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影の君主  作者: Svolik
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第67章

飛行のあとも、都市のことが頭から離れなかった。


空から見た。


今度は歩いてみたかった。


式典としてではない。喇叭、旗、宮廷人の笑顔を引き連れた大がかりな行幸でもない。ただ都市へ出て、自分の国を自分の脚で歩く。


店を、市場を、鍛冶場を、下層地区を見る。翼の下にある都市が何を吸って生きているのか知る。


小さな問題が一つだけあった。


リラとシアナを説得することだ。


それはすぐにわかった。


意外にも、アズガルは反対しないだろう。軍事的に見れば、護衛付きで都市を歩くことには意味がある。玉座の存在を示し、経路を確かめ、日常の環境で衛兵を見ることができる。


マルヴェインなら大喜びし、その場で散策を伝説へ変えるだろう。


だからこそ、最後に知らせる必要がある。


問題はリラとシアナだった。


リラは安全、手順、噂、接近制限、群衆、暗殺、諸家からの不適切な視線、適切すぎる視線、都市の期待、そして一息で列挙できる千の理由を持っている。


シアナは、大飛行のあとに「長時間の歩行負荷、環境の変化、未知の魔法的背景、住民との接触による感情的過負荷を加えるべきではありません」と言うだろう。


声まで聞こえる気がした。


その夜、彼は話を切り出した。


リラは卓につき、下層隧道への立ち入り記録を整理していた。シアナは国庫の資金流動図の傍らに立っている。寝台には空中機動についての本が置かれ、彼はもう三時間ほど、誠実に読もうと考え続けていた。


「都市へ出たい」


リラは顔を上げなかった。


「今日はすでに都市の上へいらしたでしょう」


「都市の中へ。歩いて」


今度は二人とも顔を上げた。


同時に。


よい兆候ではない。


「いつです?」とリラ。


「近いうちに」


「どのような形式で?」


「大がかりな式典なしに」


「なら、ほとんど不可能です」


「なぜ?」


「あなたは影の君主です。それも新たに即位し、改革を始めたばかり。光、聖騎士団の密偵、メラトへの一撃、都市上空での初飛行という噂がある今、街路へ姿を現せば、それだけで事件になります。外套を着て、誰にも見るなと命じてもです」


シアナも加えた。


「それに都市環境は予測できません。群衆、階段、屋根、子供、動物、商品の匂い、古い刻印の可能性、あなたの気配への反応……」


彼は鼻を鳴らした。


「家から一歩も出るなという理由を並べているように聞こえる」


「宮殿からです」と彼女は訂正した。「一部は、そのとおりです」


リラは腕を組んだ。


「何のためです?」


よい質問だった。


大仰に答えることもできた。


そうはしなかった。


「俺は、今のところ地図、報告書、税、上から見た屋根を通じてしか知らない国を治めている。それはよくない。自分の脚で地面を歩かなければ、いつか地図の上にいる人々を、収入と危険の区域にすぎないと思い始める。悪魔でも、住民でも、呼び方はどうでもいい。意味は同じだ」


リラは黙った。


シアナも。


彼は続けた。


「今日、都市の上を飛んだ。そして、ほとんど何も知らないと気づいた。匂い、騒音、顔、物価、道。衛兵が商人へどう話すか、徴税人が職人をどう見るか、子供が兵士へどう反応するか。どの屋根が漏り、どの道が荷車には狭すぎるか。マルヴェインは話せる。お前は手順を示せる。シアナは数字を、アズガルは安全を示せる。それでも自分の脚で歩くのは別だ」


最初に目を伏せたのはリラだった。


同意ではない。


計算している。


「行列にはしません」彼女は言った。「かといって秘密の外出にも。前者は群衆を生み、後者は危険と、群衆より悪い噂を生みます。人数を絞った外出にし、経路は事前に確認する。ただし公示はしない」


シアナが即座に続いた。


「重い訓練のない日のあとに」


「同意する」


彼女は予想していなかった。


「同じ日に飛行もしません」


彼は顔をしかめた。


「シアナ」


「駄目です」


リラが言った。


「シアナが正しいです」


「またか」


「はい」


シアナは少し頬を染めたが、続けた。


「経路は二時間以内。すぐ帰還できること。初回は下層市場へ行きません」


「なぜ?」


「匂い、密集、群衆、交易用の動物、魔法の護符、未記録の試薬、感情的過負荷」


「練兵場への急降下より、市場を恐れているように聞こえる」


「練兵場への急降下は制御できます」


リラの笑みは、ほとんど見えなかった。


「彼女にとっては、です」


彼は椅子の背へ身体を預けた。


「つまり、全体としては反対ではない」


リラはシアナを見た。


シアナは一瞬動きを止め、リラを見る。


二人とも明らかに「そうは言っていない」と言いたかった。


だが彼はもう、要点を掴んでいた。


「愚かな形には反対です」とリラ。


「素晴らしい。愚かでない形にしよう」


「それは今後、証明していただきます」


「証明する」


シアナはため息をついた。


「医療上、魔法上の制限一覧を用意します」


「もう怖いな」


「正しい反応です」


リラは新しい板を取った。


「外出形式を準備します」


「マルヴェインは?」


「見世物へ変えるには遅すぎる段階で知らせます」


彼は微笑んだ。


「だからお前が必要なんだ」


「それだけですか?」


シアナが瞬時に赤くなった。


リラは気づき、彼女へ顔を向けて穏やかに言った。


「息をして」


彼は笑った。


尾がひとりでに卓上の杯を持ち上げ、唇へ運んだ。


リラが唇を尖らせる。


「見せつけたいだけ」


「協調運動だ」


シアナはもう習慣になったように言った。


「有益です」


リラは片手で顔を覆った。


「私たちの負けですね」


「違う」彼は一口飲んだ。「日常の秩序が広がっただけだ」


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