½人魚は¼人狼で王子の恋の罠に捕まりました

【2章に突入しました】

陰謀渦巻くターンメルダ編
シンダルムのアルフライン以外の王族が登場してきます。

ルーシェ・カユンは、嵐の海で隣国の第7王子アルフライン・ハーク・ルギナスを助けた事がきっかけで愛を育み王子の妃になる。
人狼とのクォーターであるアルフラインと人魚のハーフであるルーシェ。
2人の出会いが運命の歯車を動かし、周囲の人々や国までも巻き込んでいく。


「君の頑張りを台無しにしても置いて行くつもりだったのに。やっぱりルーシェがいないと駄目かな。数週間も会えないのは俺が耐えられそうにない」

ずっと閉じ込めて置きたくて、だけど離れていたくもない。
そんなルーシェを甘やかして護ろうとする堅固な優しい檻。
だけどそのままじゃ私達変われないままでは？

背景、アルフライン様。
私こと、ルーシェ・カユン・ルギナスは傷付いても檻を壊す勇気を持ちたいと思います。