第24章
昼食後、最初の謁見が行われた。
全宮廷でも群衆でもない。長い廊下へ続く扉を試すように、一つの古い家だけを招いた。
ヴェイル家を最初にするとシアナの噂を強めるため、マルヴェインは避けた。ラハト家はアズガルと近すぎる。ソル家は論外。そこでアルダト家が選ばれた。
古く、裕福。最強ではないが、柔らかく語り、その柔らかさの中の脅しを当然理解されると思う程度には由緒がある。
三人が来た。
当主レディ・メイラナ・アルダト。銀の角と暗い琥珀色の肌を持つ、背の高い魔族の女。声は毒を天鵞絨で包む。同行したのは、痩身で礼儀正しい甥と、黄金の赤子を抱くように文書を運ぶ老執事だった。
謁見は主玉座ではなく、小広間で行った。
フョードルが座る権威の椅子は、玉座ほど怪物じみてはいない。それでも意図は十分に伝わる。リラは右。マルヴェインは階段の手前、少し低い位置に政治儀礼の執事として立つ。アズガルはいない。軍事色が強すぎる。シアナもいない。財政色が強すぎる。
レディ・メイラナ・アルダトは深く、ただし卑屈ではなく頭を下げた。
「影の君主よ。アルダト家は御即位を寿ぎ、玉座の決定を承認いたします」
「アルダト家の言葉は聞き届けた」
リラが用意した定型句だった。
短い。
余計な温かみもない。
メイラナが顔を上げる。
「古き諸家にとって、玉座が再び力を得たことは大きな喜びです」
脇のマルヴェインは、音楽を聴いているような顔をしている。
フョードルに聞こえた翻訳はこうだ。
我々は古く、重要で、傍らに席が欲しい。
「玉座の力は、その力で何をするかによって決まる」
「ご賢明です、君主様」
よくない。廷臣が即座に「賢明」と言う時は、ほぼ間違いなく聞き流したという意味だ。
メイラナは穏やかに続けた。
「だからこそ古き諸家は、常に均衡を支えようとしてきました。時には奉仕で、時には血で。時には、実証された忠誠に対して歴代君主より賜った特別な権利によって」
来た。
特恵だ。
あまりに柔らかく口にしたため、注意の足りない者なら歴史の回想だと思っただろう。
フョードルは肘掛けへ手を置いた。
「実証された忠誠は、よい根拠だ」
メイラナが少し頭を傾ける。
「ご理解いただけて何よりです」
「証拠にも有効期限があることも理解している」
短い沈黙。
だが味わい深い。
マルヴェインは笑みを隠すため目を伏せた。
メイラナは動じない。
経験がある。
「いくつかの功績は、世代を超えて残ります」
「いくつかの借金もな」
甥が、ごくわずかに身を強張らせる。
老執事は背が低くなったように見えた。
メイラナは微笑む。
「アルダト家は玉座への奉仕を示す全ての証明を提出する用意があります」
「結構。リラが受け取る」
リラが小さく頭を下げた。
「はい、君主様」
メイラナは続ける。
「旧決定の再審査に際しても、諸家が過度な負担なく義務を果たすことを可能にしてきた権利は、維持するのが賢明かと」
フョードルは注意深く彼女を見た。
気配は密で安定し、慎重な金の糸が走る。恐怖はほぼない。計算。慣れ。世界は柔らかな示唆で動き、露骨さは下の者に任せるものだという確信。
「レディ・アルダト」
彼も同じように穏やかに言った。
「今日は〈闇〉と〈森〉と〈海〉について学んだ。驚くほど多くの民が、一つの単純な規則を身につけている」
「どのような規則でしょう?」
「特別な権利を支えるのは、力か有用性だ」
彼女はすぐには答えなかった。
フョードルは続ける。
「アルダト家に力があることは疑わない。だが今、俺が問うのは玉座への有用性だ。昔の玉座じゃない。特恵で沈黙を買った玉座でもない。俺の玉座へ」
マルヴェインは完全に静止している。
リラは無表情に記録した。
「特恵を取り戻したいなら、提案を聞く。家は見返りに何を差し出す? 守備隊か。金か。街道か。情報か。補給か。旧債務の返済か。改革への政治的支持か。先祖がどれほど偉大だったかは聞く必要がない。きっと偉大だっただろう。知りたいのは、あなたが何をするかだ」
メイラナはゆっくり微笑んだ。
今度は違う笑み。
侮辱されたのではない。
興味を抱いている。
「諸家を商人のように扱われるのですね」
「いや。商人のほうが簡単だ。少なくとも商品の値を知っている」
甥が耐えきれず口を挟んだ。
「アルダト家は商品ではありません」
メイラナがわずかに顔を向ける。
甥は即座に黙った。
フョードルは若い魔族へ視線を移し、嘲るように笑う。
「もちろんだ。アルダト家は商品ではない。ならば、その古さへの上乗せ料金を国庫へ求めに来るな」
静寂。
柔らかく、危険な。
やがてメイラナが頭を下げた。
「理解いたしました、君主様」
「よし」
「アルダト家は、玉座への有用性について提案を用意します」
「諸家の総謁見までに」
「時間が足りません」
「金を求める時間はあった」
マルヴェインが、ごく小さく息を吸った。笑いを堪えたのか、愉悦か。
今度こそメイラナは打撃を正しく評価した。
腹を立てず、記憶した。
「はい、君主様」
さらに深く頭を下げる。
会談は形式上、礼儀正しく終わった。
彼らは威厳を保ったまま退出した。内側では、おそらく炎上している。
扉が閉じると、マルヴェインが小さく言った。
「見事です」
「きつすぎたか?」
「いいえ。侮辱とは呼べない程度に柔らかく、古い歌には有用性という新しい合唱が必要だと諸家へ分からせる程度には明確でした」
リラが続ける。
「甥は怒るでしょう。メイラナは考えます」
「危険なのは?」
「メイラナです」
二人が同時に答えた。
彼は頷く。
「なら考えさせよう」
マルヴェインが短く笑う。
「今日のあとなら、提案を持ってきます。最初から最善のものではなく、試すための案でしょうが」
「よし」
「そして他家へ話す」
「さらにいい」
彼は立ち上がった。
「今日は終わりだ」
リラが記録板を見る。
「緊急ではない案件が、あと二つ」
「なら明日」
「はい、君主様」
マルヴェインが一礼した。
「よい夜を」
フョードルは疑わしげに見る。
「満足しすぎだ」
「古い家へ、その特権も今後は働かねばならないと優しく説明するところを見ました。一日が華やぎます」
「もう行け」
「仰せのままに」




