第4話 聞こえてくる名前
後輩たちの名前は、四人が呼ぶ前に廊下を歩き始めていた。
次の日の昼休み、葵は教室の窓際で購買のパンの袋を開けながら、そのことを知った。
最初は、ただの笑い声だった。
隣のクラスの女子が、廊下に半分だけ出たままスマホを囲んでいる。画面の明るさが指の間から白く漏れて、誰かが「そこ、もう一回」と言った。
短い再生音が鳴る。
体育館で聞いた声が、スマホの小さなスピーカーから一瞬だけこぼれた。
葵はパンの袋を開ける手を止めた。
音はすぐに誰かの笑い声に飲まれた。体育館で聞いた時みたいに、床を震わせるわけでも、天井へ伸びるわけでもない。薄くて、少し割れていて、本当なら聞き流せるくらいの音だった。
それでも、喉の奥だけが先に反応した。
「これ一年生なんだよね」
「そう。軽音の子たち」
「え、今年の一年すごくない?」
声に悪意はなかった。
誰かを落とすための言い方ではなく、良いものを見つけた時の、ただ明るい声だった。
葵は、机の上に置いた牛乳パックを見た。白い紙の面に、小さな水滴がついている。
良いものを良いと言うだけで、どうしてこんなに息が浅くなるのだろう。
「葵」
廊下側から呼ばれて顔を上げると、千夏が入口にもたれていた。スティックケースは持っていない。昼休みだから当たり前なのに、肩に何もない千夏を見ると、少しだけ別人みたいに見えた。
「パン、開封式の途中で止まってる」
「え」
「そこから先に進まないタイプの儀式?」
葵は自分の手元を見た。
袋の口が、半分だけ破けたまま止まっている。
「……ちょっと、固かった」
「パンの袋に負けるボーカル、なかなかレアだよ」
「勝つ」
「勝ち負けにした」
千夏が笑った。
葵も少しだけ笑って、袋を開けきった。破けた音が、やけに大きく聞こえた。
千夏は隣の席の椅子を借りて座った。
「瀬奈は?」
「購買。梨花に頼まれた水も買うって」
「梨花は?」
「廊下で立ち止まってる」
「立ち止まってる?」
葵が聞き返すと、千夏は廊下の方をあごで示した。
梨花は、教室から少し離れた窓の下にいた。友だちと話しているわけではない。ただスマホを持って、画面を見ている。平気そうな顔だった。平気そうに見える時の梨花は、たいてい情報を拾いすぎている。
「動画、見てるのかな」
葵が言うと、千夏はすぐには返さなかった。
「通知欄を見て、見た気になってる可能性もある」
「それ、あるの?」
「ある。私、昨日それやった。見てないのに疲れた」
「見てないのに」
「見ないって、けっこう体力使うんだよ」
千夏は笑ったけれど、その笑いは廊下までは届かなかった。
葵はパンを一口かじった。
味はした。
けれど、自分が何を食べているのか、少し遅れてからわかった。クリームが入っている。甘い。いつもなら、千夏が勝手に「一口」と言って奪いに来るやつだ。
「いる?」
葵が差し出すと、千夏は一瞬だけ目を丸くした。
「え、いいの」
「うん」
「葵が甘いパンを差し出した。今日、雪降る?」
「五月に」
「山の上だからワンチャン」
「ない」
瀬奈の声が横から入った。
いつの間に戻ってきたのか、瀬奈は購買の袋を片手に持っていた。もう片方の手にはペットボトルの水が二本ある。
「山の上でも五月に雪は降らない」
「そこ、ちゃんと否定するんだ」
「葵のパンはもらっていいと思う」
「そっちは肯定するんだ」
千夏が言うと、瀬奈は少しだけ首をかしげた。
「差し出されたから」
「なるほど。差し出された甘さは受け取る派」
葵は思わず笑った。
今度は、ちゃんと笑えた気がした。
瀬奈は購買の袋から、丸いメロンパンを一つ取り出した。
袋の端には、小さなメロンパンのキーホルダーが揺れている。瀬奈が前に旅行の土産だと言っていた、地方限定のやつだった。
「今日の、端のザラメが落ちにくいやつ。焼き色もいい。たぶん中は、昨日のより少ししっとりしてる」
そこだけ、瀬奈の言葉が急に細かくなった。
「瀬奈、メロンパンのことになると情報量増えるよね」
「好きだから」
言ってから、瀬奈は自分で気づいたみたいに口を閉じた。
「……たまたま」
言い訳みたいなその一言に、葵と千夏は同時に小さく笑った。
その笑いに合わせるみたいに、廊下の向こうでまたスマホの音が鳴った。
ほんの二秒。
後輩ボーカルの声が、サビへ入る手前でふっと伸びる。
葵の笑いは、そこで止まった。
瀬奈が葵を見た。
千夏も見た。
二人とも何も言わなかった。
その沈黙が、言葉より先に葵の肩へ置かれた。
「学校の廊下にも、おすすめ欄ってあるんだね」
千夏が言った。
軽い声だった。
でも、ほんの少しだけ遅かった。
「おすすめ欄?」
瀬奈が繰り返す。
「あるじゃん。見たくないのに、勝手に流れてくるやつ」
「廊下はアプリじゃない」
「じゃあ、廊下アルゴリズム」
「余計わからない」
千夏が肩をすくめる。
葵は、もう一度パンをかじった。
甘さがさっきより強くなっていた。
梨花が戻ってきたのは、昼休みが終わる少し前だった。
手にはスマホと、水のペットボトルがあった。ペットボトルは瀬奈が買ってきたもののはずなのに、いつの間に受け取ったのだろう。そういう小さな受け渡しを、葵はよく見落とす。
「放課後、部室で」
梨花はそれだけ言った。
千夏が手を上げる。
「議題は?」
「昨日の続き」
「確認会?」
「練習」
「確認会、名称却下され続けてる」
梨花は少しだけ目を細めた。
「名称の問題じゃない」
「それはそう」
千夏の返事は早かった。
早すぎて、少しだけ不自然だった。
昼休み終了のチャイムが鳴った。
教室へ戻る生徒たちの足音が増える。スマホの音は消えた。後輩たちの声も、教科書を開く音と椅子を引く音に紛れた。
けれど、消えたわけではない。
聞こえなくなっただけだった。
午後の授業は、黒板の文字がいつもより遠かった。
五時間目の英語で、先生が短い会話文を指した時も、葵はすぐに気づけなかった。
昼休みに聞こえた二秒が、まだ耳の奥に残っている。
「葵、当たってる」
右斜め前から、千夏が口だけで教えた。
「……はい」
葵は慌てて立った。どこから読むのか一瞬だけ迷って、千夏が指で教科書の行を示す。
それでも、声に出した瞬間、英文はすらすらと出た。声を張ったつもりはないのに、子音の端と短い間だけが、教室の後ろまできれいに届いた。
前の席の男子が小さく「すげー」と言い、千夏が半分だけ振り返って、口だけで「かっこいいのずるい」と言った。
葵は視線を落として席に戻り、何もなかったみたいにノートの続きを書いた。
そのあとも先生の声はちゃんと届いている。ノートも取れている。けれど葵の頭の中では、ときどき昼休みの二秒が戻ってきた。
スマホの小さなスピーカーからこぼれた声。
体育館で聞いた時よりずっと薄いのに、それでも届く声。
葵はシャープペンを持つ手に力を入れた。
声は、どこまで届けば届いたことになるのだろう。
放課後、四人は本校舎の出入口で合流した。
梨花はいつもより少し早く来ていた。ギターケースのベルトを肩にかけ直しながら、誰かを待っているのではなく、何かを先に考えている顔をしている。
瀬奈はベースケースを背負って、葵を見ると小さくうなずいた。
千夏は最後に来た。手には細長い菓子の箱を持っている。
「それ、今から食べるの」
瀬奈が聞く。
「部室に着くまでの燃料」
「近い」
「近いからこそ、短距離用の燃料がいる」
「短距離用は初めて聞いた」
葵が笑うと、千夏は少し得意そうに細長い箱を掲げた。
「今日の私は燃費を改善していきます」
箱から出した白いシュガレットを、千夏はわざと指の間に挟んだ。
「先に言っとくけど、お菓子です」
「見ればわかる」
瀬奈が言うと、千夏は少しだけ顎を上げて、かっこつけた顔で端をかじった。
「その顔は何」
「燃料補給中のドラマーです」
「顔はいらない」
「形から入ると効率が上がるので」
「上がってない」
梨花が歩き出した。
「行くよ」
「はいはい。燃料搭載済みです」
四人は本校舎を出た。
部室のある別館へは、外に出てから校内の短い階段を下り、左奥の建物へ回り込む。五月の風は昨日より少し乾いていて、制服の袖を軽く持ち上げた。
階段の上で、前を歩いていた一年生たちが振り返った。
「あ、軽音の先輩」
その言い方に、葵は少しだけ足を止めそうになった。
軽音の先輩。
自分たちも、その言葉の中に入っている。
けれど最近、その言葉を聞くと、後輩たちの方が先に浮かぶようになっている。
「昨日の動画、見ました」
別の一年生が言った。
葵たちの動画の話ではないことは、すぐにわかった。
「あの子たち、ほんとすごいですね」
梨花が「うん」と短く返した。
ちゃんと笑っていた。
先輩として、間違っていない笑い方だった。
千夏も明るく言った。
「ね。うちの一年、初期装備が強い」
「初期装備」
一年生が笑う。
悪い笑いではなかった。
千夏の冗談も、ちゃんと届いた。
それなのに、葵はその場に置いていかれたような気がした。
自分たちのことではない話題に、自分たちが先輩として笑って答える。
たったそれだけのことが、少しずつ体の中のどこかを削っていく。
階段を下りきると、千夏が小さく息を吐いた。
「初期装備、うまくない?」
「自分で言う?」
瀬奈が返す。
「今のはまあまあ良かったと思うんだけど」
「言葉は良かった」
「言葉は」
「言った人の顔が少し固かった」
「瀬奈、観察眼が敵に回ると怖い」
「敵じゃない」
「じゃあ味方の怖さ」
千夏は笑った。
葵も笑った。
梨花は笑わなかった。
でも怒っているわけではない。ただ、さっきの一年生の言葉を、自分の中でどこかに置こうとしているように見えた。
別館の扉の前で、昨日の一年生のギターの子が待っていた。
肩にかけたケースの紐を両手で持って、四人に気づくとすぐに背筋を伸ばす。
「先輩、昨日のシールド、ありがとうございました」
梨花が受け取った。
「大丈夫だった?」
「はい。ちゃんと鳴りました。すごく助かりました」
「それならよかった」
一年生の子は、梨花の手元を見てから、少しだけ葵たち全員へ視線を動かした。
「あの、昨日も、ありがとうございました」
「昨日?」
千夏が聞く。
「部室で。貸してもらった時、みなさん練習中だったのに」
「ああ」
千夏が手を振った。
「全然。シールド一本で世界が救われることもあるし」
「世界」
一年生の子が少し笑った。
その笑い方も、嫌なところがなかった。
「でも、本当に助かりました。先輩たち、昨日も合わせてましたよね」
葵の喉が細くなる。
一年生の子は、何も刺そうとしていない。
むしろ、ちゃんと礼儀正しく話している。
「あの、サビ前のところ、昨日も少し聞こえて。四人で入る感じ、やっぱり好きです」
やっぱり。
その言葉が、昨日の部室をもう一度開けた。
梨花が受け取ったシールドを軽く巻き直しながら言った。
「ありがとう」
「いえ」
一年生の子は、少し照れたように頭を下げた。
その時、別館の廊下の奥から誰かの声がした。
「ねえ、さっきの動画のコメント、また増えてるって」
一年生の子がそちらを振り返る。
「今行く」
そして、すぐに四人へ向き直った。
「すみません。ありがとうございました」
もう一度頭を下げて、廊下の奥へ走っていく。
足音が軽かった。
軽くて、まっすぐだった。
その足音が遠ざかってから、四人は入口で外靴を脱ぎ、室内シューズに履き替えた。
千夏が小さく言った。
「礼儀正しい子に追い打ちされると、こっちの逃げ場がない」
「追い打ちじゃない」
瀬奈が言う。
「わかってる。わかってるから、さらにない」
千夏は自分のシュガレットの箱を見下ろした。
「燃料、足りないかも」
梨花はシールドを棚に戻した。
いつもならすぐにギターケースを開けるのに、今日は立ったままスマホを取り出した。
「見る?」
誰も、何をとは聞かなかった。
部室の中に、外の音が少しだけ入り込んでいる。
廊下の奥で一年生たちが笑っている声。別の部屋から鳴るアンプの低い音。窓の外を通る風の音。
瀬奈が先に言った。
「見なくていい」
短い言葉だった。
いつもの瀬奈なら、それで終わる。
けれど今日は、言ったあとで少しだけ目を伏せた。
「……と思う」
梨花が瀬奈を見る。
「見ないままの方が、気になる」
「見たら、もっと気になる」
「それはそう」
梨花は認めた。
認めた上で、スマホを手の中で少し回した。
「でも、気になってるものを見ないまま練習しても、たぶん気になる」
「梨花、それ、真面目な人の自傷行為みたいなこと言ってる」
千夏が言った。
梨花は眉を寄せた。
「言い方」
「ごめん。今のは言い方が重かった」
「内容も軽くはない」
「うん」
千夏は笑わなかった。
葵はマイクスタンドのそばに立ったまま、四人の真ん中に置かれたスマホを見ていた。
見たくない。
でも、知らないまま歌うのも怖い。
昼休みの二秒だけで、もう十分に怖かった。見ないようにしても、廊下は勝手に流してくる。誰かが良いと言うたびに、音は少しずつ形を変えて戻ってくる。
それなら、自分たちで見る方がましなのかもしれない。
見ない間に、怖さだけが勝手に育っていくのは、もっと嫌だった。
そう思った時点で、もう半分は負けている気もした。
「私は」
葵が言うと、三人が見た。
声が歌う時より小さかった。
「見ないままだと、たぶん勝手に頭の中で大きくなる」
千夏が軽く目を閉じた。
「それ、わかる」
「だから、一回だけ」
葵は言った。
「一回だけ見て、そのあと練習したい」
言ってから、練習したい、という言葉が自分のものとして少し遠く聞こえた。
梨花はうなずいた。
「じゃあ、一回」
瀬奈は何も言わなかった。
ただ、ベースケースを床に置いて、スマホの画面が見える位置へ少しだけ近づいた。
千夏は椅子を引いた。
「動画鑑賞会、正式開催」
「鑑賞会にしない」
瀬奈が言う。
「確認会も却下、鑑賞会も却下。うちらの会議、名前つかないね」
「名前をつける必要ない」
「名前がないものほど怖いんだよ」
千夏がそう言ってから、少しだけ黙った。
その言葉が、部室の床に落ちた。
梨花が再生ボタンを押した。
スマホはアンプの上に置いた。
小さな画面の中で、体育館のステージが始まる。
画角は少し斜めだった。誰かの肩が端に映っていて、音もところどころ割れている。実際に体育館で聞いた時より、ずっと小さい。低い音は薄くなり、ドラムの輪郭も平たくなっている。
それなのに、良かった。
その事実だけが、圧縮されても消えていなかった。
ボーカルの子が歌い出す。
葵は、自分の喉を触らないように手を握った。
声は少しかすれている。完璧な音ではない。高いところで息が混じる。けれどその息まで、どこかへ向かっている。
誰かに届かせようとしているというより、届く場所があることを信じている声だった。
葵は、自分の声を思い出す。
部室の壁に当たって戻ってきた声。
きれいに出ているのに、どこへ行けばいいのかわからなかった声。
画面の中で、ギターの子の左手が動く。
梨花の目がそこを追った。
「サビ前、ここ」
梨花が小さく言った。
声が必要以上に冷静だった。
「一拍、置いてる」
「置いてる?」
千夏が聞く。
「前に出る前に、空けてる。だからボーカルが入る場所がある」
梨花は画面から目を離さない。
「昨日、うちらが合わせたところ、たぶんここが狭い」
瀬奈が、スマホではなく梨花を見た。
葵は、画面を見た。
画面の中のボーカルは、その空いた場所へ迷わず入っていく。
自分のために開いた場所だと、最初から知っているみたいに。
ベースの音が前に出る。
瀬奈の指が、ケースの上で少し動いた。
音は小さなスマホから出ているのに、その二小節だけは床の位置が変わったように感じた。
ドラムの子が笑う。
千夏が小さく息を吐いた。
「スマホって、ずるいね」
「なにが」
瀬奈が聞く。
「こんなに小さいのに、体育館を部室に連れてくる」
誰も笑わなかった。
笑えない冗談ではなかった。
むしろ、千夏らしい言い方だった。
でも今は、その言葉がそのまま本当だった。
動画は最後まで流れた。
最後の音が止まる。
画面の中で拍手が起きる。音は薄く割れていて、実際の体育館よりずっと小さいはずなのに、葵には十分すぎるほど大きかった。
梨花が画面を閉じた。
部室が静かになった。
窓の外で、運動部のかけ声が遠く聞こえる。
廊下の奥では、まだ一年生たちの声がしている。
動画を見れば、少しは楽になるかもしれないと思っていた。
怖いものの形がわかれば、怖さは小さくなるかもしれないと。
でも、形がわかった怖さは、小さくならなかった。
ただ、名前がついただけだった。
あの声。
あの一拍。
あの二小節。
あの笑顔。
悪く言えないものが、また増えた。
「明日」
梨花が言った。
誰も返事をしなかった。
「サビ前から。今のところ、直そう」
瀬奈が少しだけ目を伏せた。
「今日じゃなくて?」
「今日は、一回見たから」
梨花の声は、落ち着いていた。
落ち着きすぎていた。
「今やると、たぶん急ぐ」
千夏がスティックケースの紐を指で押さえた。
「梨花が明日にするって言うの、珍しい」
「珍しいこともする」
「じゃあ、明日。サビ前から」
千夏はそう言って、わざと明るくうなずいた。
瀬奈も小さくうなずく。
葵は、少し遅れてうなずいた。
前向きな言葉のはずだった。
見ないまま怖がるのではなく、見た上で直す。
逃げているわけではない。
たぶん、正しい。
正しいからこそ、部室の空気が少し硬くなった。
梨花はギターケースを開けなかった。
瀬奈もベースを出さなかった。
千夏は残っていたシュガレットを一本かじって、白い端を小さく折った。
葵はマイクスタンドに触れた。
今日は歌わない。
そう決まっただけで、少しだけほっとした自分がいた。
そのことに気づいて、葵は手を離した。
直す。
明日、ここを直す。
その言葉は、前へ進むためのもののはずだった。
それなのに今日は、少しだけ怖い音で鳴った。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
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そして『退バン!』の未来の四人が鳴らすかもしれないAI音源を、YouTubeで公開しています。
この話の余韻に合わせて聴いてもらえたら嬉しいです。
YouTube: https://www.youtube.com/@taiban_novel
※音源は、本編をもとに作者がイメージしたAIデモです。




