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鳥になりたい

「鳥になりたい。」


子供の頃のありきたりな夢。

誰もが思ったこともあるだろう。


あの頃は人生に希望が満ち溢れていた。

よく友達と公園で、将来なりたいものの話なんかをしていた。



とても楽しかった。



いつからだろう。

こんなに生きるのが億劫になったのは。


中学生になると、周りとの差が生まれ始めた。

高校生になったころには、完全に取り残された。


みんな大人になったのだ。

自分だけが、子供のままだった。



そこで、成長できたらよかった。

でも、出来なかった。

そうして、徐々に引きこもるようになった。


どんどん世界と乖離し続ける。


もう二度と戻れない。

そう直感している。




20歳。


数年ぶりに外に出た。


日差しが目に痛い。


それでも、少しだけ清々しい気分になった気がする。


「まだ、やり直せるのかもしれない…。」


そう思った。


思えたことが、嬉しかった。





   間違っていた。




元同級生と出会ってしまった。

何かされたわけでもない。

それでも、体が、心が、思い出してしまった。


惨めで、屈辱的だったあの頃を。




「鳥になりたい」



ふと、小さな頃の夢を思い出した。



最後に、()の夢をどうにか叶えてやりたいと思った。



だから、街を一望できるこの場所で



”翔んだ”

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