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第二十九話 「粉骨砕身」

夜九時前。

イオは自室で寝ようとしていた。

その時、ミナが入ってくる。

「ご苦労だったね〜…」

イオの隣に座る。

「抱きしめたんだって?」

「……」

イオは小さく頷いた。

「やるじゃん!」

「……やってしまった……」

「そんな落ち込む必要ないって!」

イオは顔を赤くした。

「好きってバレたんじゃない?」

「……ヤダ……」

「まだ?」

「まだ。」

「もう付き合っちゃえ〜!」

ミナはイオを揺さぶる。

「まだ…ミラクが私を好きか知らない…」

「好きなんじゃない?」

「?!」

イオは枕に顔を埋めた。

「ホント恋愛初心者すぎて可愛い…」

ミナはイオを撫でた。

「まあ頑張ってね〜!」

「…………わかってる……!」

イオはふて寝した。

その時、幹部らは集まっていた。

「実験……いつにする……」

アキノが口を開く。

「まだ厳しそうね……」

「状態は……?」

「足がまだ悪いみたい……」

「……暴走の反動で少し動かなくなっていたからな……」

メルシオが何かを取り出す。

「メディからもらった暴走停止直後のミラクの足のレントゲン!」

そこには、砕けた足の骨が。

「粉砕骨折……」

「復帰の目処は……?」

イオリが写真を見ながら答える。

「急速治療を行っているから……あと三週間後かな……」

「アイツらは短い間隔で任務に行っていたからな…」

「そうね……ずっと働きっぱなしね……」

「実験はミラクの足が治り次第、行うことにしよう。」

幹部らは、解散した。

そのころ、ミラク。

ふて寝しようとしたが寝れなかったイオに撫でられていた。

「イオ……イオ……」

寝ようとしたが撫でられまくる。

「寝れない……」

「じゃあ……」

イオはミラクの横に座る。

「来て……」

「へ?」

「膝……」

「へ?????????」

ミラクは理解できなかった。

イオは恥ずかしくなって、帰った。

「……次は……する……」

第二十九話 「粉骨砕身」 完

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