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ジュリアは明るい声で叫び、わーっと走り出した。ジュリアの叫びに、ハッと我に返った子供達は、泣くのを止めジュリアに続き一斉にまた走り出したのだ。


何がどうなってるのぉ~。


状況が一変し戸惑う私は、その場に立ち尽くしどんどん遠くに行く子供達を眺めるしかなかった。

「姉上!追いかけて!」

テオちゃんが小声で助け舟を出してくれた。

はっ!

私はテオちゃんの言う通り、また走り出した。


子供達のメンタルは強かった。

さっきまで泣きわめき怯えていた子供達が、今はキャッキャッ笑いながら、必死に走り私から逃げている。

どうやら私が本気で鬼の演技をしながら鬼ごっこをしている、とでも思っているようだった。

少し疲労感を感じ始めた頃、フィーが私に近づいてきた。

「王女様はやっぱり魅力的ですね。鬼を変わるので、少し休んできたらどうですか?」

あえて私に捕まったフィーは鬼を交代してくれた。


トクン。

あらやだわぁ~。子供達がいるのに、不覚にもトキめいちゃってるわ~。

フィーったら中身までもイケメンなんだからぁ~、そうよぉ~。


フィーの好意に甘えて私は休ませてもらう事にし、木の下で子供達を見ているアントンに近づいた。


「隣いい?」

「はい。」

了承を得た私は、アントンの隣に座った。

アントンはちょっと居心地が悪いのか、軽く座り直した後私を一瞥したが、また視線を目の前の子供達に戻した。


鬼となったフィーは子供達を次々と捕まえ、捕獲エリアへと連れていく。

フィーは捕まえた子達を肩車して連れていく。身長の高いフィーに肩車をされた子達はキャッキャッと喜んでいた。

それを見て、肩車をされたい子供達は自分もとフィーの周りに群がり、もはや鬼ごっこではなくなっていた。



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