第59章
数日後、ついにできた。
メヴァルより低く、緩やかで、遥かに安全な降下だった。
それでも、まさにあれができた。
狙った場所へ、何気なく立つ。
彼は練兵場の上へ上がった。普段の訓練高度より高く、城壁の縁よりは低い。ラハテンが横につき、メヴァルは少し下で、流された時に塞ぐ態勢を取っている。シアナは着地用の陣の傍らに立ち、その隣にリラ、遠い端にはアズガル。グロムはあらかじめ脅されたため、黙っていた。
彼は急降下へ入った。
角度はそれほどきつくない。
だが、速度が本物になるには十分だった。
練兵場が近づく。空気が身体に沿って打ちつける。人間の記憶が後ろへ引こうとした。怖い。速すぎる。
今だ。
翼を開いた。
大きくではない。必要なだけ。
魔法が背の下へ入り、重さを減らす。ただし完全には止めない。尾で短く姿勢を整える。脚が地面を捉えた。
彼は立った。
余計な一歩もなく。
衝撃もなく。
陣の内側へ。
静かに。
ほとんど無音で。
メヴァルと同じではない。
それでも、もう同じ領域にあった。
しばらく、彼はただ立っていた。
それからゆっくり、シアナへ顔を向けた。
彼女は口を開けて見つめていた。
リラは笑っている。
笑いそうなのではない。
はっきりと笑っていた。
アズガルが頷く。
メヴァルが言った。
「できました」
ラハテンが続けた。
「あとは千回繰り返すだけです」
「今は水を差すな」
グロムは耐えきれなかった。
「今のは美しかった!」
シアナも彼を叱ろうとはしなかった。
彼女は近づき、翼、魔力回路、呼吸を確認した。ただ、手がいつもより少し強く震えていた。
「損傷はありません」
「着地は?」
彼女は目を上げた。
「成功です」
「ただ成功しただけか?」
「よい着地でした」
彼はその日ずっと、ひどく満足げに歩いていた。
隠そうともしなかった。
隠す理由もない。
これまで何度も落ち、歪んだ降下をし、石床へ脚を叩きつけ、シアナに禁じられ、教官たちの平静さに苦しめられ、メヴァルの完璧な何気なさを見せつけられた。その末に、ついにやったのだ。
空を征服したわけではない。
それでは大げさすぎる。
ただ初めて空が、彼にもそこにいる資格があるように見せてくれた。
夕食の席で、ほとんど無意識に、彼は尾で杯を取った。
尾先で細かなものを掴む動きは、着実に上達していた。初めはシアナが微細な協調運動の訓練に使った。やがてリラが、理由を言わず、卓上の物をいつもより少し遠くへ置くようになった。そのあとは自分でも練習した。筆箱、果物、小さな測定板、空の椀。
杯は次の段階だった。
尾を脚に巻きつけ、持ち上げ、傾けずに保つ。手元へ運びかけたが、思い直し、そのまま尾で唇へ運んだ。
一口飲んだ。
こぼさなかった。
食卓が静まり返った。
リラは、感心と可笑しさと、これ以上励ましたくないという気持ちが争う顔で見ていた。
シアナは、たった今彼が解剖学の法則を三つ破ったかのように杯を見つめた。
当然、マルヴェインは感嘆していた。
「君主様」彼は言った。「今の動作には、まったく必要性がありませんでした」
「知っている」
「だからこそ見事です」
リラは耐えきれなかった。
「見せつけたいだけでしょう」
彼は満足げに笑った。
内側のどこかで、人間だった部分も同じことを言った。
見せつけているだけだ。
完全に。
分別ある大人なら、もちろん杯を卓上へ置き、手で持ち、尾で人を感心させられると初めて知った悪魔のようには振る舞わないはずだ。
だが分別ある大人には尾がなかった。
彼にはある。
そして気に入っていた。
もう一度、尾で杯を持ち上げた。さらに一口飲み、シアナでさえ文句を見つけられないほど丁寧に元へ戻した。
少し間を置いて、シアナが言った。
「制御は良好です」
「ありがとう」
「でも、夕食中にはしないでください」
「なぜ?」
「夕食中に尾の訓練を始めたら、マルヴェインは政治的な解釈を組み立て、リラは笑っていないふりを始め、私は記録を作らなければならなくなります」
マルヴェインが指を上げた。
「もう組み立てています」
「ほら」とシアナ。
それでもリラは微笑んだ。
「今日は許してあげなさい。着地に成功したのですから」
「なら、見せつけてもいいのか?」
「少しなら」
彼は三度目に杯を尾で持ち上げた。
「まだ同じ一回の続きだ」
リラが彼へ視線を移した。
「大いに異論があります」
シアナは両手で顔を覆った。
マルヴェインは、この晩が貴重な文化体験にでもなったような顔で微笑んでいた。
その後、私室で彼はまた、卓上の小さな本を尾で持ち上げようとしている自分に気づいた。できた。完璧ではないが、できた。次は羽根筆。それから空の椀。
寝台からリラが尋ねた。
「一晩中そうしているおつもりですか?」
「かもしれない」
隣に座るシアナは、自分で反対したにもかかわらず、熱心に観察していた。
「微細な協調運動には、本当に役立ちます」
リラが彼女を見る。
「手を貸さないで」
「でも、本当です」
「だからこそ、貸さないで」
彼は尾で椀を持ち上げ、卓の反対側へ置いた。
「気に入った」
「見ればわかります」とリラ。
シアナが小さな声で付け加えた。
「尾の扱いがずいぶん上達しました」
彼はシアナを振り返った。
「褒めたのか?」
彼女は赤くなった。
「はい」
「よい日だな」
リラが手を差し出した。
「こちらへ。よい日が尾の体操をする夜へ変わる前に」
「正式な招待か?」
「はい」
「誰から?」
リラはシアナを見た。
彼女はさらに赤くなったが、今度は隠れなかった。
「私たちからです」とリラが言った。
彼は寝台へ近づいた。
もちろん、尾は途中で我慢できず、寝台掛けの端を丁寧に引っかけて横へずらした。
リラは目を閉じた。
「見せつけたいだけですね」
彼は彼女へ身をかがめた。
「知っている」
そして口づけた。
その夜、彼はひどく満足して眠りについた。
着地訓練の疲れで翼が低く唸っている。傍らに横たわる尾も、自分を誇っているようだった。リラは彼の肩に寄り、シアナは反対側で、微細な協調運動や着地時の安定した魔法的荷重軽減について、時おり小さく呟いていた。
記憶には、あの瞬間が残った。速度。石床。翼が開く。魔法が細く支える。そして柔らかく、ほとんど何気なく地面へ触れる。
ただ立つ。
狙った場所へ。
まるで、ずっと前からできたかのように。




