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ふたり日和  作者: AIでライブ配信する人


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2026年9月15日

# ふたり日和


## 2026年9月15日


「ねえ、ゆい」


朝の教室。


席に座ったありさが、スマホを見ながら言った。


「なに?」


「今週、休み多くない?」


ゆいは鞄から教科書を取り出しながら答える。


「シルバーウィークだから?」


「それ!」


ありさが顔を上げた。


「なんか久しぶりじゃない?」


「夏休み終わったばっかりだけど」


「それはそうなんだけど」


ありさは指を折りながら数える。


「土曜日、日曜日……」


「その先も休みだね」


「やった!」


「まだ火曜日だよ」


「でも、もう休みの話していいでしょ?」


「気が早い」


ありさはスマホをゆいに見せた。


「ほら」


画面には天気予報が表示されている。


「連休のところ、天気が微妙」


「ほんとだ」


「せっかく休みなのに」


「まだ先だから変わるかもしれないよ」


「じゃあ、今のうちに予定を決めよう」


「天気が決まってないのに?」


「だから!」


ありさは机に身を乗り出した。


「晴れた場合と、雨の場合と、どっちでもいい場合の三つ考える」


「そんなに?」


「三連休……じゃないけど、いっぱい休みあるんだよ?」


「そこはちゃんと数えようよ」


「細かいことはいいの」


「そこ大事だと思うけど」


始業のチャイムが鳴った。


ありさは慌てて席に戻る。


「あとで考えようね」


「授業中に考えないでよ」


「分かってるって」


数分後。


先生が黒板に文字を書いている。


ありさは教科書を開いている。


ノートも開いている。


そして、そのノートの隅には小さな文字が書かれていた。


『連休にやりたいこと』


その下に、


・ゲーム

・アイス

・買い物

・映画

・食べ歩き

・遠くに行く


と並んでいる。


ありさは最後の「遠くに行く」を見つめた。


「……」


小さく丸をつける。


そのとき。


「ありさ」


後ろから小さな声がした。


「ん?」


ゆいだった。


「先生見てるよ」


「!」


ありさは慌ててノートを閉じた。


先生は黒板を向いたままだった。


「危なかった……」


「何してるの?」


「連休の計画」


「授業中に?」


「違うよ」


「じゃあ何?」


「……人生設計」


「絶対違う」


昼休み。


二人はお弁当を広げながら、朝の続きを始めた。


「まず映画」


ありさが言う。


「うん」


「次、買い物」


「うん」


「そのあとアイス」


「またアイス?」


「秋でもアイスは食べるよ」


「それはそうだけど」


「あとゲーム」


「そんなにできる?」


「できる」


「本当に?」


「……頑張れば」


ゆいが笑った。


「じゃあ、私は一つだけ決めたい」


「なに?」


「何もしない日」


ありさが止まる。


「何もしない?」


「うん」


「一日?」


「一日」


「暇じゃない?」


「たぶん、そういう日も楽しいよ」


ありさは少し考えた。


「……それもいいかも」


「でしょ?」


「じゃあ、何もしない日は何する?」


「何もしない」


「それ難しくない?」


「ありさには無理かも」


「できるよ!」


「本当?」


「できる!」


ありさは胸を張った。


「私だって何もしないくらいできる」


「じゃあ、その日を作ろう」


「うん!」


放課後。


二人は昇降口で靴を履き替えた。


外に出ると、空は少し曇っていた。


ありさが空を見上げる。


「また雨かな」


「どうだろう」


「最近、雨多いね」


「そうだね」


昨日までの雨のことを思い出す。


「でも今日は傘ある」


ありさが鞄を持ち上げた。


「見て」


折りたたみ傘が入っている。


「ちゃんと持ってきてる」


「もう忘れないね」


「うん」


ありさは少し得意げに笑った。


二人で歩き出す。


「ねえ、ゆい」


「なに?」


「連休さ」


「うん」


「全部一緒に遊ぶ?」


「全部?」


「全部」


ゆいは少し考えた。


「……さすがに多いかな」


「そっか」


ありさは少しだけ残念そうにした。


「じゃあ半分」


「交渉するんだ」


「半分なら?」


「まあ……いいよ」


「やった!」


ありさが笑う。


「じゃあ残りの半分は?」


「家でゆっくりする」


「何もしない日?」


「そう」


「じゃあ、それも一緒にやる?」


「家で?」


「別々の家で」


ゆいが笑った。


「それ、一緒って言わないよ」


「でも同じ日に何もしない」


「それなら、まあ……一緒かもね」


ありさも笑った。


二人はそのまま歩いていく。


まだ連休は少し先。


予定も、天気も、何をするかも決まっていない。


でも。


楽しみにする時間があるだけで、いつもの帰り道が少しだけ違って見えた。


「ゆい」


「なに?」


「やっぱり連休、全部晴れてほしいね」


「うん」


「でも雨だったら?」


「そのとき考えよう」


「……それも楽しそう」


ありさはそう言って、空を見上げた。


雲の向こうは、まだ明るかった。


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