第三話 「メシュガー」
「BLOOD-STAINED-VARIANT」
第三話 「メシュガー」
「イオ、おはよう」
「………おはよう」
ミラクはソファに座って、メシュガーを取り出す。
「やっぱ…キモいな…これ…」
赤黒い何かが脈打つ剣を見つめる。
「これ取り除けないかな…」
ミラクが何かに触れた瞬間、声が響く。
「やめろよ、ジロジロ見るのも触るのも。」
「うわ!喋った!」
メシュガーの刀身に目が現れる。
「久しぶりの適合者だよ。前の奴らは骨のないヤツで、すぐ壊れたんだよ。」
「は、はぁ…」
「マジつまんね〜…」
イオが近づいて、メシュガーを見る。
「お、姉ちゃん。中々可愛いじゃん。」
「気持ち悪い、黙れ。」
「おぉキッツゥ…」
「ナンパすんなよ…」
「まあ仲間だ、よろしく。」
「う、うん…」
コウがやってきて、喋るメシュガーを見る。
「うわキッモ…」
「可愛い姉ちゃんならいいけど、クソガキはダメだぜ〜」
「クソガキって何だよ…」
「性格悪いな…コイツ」
「あとよ、剥がそうとしただろ?辞めてくれよ痛いんだから…前のヤツ剥がそうとしてめっちゃ痛くて思わず暴れ回ったんだからよ。」
「はぁ…」
「てか、コイツどうやって生まれたんだ?」
「俺はクロアネの成分を抽出して作られたんだ。んで、なんか抽出したクロアネの元の人間の精神が着いてきて、喋れるってワケ。あ、そうだお前。」
「何…?」
「俺、アイツら喰えるから。起こしてくれたら食ってやる。時間制限あるけど強化できるからな〜。」
「サラッと重要なこと言うな…」
「堅苦しいの俺苦手なんだよ〜。んで、姉ちゃん、この後お茶しない?」
「死ね。」
イオがメシュガーを叩く。
「スイマセン…」
「もうイオにナンパするな…!」
「はいはい。」
アオギリとアキノが話し声を聞いてやってくる。
「喋ったか…コイツ面倒なんだよ…」
「なんだよ〜俺を作ったのはアンタだろ〜アキノ〜」
「黙れ…喋るなんて思ってなかったんだよ…」
「そんなこと言って〜ホントは俺の事大好きだろ〜」
「…」
アキノがメシュガーを叩く。
「あだ!や〜め〜ろ〜よ〜」
「ウッザ…」
アオギリが頭を抱える。
「5年経っても慣れないな…」
「アオギリ〜他に喋れる武器ないのか?」
「何でだ。」
「女の子欲しいぜ〜」
「…黙れ…」
「適合者全員男だからつまんねーよ〜。女の子が適合者になったら楽しそうなのによ〜」
「ナンパしかしねぇだろ。」
「何でわかったんだよ。」
「わかるだろ…」
ミラクがメシュガーを鞘になおす。
「うわぁ!急に暗ぇよ!出せよ!」
「…」
ミラクらは、メシュガーを置いて行った。
第三話 「メシュガー」 完




