第9話 紙の重さ
職員室前の廊下には、紙を置くためだけの小さな棚があった。
普段なら、葵はそこを見ない。
通り過ぎる時に目に入るのは、印刷機の低い音とか、先生たちの笑い声とか、誰かが提出期限を聞きに来ている姿とか、そういうものだ。棚そのものは、廊下の壁と同じくらい当たり前にそこにあった。
でもその日の放課後、棚の一段目に並んだ白い紙が、やけにきれいに見えた。
入部届。
活動場所変更願。
校内掲示許可申請。
欠席届。
退部届。
文字は全部、同じ黒だった。
同じ大きさの紙に、同じような余白で印刷されている。誰かが特別に悲しい顔をして作ったわけではない。誰かが怒りながら置いたわけでもない。学校の中で何かを始めたり、変えたり、休んだり、終わらせたりするために、ただ並べられている。
それが、嫌だった。
この前、紙を開かないまま鳴った音は、まだ葵の喉の奥に残っていた。
帰りたくなかった、と言った千夏の声も、瀬奈の低い音も、梨花が紙へ伸ばさなかった手も。
それが残っているから、目の前の白い紙がただの手続きでいられることが、余計に痛かった。
嫌なのに、目を離せなかった。
「葵?」
少し先で、梨花が振り返った。
その声で、葵は自分だけ足を止めていたことに気づいた。瀬奈も千夏も、職員室の扉から少し離れたところで待っている。
「ごめん」
葵は棚から目を戻した。
「何見てたの」
千夏が聞いた。いつもの調子に近かったけれど、近いだけだった。ちゃんといつもの場所まで届く前に、声が自分で止まってしまう。
「紙」
葵が言うと、千夏は棚を見た。
少し遅れて、瀬奈も見る。
梨花は見なかった。
見なかったことが、見たことよりもはっきりしていた。
「用事、済ませよう」
梨花が言った。
声は静かだった。急いでいるわけではない。でも、ここに長くいたら何かが決まってしまうことを、もう知っているみたいだった。
四人は、職員室の扉に近づいた。
真柴先生は、いなかった。
職員室の奥、窓際の列の席に、先生の鞄だけが置かれている。机の上には赤ペンと、付箋の貼られた本が開いていた。誰かの作文なのか、小説なのか、葵にはわからない。けれど、そのページの前に先生はいない。
「真柴先生、会議だって」
近くの机にいた副顧問の先生が、軽く顔を上げた。
四人は、職員室の入口で少しだけ固まった。
用事というほどの用事ではなかった。少なくとも、そういうことになっていた。
軽音部の掲示物が古いままになっていて、貼り替えるなら真柴先生に確認しておいて、と言われただけだった。
それだけのはずだった。
だから、先生がいないなら帰ればよかった。
そうすれば、棚の紙も、ただの棚の紙のままでいられた。
「急ぎ?」
副顧問の先生が聞いた。
梨花が、ほんの少しだけ首を振る。
「いえ。掲示のことで、確認したかっただけです」
「ああ、掲示ね。じゃあ明日でも大丈夫だと思うよ」
「はい」
それで終わるはずだった。
先生はまた机の上の書類に目を戻しかけた。葵も、扉から一歩下がろうとした。
その時、千夏が棚の方を見た。
見るだけだった。
何も言わなかった。
でも、その見るだけが、音みたいに廊下に残った。
梨花が、初めて棚を見た。
退部届の文字は、そこにあった。
誰も、それを手に取らなかった。
その日は。
次の日、四人は別館へ行かなかった。
行こうとしなかったわけではない。
放課後になって、葵はいつものように鞄の中から水筒を取り出した。瀬奈はベースケースを机の横から持ち上げた。千夏はスティックケースを肩にかけた。梨花も、練習ノートを鞄に入れた。ここ何日か、譜面台に置いていたあの紙は、折られてそのノートの間に挟まれるようになっていた。
それももう、部室へ行く前の準備の一つみたいになっていた。
全部、いつも通りだった。
教室を出る前までは。
廊下に出たところで、梨花が言った。
「今日、部室じゃなくてもいい?」
瀬奈は、すぐには答えなかった。
千夏も、笑わなかった。
葵だけが、鞄の紐を握り直した。
「いいと思う」
そう言ったのは、葵だった。
自分でも少し驚いた。
部室に行けば、何かが変わるかもしれない。音を出せば、前の日みたいに、少しだけ広くなるかもしれない。そう思っていた。
でも、同じくらい、行かなければ守れるものもある気がした。
弾けなかった一音を、今日の失敗にしないで済む。
笑えなかった沈黙を、部室のせいにしないで済む。
四人は本校舎の出入口まで歩いた。
誰かが後ろから走ってきて、千夏に声をかけた。
「この前の体育館のやつ、すごかったです」
一年生だった。
千夏は、いつもならそこで大げさに胸を張る。たぶん、ありがとう、今なら握手券ついてきます、とか言う。
でもその日は、少しだけ笑って、
「ありがと」
それだけ言った。
一年生は悪くない。
悪くないから、余計に返せる言葉が少なかった。
出入口の外へ出ると、湿った風が制服の袖を揺らした。
音を出さなかった日なのに、喉の奥が疲れていた。
その次の日、四人は別館へ行った。
別館の入口で外靴を脱ぐ。葵は、並べて置かれている室内シューズに足を入れた。
踵があるだけで、少しだけちゃんと立たされる感じがする。
千夏が前に言った「外と中で変えるじゃん」という言葉を、葵は思い出した。
外用と中用。
痛くない場所では、痛くない音。
部室では、部室の音。
そうできたらよかった。
でも、梨花が言った通り、同じ足で履く。
同じ足で外靴を履き、同じ足で室内シューズを履き、同じ足で部室の中に入る。
だから、外で聞いた言葉も、中に持ち込んでしまう。
部室で鳴った音も、外へ持って出てしまう。
練習は、短かった。
一曲を通したわけではない。イントロを少し合わせて、止めた。サビの前まで行って、止めた。瀬奈のベースが前より聞こえたところで、誰も褒めなかった。褒めたら、その場所に印をつけてしまう気がした。
千夏がスティックを回しかけて、途中で落とした。
「あ」
乾いた音が床に転がる。
千夏があわてて拾おうとして、葵も同時に手を伸ばした。二人の指がぶつかった。
「早押し?」
千夏が言った。
「何の?」
瀬奈が真顔で返した。
ほんの少し、笑いが起きた。
本当に、ほんの少しだった。
笑いは、部室の壁に当たって、すぐに小さくなった。
誰も、その笑いを追いかけなかった。
追いかければ、続きそうだった。
続いたら、うれしくなってしまいそうだった。
うれしくなったら、そのうれしさを次の日にも持っていきたくなる。
それが今、怖かった。
梨花は、練習ノートを開かなかった。
開かないまま、表紙に指を置いていた。
「一回、出よう」
梨花が言った。
誰も理由を聞かなかった。
部室を出て、別館の入口で室内シューズを脱いだ。室内シューズを揃える時、葵は前の日よりも丁寧に左右をそろえた。
丁寧にそろえたからといって、何かが丁寧に終わるわけではない。
でも、乱れたまま置いていくこともできなかった。
四人は、本校舎へ戻る短い校内の階段を上がった。
階段の途中で、梨花が止まった。
前にも、ここで止まった。
その時の梨花は「好きなところまで、削っちゃう気がする」と言った。
今日は、もっと短かった。
「紙、あるよね」
千夏が息を止めたのがわかった。
瀬奈の手が、ベースケースの持ち手を少し強く握る。
葵は、すぐに何の紙か聞けなかった。
聞かなくてもわかってしまったからだ。
「退部届」
梨花が、自分で言った。
その三文字が、階段の踊り場に落ちた。
落ちたのに、壊れなかった。
壊れてくれたらよかった。
冗談になって、欠片になって、誰かが拾って、これは危ないから捨てよう、と言えたらよかった。
でも、文字は壊れない。
紙に印刷される前から、言葉はもう形を持っている。
「梨花」
瀬奈が呼んだ。
それだけで、瀬奈が何を言おうとしているのか、葵には少しわかった。
やめよう。
待とう。
もう少しだけ。
でも瀬奈は、続けなかった。
続けたら、梨花だけにもう少し持たせることになる。
梨花が先に言った。
「嫌いになったからじゃない」
誰も、うなずけなかった。
うなずいたら、続きを許したことになる気がした。
梨花は、手すりに触れた。
「嫌いになりたくないから」
千夏が顔を上げた。
「それ、ずるいよ」
声が震えていた。
怒っているようにも聞こえたし、泣くのをこらえているようにも聞こえた。
「ごめん」
梨花が言う。
「謝るのも、ずるい」
「うん」
梨花は、逃げなかった。
逃げないまま、少しだけ目を伏せた。
「好きなものを、最後まで嫌いにしない形があるなら、私はそっちを選びたい」
葵は、息を吸うのを忘れた。
名言みたいだ、と前なら千夏が言ったかもしれない。
でも今は、誰も言わなかった。
その言葉は、きれいだから重いのではなかった。
梨花が本当にそう思ってしまっているから、重かった。
「でも」
瀬奈が言った。
今度は続いた。
「それ、終わるってことじゃん」
「うん」
「終わったら、嫌いにならないの?」
梨花は答えなかった。
答えなかったから、瀬奈の言葉は階段に残った。
終わったら、嫌いにならないのか。
終わらせれば守れるのか。
続ければ壊れるのか。
どちらも、まだ誰も知らない。
でも知らないまま、毎日が進んでいた。
葵は、そのことが怖かった。
何かを決める前に、時間だけが先に決めてしまう。
明日になる。
来週になる。
机の上に宿題が置かれる。
雨が降りそうで降らない。
先生に呼ばれる。
後輩に声をかけられる。
別館の鍵を返す。
そうしているうちに、決めていないことが、決まった形に近づいていく。
「私、止めたい」
葵は言った。
言ってから、自分の声が思ったより小さいことに気づいた。
三人が葵を見た。
葵は、手すりから少し離れた。
「止めたい。ほんとは、誰かに止めてほしい。そんな紙、取らないでって言ってほしい」
千夏の顔が、少し歪んだ。
瀬奈が唇を結ぶ。
梨花は、葵から目をそらさなかった。
「でも、それを言ったら、梨花にだけ、まだ頑張ってって言うことになる」
言葉にすると、胸の奥が痛かった。
葵は、続けた。
「千夏にも、瀬奈にも、私にも。たぶん、それぞれ痛いところがあるのに。誰か一人に、もう少しだけって言えば済むみたいにするの、違うと思う」
千夏が、息を吐いた。
「葵、今日、ちゃんと言うじゃん」
「言えてない」
「言えてるよ」
千夏は笑おうとして、やめた。
そのやめ方が、今日は優しかった。
「私も、止めたい。止めたいけど、止める言葉が全部、軽くなる」
千夏が言った。
「だって、続けようって言ったあと、じゃあどうやってって聞かれたら、今の私、たぶん面白いこと言って逃げる」
「逃げてない」
瀬奈が言った。
「逃げてる」
千夏はすぐに返した。
「逃げてるって、ちゃんと知ってる」
その言い方が、いつもの千夏に似ていなかった。
似ていないから、葵は聞き逃せなかった。
瀬奈が、ベースケースを床に下ろした。
階段の踊り場に、ケースの底が静かに触れる。
「私は、紙を見たくない」
瀬奈が言った。
「でも、梨花が一人で見てるのも嫌」
梨花のまぶたが、少しだけ揺れた。
「だから」
瀬奈は、そこで少し詰まった。
瀬奈は、短い言葉を選ぶのがうまい。
でも今は、短くしたら落ちてしまうものが多すぎるように見えた。
「取るなら、一緒に取る」
千夏が、目を閉じた。
葵は、胸の奥で何かが小さく崩れるのを感じた。
止める人がいなくなった。
違う。
止めることを諦めたわけではない。
ただ、誰か一人を置いていかないことの方を、四人は選んでしまった。
その優しさが、今日は救いにならなかった。
でも、捨てることもできなかった。
翌日の放課後、真柴先生はまた職員室にいなかった。
会議、という言葉を聞く前から、葵にはなんとなくわかった。
先生の席に置かれた赤ペンが、前と同じ向きに見えたからだ。もちろん、そんなことで本当にわかるはずはない。それでも葵は、いない、と思った。
「掲示の件?」
副顧問の先生が、前と同じように顔を上げた。
梨花は、前と同じようには答えなかった。
「あの」
声は小さかった。
でも、逃げていなかった。
「退部届の用紙って、ここでいただけますか」
職員室の音が、その瞬間だけ少し遠くなった気がした。
けれど、実際には何も止まっていない。
印刷機は動いている。誰かが電話に出ている。隣の机では、別の先生が出席簿をめくっている。
副顧問の先生だけが、少しだけ目を瞬いた。
「退部届?」
「はい」
「軽音部の?」
「はい」
先生は、すぐに怒らなかった。
驚きすぎもしなかった。
ただ、机の横に置いてあるクリアケースを開けた。
「顧問の先生には話してある?」
梨花が、一瞬だけ黙った。
葵は、その一瞬で息が止まりそうになった。
「まだです」
梨花は答えた。
「真柴先生がいらっしゃる時に、出します」
「そう」
副顧問の先生は、棚の一段目から紙を取り出した。
退部届。
一枚。
それから、もう一枚。
もう一枚。
もう一枚。
四枚の紙が、机の上に重なった。
音はほとんどしなかった。
しなかったのに、葵には大きく聞こえた。
薄い音さえしないのに、昨日の部室より狭く感じた。
紙の白さは、何も覚えていない顔をしていた。
「書けたら顧問に出して。理由の欄は簡単でいいから」
先生はそう言った。
簡単でいい。
葵は、その言葉を胸の中で繰り返した。
簡単でいい理由なんて、どこにあるのだろう。
でも用紙には、理由の欄がある。
横線が一本引かれている。
その線の上に、収まるくらいの理由を書かなければならない。
四人で何週間も鳴らしてきた音も、あの日の「帰りたくなかった」も、その一本の上には乗りきらない。
それでも、学校の紙は理由を一行で待っていた。
「ありがとうございます」
梨花が言った。
お礼を言う場面ではない気がした。
でも、用紙を受け取ったら、お礼を言うしかなかった。
梨花は四枚の紙を受け取った。
千夏が横から言った。
「あ、クリアファイルあります」
声が少しだけ明るかった。
明るくしたのではなく、明るい形を借りただけだった。
千夏は鞄から透明なクリアファイルを出した。いつも歌詞カードやメモを入れている、端が少しだけ丸くなったものだった。
梨花が、その中に紙を入れる。
退部届の文字が、透明な表紙の下から見えた。
透明だから、隠せない。
透明だから、汚さずに持てる。
どちらも、今は苦しかった。
「提出は、真柴先生に直接で」
副顧問の先生が言った。
「はい」
梨花が答える。
先生は、そこで少しだけ言葉を探したように見えた。
でも、探した言葉は出てこなかった。
「まあ、まだ決める前なら、相談して」
最後にそう言った。
軽い言葉ではなかった。
でも、届く場所が少し違っていた。
決める前。
葵たちは、決める前にここへ来たのだろうか。
それとも、決まってしまう前に、止めてほしくてここへ来たのだろうか。
どちらでもある気がした。
どちらでもない気もした。
四人は職員室を出た。
廊下に戻ると、急に紙の白さが目立った。
梨花はクリアファイルを胸の前に抱えていた。
抱えたまま、すぐには歩き出さなかった。
「書く?」
千夏が聞いた。
冗談ではなかった。
瀬奈が、窓の外を見た。
六月の空は、雨が近い色をしている。
葵は、クリアファイルの中の一番上の紙を見た。
退部届。
紙は、思っていたより薄かった。
ギターケースより軽い。
スティックケースより軽い。
ベースケースよりずっと軽い。
練習ノートよりも軽い。
それなのに、梨花の腕は少し沈んで見えた。
「今じゃなくていい」
瀬奈が言った。
「でも、持って帰るのも嫌」
千夏が言った。
「家にあるの、無理かも」
その言い方が、珍しく正直だった。
葵も同じだった。
鞄に入れたくなかった。
家の机に置きたくなかった。
夜、寝る前に思い出したくなかった。
朝、鞄に入れ直したくなかった。
でも、ここで書くのも違った。
職員室前の廊下で、理由欄に一行を入れる。
そんなふうに終わりを小さくしたくなかった。
梨花が、クリアファイルを少しだけ抱え直した。
「明日」
その声は、薄かった。
でも、決める声だった。
「明日、書いて出す」
千夏が、何か言おうとして、やめた。
瀬奈は、うなずかなかった。
葵も、うなずけなかった。
それでも、明日は来た。
金曜日だった。
放課後の教室は、いつもより少しだけ早く空いた。
週末の前の浮いた空気が、廊下の方へ流れていく。誰かが部活の集合時間を叫んでいる。誰かが傘を忘れたと言って笑っている。
葵は、自分の机の上に置いた白い紙を見ていた。
理由欄には、短い文字が書かれている。
音楽性の違い。
そうは書かなかった。
活動継続が難しいため。
四人で相談の上。
どちらでも足りなかった。
でも、足りる言葉は用紙の中にはなかった。
梨花の紙には、もっと短い文字があった。
瀬奈の紙も、千夏の紙も、それぞれ違うのに、同じくらい足りなかった。
四人は、教室を出た。
今日の始まりは教室だった。
でも、教室から始まった感じはしなかった。
昨日の棚から続いている。
一昨日の階段から続いている。
その前の別館の入口から続いている。
体育館の音から、もっと前の、初めて四人で合わせた日から、ずっと続いている。
続いているから、終わらせようとしている。
そのことが、葵にはまだうまく飲み込めなかった。
職員室前の廊下に着くと、梨花が透明なクリアファイルを胸の前に抱え直した。
四人の歩幅は、いつもより少しだけ合わなかった。
梨花が半歩先にいて、瀬奈がその隣に並びきれず、千夏が一度だけ靴音を遅らせた。葵は、そのずれを直せないままついていった。
紙はたった四枚だった。
けれど四人分の鞄よりも重そうに見えた。
千夏が、扉を見て、それから天井を見た。
瀬奈は、鞄の肩紐を少しだけ直した。
葵は、クリアファイルの端を見ていた。
中身が見えるのが嫌だった。
見えなければ、まだ少しだけ違うもののふりができた。
プリントとか、歌詞カードとか、部費の集金袋とか。
でも、見えている。
一番上の紙の左上に、黒い文字で退部届と印刷されている。
梨花が息を吸った。
千夏が、いつもの声より半音だけ高い声で言った。
「……ほんとに出すんだよね」
梨花はクリアファイルを抱え直した。
葵は、まだ何も言えなかった。
職員室の扉は、目の前にあった。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
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そして『退バン!』の未来の四人が鳴らすかもしれないAI音源を、YouTubeで公開しています。
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YouTube: https://www.youtube.com/@taiban_novel
※音源は、本編をもとに作者がイメージしたAIデモです。




