第48章
朝食より早く、アズガルは中庭で待っていた。
早朝を時刻ではなく規律の状態だと考える男について、それだけで多くがわかる。
中庭には訓練用の塊が並んでいた。
シアナの標的とは違う。測定球も、印章も、目盛りのついた石柱もない。黒く巨大な構造物で、人形と壁と個人的な侮辱を混ぜたような姿をしている。鎖で吊られたものもあれば、広い台座へ固定されたものもある。一つなどは、訓練ではなく攻城戦に使うかのように補強されていた。
その傍らに、アズガルが立っている。外套を脱ぎ、簡素な訓練用の鎧を着けていた。腰には短剣だけ。両腕を露わにし、今日は痛い目を見る、そしてそれでいいと前もって知っている者の顔をしている。
シアナは少し離れ、測定板を手にしていた。
リラは彼の傍らで、記録を取る。
当然、グロムも来ていた。中庭の石縁へ腰かけ、幸せそうにしている。
「何をしに来た?」
彼が聞くと、グロムは牙を見せた。
「見物だ」
「何を?」
「君主様が殴られるところ」
シアナが勢いよく振り向く。
「殴られません」
アズガルが平然と言った。
「殴る」
「アズガル」
「制御して」
「その言葉を加えても、よくなりません」
グロムが満足げに頷く。
「制御して殴る。もはや芸術だな」
リラが淡々と言った。
「宮殿にも文化があって喜ばしいことです」
彼は冗談を認めたが、笑わなかった。
「気が変わる前に始めよう」
アズガルが近づく。
「訓練の目的は勝利ではない。示威でも、速さでもない。身体の力を制御することだ。昨日の一撃で、魔法なしでも致命傷を与えられるとわかった。なら、身体にも加減を教える必要がある」
「もうシアナの声が聞こえてきそうだ」
シアナは板から顔も上げずに言った。
「道理にかなっているからです」
「では、加減だ。どのくらいひどい?」
アズガルは微塵も同情のない目を向けた。
「人間の限界を覚えたまま、その限界を持たない身体で動いている。身体が自動で修正することもある。間違いを増幅することもある」
「侮辱されている気がする」
「評価だ」
「ここの評価は、全部侮辱に聞こえるのか?」
「正確なものだけだ」
グロムが大笑いした。
アズガルは最初の塊を示した。
「掌底。拳でも爪でもない。押すだけだ。半歩だけ動かせ。壊すな。倒すな」
彼は塊を見た。
重い。石製。見た目には重すぎる。
「半歩か」
「そうだ」
彼は正面に立った。
扉の前に倒れたサヴェルン・メラトを思い出す。
あの音を。
生きた身体が、あれほど簡単に謁見室を飛んだことへの、自分自身の驚きを。
今、その動きをもう一度しなければならない。
手を上げた。
打つ。
塊はその場から弾き出され、石へ溝を刻みながら、中庭を三歩近く滑った。
グロムが感嘆の声を上げる。
「見事だ」
シアナが言う。
「違います」
アズガルも言った。
「強すぎる」
彼は腕を下ろした。
「わかった」
「いや。頭ではわかった。身体はまだだ。もう一度」
塊を元の位置へ戻した。
二度目は二歩。
三度目は一歩。
四度目はほぼ半歩だったが、塊にひびが入った。
シアナは記録を続ける。
リラは注意深く見ていた。
グロムは一人で賭けを始め、驚くほど確実に負け続けた。
「腰から打っている」
五度目のあと、アズガルが言った。
「人間のように」
「人間は普通、そうやって打つ」
「この身体では、すべてを通る。足、尾、背、翼、肩、手のひら。全部が連動すれば、力は増す。意識して一部だけを使うか、すべてを使いながら、別の形へ流さなければならない」
「つまり、腕で殴っているのではない?」
「以前は腕だった。今は身体だ」
シアナが付け加える。
「回路もです。魔力を外へ放たなくても、魔力の伝導性が筋肉の反応を強めます」
「普通の一撃でさえ、普通ではないと」
「はい」
「素晴らしい」
アズガルが隣へ立った。
「ゆっくり真似ろ」
動きを見せる。
打撃ではなく、打撃へ至る道だ。脚、身体の回転、尾の固定、肩、最後の止め。短く、無駄がなく、余計な怒りもない。乾いて、致命的な美しさがあった。
彼は真似た。
その瞬間、ケイルの身体が応えた。
思考ではない。
記憶で。
肩が自ら角度をわずかに変える。尾は動きと釣り合う位置へ置かれた。翼の付け根が緊張したが、開かない。石の上で足が最適な点を見つける。
その上へ、彼自身の古い記憶が浮かんだ。
若いころのボクシングの構え。腰。重心。間合い。拳だけを伸ばさない癖。力を腹の中心から動かす合気道。玄人ではない。それでも、人として身体へ刻んだものだ。
それらすべてが、別のことを知る悪魔の身体とぶつかった。
もう一度、打つ。
塊は正確に半歩だけ動いた。
ひびも入らない。
素直に石の上を滑り、止まった。
中庭が静かになった。
アズガルが頷く。
「いい」
シアナは、自分が塊を押し留めていたかのように息を吐いた。
リラが記録する。
グロムはがっかりした声で言った。
「少ない」
「そうです」
シアナが答えた。
「だから、いいのです」
グロムは考え込んだ。
「妙な訓練だ」
「制御は、退屈に見えることが多い」
アズガルが答えた。
「だから俺は司令官じゃないんだな」
「理由はそれだけではありません」
リラが言った。
グロムは彼女を見て、言い返さないことにした。




