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第二十七話 「光」

イオは初めて目にクマができた。

ずっと撫で続けていた。

心電図の音が響く部屋でずっと。

イオリが心配してやってくるが、ずっと撫で続けるイオを見て少し笑った。

「本当に、好きなのね…」

「……好き…」

まだ撫でる。

「少しはご飯食べなさいね…」

「ミラク…」

イオは夢中だった。

それから数分が経って、イオはまだ撫でていた。

その時だった。

ミラクの瞼が少し動いた。

「……!」

イオは撫でる手を止めた。

「ん…」

ミラクが少し動く。

「ミラク…?…ミラク…!」

イオが少し寄る。

「ん…ん…」

ミラクの目が開いた。

「眩しい…」

起き上がって、周りを見渡す。

「あれ…?…イオ…?」

「ミラク…!……ミラク!」

抱きしめた。

「イオ……おはよう……何があったの…?」

「…覚えてないの…?」

「うん…」

イオは椅子に戻った。

「暴走…した…」

「……そうなんだ…だから…医務室に…」

「うん…」

メディがやってくる。

「え?!目覚めてる?!」

猛ダッシュで何処かへ向かう。

「防止薬!」

メディに渡され、打つ。

「まだ残留反応が結構あるからね…」

ミラクはイオの方を向く。

「イオ…目…」

イオの目には、涙があった。

ミラクがそれを取った。

「ありがとう…」

イオは少し頬を赤くした。

「まだ動くのは厳しそうだから、数日後に司令官室に行って。お達しね。」

「はい…」

イオは、暴走実験を思い出し、俯いた。

第二十七話 「光」 完

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