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第八話 「無我夢中」

イオはあの浄化作業の後、すぐ眠ろうとした。

ゆっくりと布団に入り、目を瞑った。

(明日も…また…)

眠りに入り夢を見ようとした、その時だった。

「イオ……イオ……」

どこからか声がする。

「誰…」

「早く…早く逃げて…」

「お母さん…?」

「私達はいいから、逃げて…!」

「お母さん…!」

「ཁྱོད་ཐོབ་ཅི།」

クロアネが来たところで、起きた。

(あの夢は…一体……)

イオは少しして、また寝た。

翌朝、いつもより浮かない顔のイオは、ソファに座ったまま動かなかった。

「イオ〜いつもより顔死んでるよ〜」

イオの少ない友達、ナルだ。

「そう…」

「どうしたの〜?」

「変な夢を…見たんだ…」

「そう、どんな〜?」

「お母さんの…」

「覚えて無いのに…?」

「うん…でも……お母さんだと思う…」

「そう…今日はゆっくりしな〜…」

「うん…」

イオはソファに横たわった。

「イオ、どうしたの…?」

ミラクが心配して声をかける。

「悪夢を…見たから…」

「そう……お大事にね……」

「うん…」

「僕は…点検があるから…」

「いってらっしゃい…」

イオは、一日中寝たきりだった。

第八話 「無我夢中」 完

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