第69章
三日後、候補者たちが下層訓練場へ連れてこられた。
広く、天井が低く、不愉快なほど実用一点張りの部屋だった。装飾はない。石壁、床の標線、訓練武器の架台、防護の刻印、数体の人形、反応試験用の区画。
アズガルは壁際に立っていた。
マルヴェインは柱の陰へ、くつろぎすぎるほど居心地よく収まっている。
シアナは測定板を持っていたが、少し居心地が悪そうだった。生きている者を危険、気配、適合性の組み合わせとして評価することを、明らかに好んでいない。
リラは彼の隣に立った。
候補者は家ごとに入ってきた。
最初はラハト家。
アズガルの言葉どおりだった。
三人とも優秀だ。
非常に。
一人目は重い盾と短槍を持つ長身の悪魔で、小規模な攻城軍からでも通路を塞げそうな動きをした。二人目は肩幅の広い女で、鎖骨を横切る傷痕と、誰かが襲ってきたらまず殺し、それから相手が誰だったか尋ねる、と率直に約束する目をしていた。三人目は若いが、すでに危険だ。体格に似合わず速く、翼は強く、反応もよい。
衛兵には向いている。
外側の防護層にも。
戦場での随伴にも。
だが都市で、街路、店、群衆、会話の中を彼と歩くには目立ちすぎた。大きすぎる。あまりにも明らかな「君主の護衛」だ。人々――悪魔たちは彼ではなく、傍らに立つラハト家の壁を見ることになる。
アズガル自身が言った。
「主たる護衛には向かない」
「同意する」
ラハト家の候補者たちは頭を下げ、不満を見せず退出した。
次はヴェイル家。
シアナは、自分の家が完璧な護衛を生み出せなかったことへ個人的に責任を負っているかのように、すぐ赤くなった。
最初の候補者は魔法防護の専門家だった。細身で注意深い目をした悪魔で、刻印、対抗魔法、魔道具の識別に優れている。二人目は静かな声と小さな翼を持つ悪魔の女で、対象と脅威の間へ瞬時に防護網を張ることができた。
二人とも役に立つ。
だが違う。
彼は穏やかにそう伝えた。
それでもシアナは落ち込んだ。
「お前の家からは第二防護層へ人を出してもらう」彼は言った。「都市へ出る時には特に必要だ。護符、刻印、自分なら見落とす妙な魔法の品を見つけてもらう」
彼女が目を上げた。
「本当ですか?」
「ああ。だが主たる護衛ではない」
彼女は息を吐いた。
「合理的です」
「自分で確認したような言い方だな」
「はい」
リラはわずかに微笑んだ。
続いてソル家。
マルヴェインが笑うのをやめた。
そこで彼は警戒した。
ソル家の候補者たちは優秀だった。
ほかに劣らない。
認めたい以上に優秀かもしれない。
一人は身軽で、ほとんど存在を感じさせない灰色の肌の悪魔だった。足元の床が前もって軋まないことへ同意しているかのように動く。二人目は金色の目と柔らかな笑みを持つ女で、袖から隠し刃四本、針二本、最初の簡易検査では見つからなかった護符一つが出てきた。三人目は落ち着いた中年の悪魔で、目立つところは何もなかった。アズガルが人形を攻撃するよう命じるまでは。人形は、条件上の片手を上げるより早く三度「死んだ」。
マルヴェインが言った。
「三人とも、個人への忠誠を理解しています」
「お前への?」
「玉座への」
「よい答えだ」
「努めました」
このうち誰を選んでも、強い選択になるだろう。
だからこそ、急がなかった。
マルヴェインの家は繋がりに長けすぎている。半分だけの真実にも。誠実に仕え、その誠実さが結局は正しい者たちの利益になるようにすることにも。マルヴェインは使える。使わなければならない。だがソル家の者を、常に左後ろへ立たせるのか。あらゆる仕草、出入り、会話、弱みが、その目の傍らを通る場所へ?
違う。
今はまだ。
何事にも加減がある。
マルヴェインは、彼が口にする前に理解した。
それでも少し落胆した。
ほとんど見えないほどに。
「この三人については、あとで考える」
マルヴェインは軽く頭を下げた。
「もちろんです」
「優秀だ」
「存じています」
「だから今は選ばない」
マルヴェインの笑みが戻った。
先ほどとは違うものだった。
「予想していたより心地よい断り方です」
「慣れるな」
「いたしません」
最後はタル家だった。
リラの家。
四人いた。
一人目は細い顔と完璧な立ち姿を持つ長身の悪魔。絶えず距離を測る者の目をしている。二人目は短い角、素早い手、動く時にほぼ完全に音を消す女。三人目は白髪で目立たない悪魔だった。書庫と毒と長い記憶の匂いがした。
四人目が最後に入った。
部屋の温度が下がったように感じた。
外見は、ほとんど穏やかだった。
穏やかすぎるほどに。
悪魔としては中背だが、人間の隣ならやはり高い。冷たい灰色を帯びた暗い肌。細い角はわずかに後方へ反り、髪は固くひとまとめにしている。翼は大きくない。だがあまりにも整然と畳まれ、背後の影の一部に見えた。身体は細身で締まり、余分な柔らかさがない。胸も小さく、身体へ密着する暗い布の下では、ほとんど目立たなかった。華奢なのではない。ただ、動きを妨げるものが一つもないよう、すべてがまとめられていた。
服は簡素な濃灰色で、ところどころに黒が混じる。家の紋は控えめだった。艶消しの布、細い袖、柔らかな長靴。腰には短刀。おそらく、彼に見えていない武器もある。
顔は静かだった。
目は暗い。
人間の感覚でいう茶色や黒ではない。部屋の隅の影のように暗く、視線のほうが長く留まることを嫌がるような目だった。
リラの危険さが、書類の下に隠した細い刃だとすれば、この女から感じるものは別だった。
怒りでも、剥き出しの脅威でもない。
理性が理由を説明するより先に、肌へ冷気を走らせる何か。死の可能性が、ずっと前に整理され、身体を洗い、服を着せられ、待つことを教えられて、隣に立っているようだった。
「名は」
彼女は頭を下げた。
「サイラ・タルです、君主様」
声は平坦だった。
甘さはない。
演出のための冷たさも。
ただ平坦だ。
リラが説明した。
「遠い家系です。私の直系ではありません。内部警備部門に勤務したあと、二度の使節団に随伴しました。専門は近接護衛、毒、小型の刃物」
「なぜ中央護衛にいなかった?」
サイラが自分で答えた。
「儀礼上の配置には不向きと判断されました」
「なぜ?」
「飾りとして映えません」
アズガルが短い音を漏らした。ほとんど評価の声だった。
マルヴェインが興味深そうに首を傾げる。
リラは笑わなかったが、気配でわかった。答えを気に入ったのだ。
「見せろ」
試験は短かった。
まず、不意の脅威への反応。
人形の一体が隠し口から訓練用の刃を突き出した。サイラはもう、先ほど立っていた場所にいない。刃は空を切り、片手が人形の「喉」へ、もう片方が関節に触れた。動きは小さすぎて、ほとんど見えなかった。人形は立ったままだったが、誰もが理解した。生きた身体なら、もう倒れている。
次は庇護の試験。
アズガルは彼ではなく、その脇へ訓練用の短刀を投げた。護衛が、狙いは注意を逸らすことだと理解しなければならない軌道だ。サイラは短刀へ飛びつかなかった。彼へ一歩近づき、二投目の可能性を遮り、尾で短刀を弾いて軌道から外した。
シアナが囁いた。
「とても正確です」
続いて毒の試験。
リラは同じ形の杯を三つ渡した。
サイラはこれ見よがしに匂いを嗅がず、目に見える刻印も使わなかった。わずかに杯を回し、液面を見て、金属の縁を見た。それから二つを置き、一つを遠ざけた。
「これです」
「なぜ?」と彼。
「縁にあるのは毒ではなく、匂いを隠す薬剤の痕跡です。なら、毒が入っているのはこれです」
リラが頷いた。
「正解です」
マルヴェインが小さく言った。
「不愉快な女性ですね」
サイラは彼を見ることさえしなかった。
「ありがとうございます」
彼は笑わないよう努めた。
最後は問答だった。
「俺が離れろと命じ、それでも脅威が見えたら?」
サイラは間を置かず答えた。
「離れません」
「君主の命令でも?」
「生きている君主様なら、あとで私を罰せられます。死んだ君主にはできません」
リラがわずかに目を伏せた。
アズガルは頷いた。
「俺自身が脅威になったら?」
シアナが緊張した。
サイラはまっすぐ見返した。
「具体的に」
「例えば都市の群衆の中で、誰かが子供を押し、俺が強く反応しすぎる」
「可能なら動きを制限します。言葉、身体、打撃、刻印。脅威に応じて」
「俺を殴るのか?」
「あなたの力から、あなたの権力を守るためなら」
部屋が静まり返った。
彼はサイラを見た。
サイラも彼を見る。
挑発はない。
恐怖も。
ただ、答えだけがあった。
「リラ」
「はい?」
「お前たちの家は、皆そうなのか?」
「何がです?」
「危険なほど正直だ」
「おそらく」
サイラの表情は変わらなかった。
彼はそのあとも長く迷った。
選択がわからなかったからではない。
あまりにも明白だったからだ。政治において明白すぎるものには、しばしば隠れた代価がある。
リラの家。遠縁。目立たない護衛。毒。刃。自制。見せかけではなく、本物の危険。ラハト家ほど目立たず、ソル家ほど政治的な糸を持たず、ヴェイル家ほど職務から外れていない。
それでもタル家だ。
すでにリラが傍らにいる。
彼女の家を強くしすぎないか。
強くはなる。
だがマルヴェインの者を選ぶより小さい。都市の街路へ大柄なラハト家を連れるより安全で、ヴェイル家の魔法監視役より実用的だ。
何事にも加減がある。
「サイラ・タル」ようやく彼は言った。「君主専属護衛へ暫定任命する。試用期間を設ける。直属は俺。安全手順はリラ、戦闘手順はアズガルと連携する。この任命によってタル家が政治的権利、特別待遇、俺の決定への接近権を得ることはない」
サイラは頭を下げた。
「はい、君主様」
「最も重要な部分を繰り返せ」
「私はあなたに仕えます。家ではなく、リラ様でもなく、タル家の長老たちでもなく。あなたに」
リラは動じなかった。
だが、この答えが彼女にとっても重要だったことを、彼は感じた。
「よし」
マルヴェインがため息をついた。
ごく小さく。それでも彼には聞こえる程度に。
「残念か?」
マルヴェインの口元が動いた。
「私の候補者も劣ってはいませんでした」
「知っている」
「ならば、決定の質ではなく、自分の失敗を残念に思っております」
「生き延びろ」
「間違いなく」
アズガルが言った。
「正しい選択だ」
シアナも頷いた。
「気配が……安定しています」
彼はシアナを見た。
「今はそう呼ぶのか?」
シアナは恥ずかしそうにした。
「非常に安定しています。怖いほどに」
サイラは平然と言った。
「ありがとうございます」
シアナはさらに赤くなった。
第1期完結
まだ3シーズン残っていますし、これは物語のほんの始まりに過ぎませんが、皆さんのコメントがなければ、何も書きません。




