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第四話 「責務」

「失礼します。」

イオは、上官室へ行っていた。

「ああ、イオか。」

CBの副官、イオリが中で待っていた。

「適合者の状態はどうだ?」

「暴走の気配はありません。」

「そうか。イオには監視と、暴走時の処分役を任せてもらってるから、心配なんだよ。」

「大丈夫です。」

「そう、じゃあゆっくり休みなさい。」

イオは、ロビーに戻った。

「おはよう!」

「…おはよう」

ミラクとも、少しは話せるようになった。

「姉ちゃん、今度は一緒にお茶しようぜ〜」

「死ね」

「スイマセン…」

メシュガーがまたナンパをする。

「コイツまたナンパしてんの〜?」

コウが眠そうな声で聞く。

「やめてほしいんだけどね…」

「え〜」

普段と変わらない会話だ。

「あ、そこの三人。」

アキノが呼ぶ。

「今から模擬室に来てくれ、大事な話がある。」

【模擬室】

「新型のクロアネがこの前出現したんだ。今までの自由変異体とは違う変化をしていた。」

ビジョンにクロアネが映し出される。

「コイツ、魚みたいだろ?魚に寄生したクロアネの可能性が高い。」

鱗のある、大きな魚型のクロアネ。

「コイツは陸と水、どちらもいける。水中から飛び出して、隊員を食うと報告があった。」

「だいたい何mくらいですか?」

「5〜20mだ。複数目撃情報があったんだ。」

「オエ…」

「またか、コウ。」

「だってクッソブスだもん。」

「アイツらにイケメンもクソもあるか。」

イオは、少し俯いた。

その後、各自トレーニングを済ませ、自室へ戻った。

「…」

イオは何かをするわけでもなく、ただじっとしていた。

(処分…)

ベッドに入って、天井をじっと見る。

(いざという時…できるか…いや…できる…)

イオは、掛け布団を頭にまで被った。

魘される訳でもなく、死んだように眠った。

第四話 「責務」 完

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― 新着の感想 ―
最大20メートルってでかくね?もうクジラとかの次元じゃん……。いつか100メートルのクロアネとか出てきそう
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