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第二十二話 「怪物」

「ギャアアアアアアアアアアアアアアアア!」

またコウの声。

今度は玄関の方から。

スクリーバはもう定住してると言うのに。

ミラクが見に行くと何か大きなものがいた。

大きな毛に覆われた猫のようなもの。

「ェ…?」

ミラクは固まった。

イオも固まった。

ヤツは攻撃する訳でもなく、座っている。

「なんだこいつ…」

じっとミラクを見つめる。

「………にゃあ…」

「ヘ…?」

ミラクは困惑した。

「ね…こ…?」

イオは呟く。

「何もしてこないな…」

アキノも見に来た。

「ぐるる…」

喉を鳴らして、コウを突く。

「また気絶してるよ…」

アキノがコウを医務室に連れて行く。

「コイツ猫だな…」

ミラクが恐る恐る近づく。

「にゃ…!」

大きな腕でミラクを引き寄せる。

「うわぁ!」

そのまま舐められる。

「なんだコイツ!」

メルシオが走ってくる。

「研究したい!」

メルシオも駆け寄るが、猫に突き飛ばされる。

「毛だけでも!」

また近寄り、毛を一本抜く。

メルシオはそのまま走り去る。

その巨大猫は玄関を突き破って入ろうとする。

「うわああやめろやめろ!」

ミラクが抑える。

「…?」

そいつは止まって、座り込む。

「どうする…?」

「どうするって…」

アオギリが見に来た。

「攻撃する様子がないから…一応殺す必要はないが…」

「えぇ…」

「まあ…管理者達に一応聞く…」

アオギリは去っていった。

「なんなんだお前…」

猫は首を傾げた。

第二十二話 「怪物」 完


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