第七話 「亡骸」
「ミラク達、今日は一斉に木の浄化を行う。」
「はい!」
『市街地F』
「注意しろ、クロアネがいるかも知れないぞ。」
「昨日のアイツの仲間が…」
数十分後、廃ビルの中。
「あった…まず一本…」
「ミラク、浄化は初めてか?」
「はい…見てるだけでした。」
「そうか、やってみろ。」
アオギリがミラクに注射を渡す。
「これを木に刺して、エキスを入れるだけだ。」
ミラクは指示通り、エキスを注入した。
「やっぱすごいな…この技術…」
赤黒い木が、緑を取り戻してゆく。
「この調子で行くぞ。」
ミラク達は、水族館へ向かった。
「前回はあの戦闘で手一杯だったからな。ここには木が多そうだ。」
案の定、早速一本目が見つかる。
「このペースなら3本はありそうだ。」
木を浄化する。葉の影から虫が飛ぶ。
「うげ…ここ…」
「クロアネの残留反応と…隊員の…」
「これは最近の任務の…アイツらのか…」
「回収班は数が少ないからな…しょうがない…」
アオギリが花を添える。
「俺らは浄化しか今はできない…回収用の担架も何も持っていないからな…クロアネの残留物からソイツらになる可能性もあるからな…」
「一応防止剤あるから使っとこう…」
ミラクが防止剤をかける。
「遅れてでも…帰ってきて欲しかったな…」
一通り木を浄化し終え、基地に帰還する。
「多かったな…」
「そうだな…」
アオギリは俯きながら、自室に帰った。
「やっぱり…多いんだな…」
ミラクは、ひっそりと自室に帰った。
第七話 「亡骸」 完




