振ってその曲を歌い始めた。


お立ち寄り頂き、ありがとうございます。

相も変わらず、平らな物語ですが、ひと時の楽しみになれれば幸いです。

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