第二十三話 「変異体」
メルシオがまた騒ぐ。
「うわあああああああああああああああ!」
「黙れええええええ!」
テルムが抑える。
アキノが出てくる。
「先輩………」
メルシオが暴れる。
「わかったんだよおおおおおお!」
「何が!」
「あの猫おおおおおおおお!」
「えええええええええ?!」
全員出てくる。
「あれはクロアネだああああああ!」
「だろうと思ったよ!」
テルムが暴れるメルシオを縛り付ける。
「あいつの毛にクロアネの残留反応があった!今度血液も調べる!」
メルシオが縄を解こうとする。
「まだ寝さして…まだ3時…」
寝間着のミラクが出てくる。
(可愛い…)
イオは後ろから見ていた。
「にゃお…」
外から声がする。
「はいはい…」
ミラクが向かう。
「ん〜…」
猫がミラクに近づく。
「ぐえ…!」
ミラクを上から手で押す。
「お前…クロアネなのかよ…」
「にゃ?」
背伸びし、頭を撫でる。
「友好的クロアネは初めてだな…」
アキノがやってきた瞬間、奥から影が。
「どけええええ!」
注射を持ったメルシオ。
「ちょっとチクっとするよ!」
注射を刺そうとする。
「シャッ!」
「うぎゃ!」
叩かれるが、注射はできた。
「血液検査だああああ!」
メルシオが走り去る。
「……痛かったね…」
ミラクが撫でる。
猫は嬉しそうだった。
そして数時間後の朝。
二度寝したミラクは10時に起きた。
「任務入ってなくてよかった…」
「ぐるる…」
「また行くかぁ…」
外の喉を鳴らす音。
ミラクは眠い目を擦った。
その頃研究室ではメルシオが暴れていた。
「キター!」
第二十三話 「変異体」 完




