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血の契約  作者: 末弟
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重視するモノ

 

「それだとまだ難しいかな?」


ユキオ達が癒し最中の頃、ユウスケ達は戦闘中に相手の動きを読む事について生徒達に教えていた。


「頭が割れそうだ……!」


目隠しをされたまま頭を押さえる生徒は、ユウスケ達の授業内容に対して率直な感想を漏らしていた。


「ケンは将来、この国の騎士兵になるんでしょ?それくらいやらないと死ぬよ!

他の人もそうだよ、色んな職がある中で戦いの多い兵の職を選んだ人に取っては生存率を上げる大切な事なんだよ!」


厳しいながらも自身の体験を交えながら教えるユウスケに生徒達はなんだかんだ言いつつ、言い付けは守っている。


それは、この数日間で確実に自分達の力や技術が増している実感しているを感じているからだろう。


何よりやっていていつの間にかユキオやユウスケのペースや口車に乗せられつつも楽しいと感じているのも大きい。


「全く……目だけを頼るなんてド素人のやる事じゃないんだからね!この学園はエリートや有望株の集まりしなんでしょ?」


「いや、いくらなんでもユウ君やユキオ君と比べるのはかわいそうですよ!」


へこたれそうな生徒達にすかさずフォローを入れるガイアだが、ユウスケ的にはまだまだ甘いらしい。


「やっぱり、実践が一番なんだよね~」


生徒や自分が相手だと本気で授業に取り組んでいるとは言え、実践の緊張感が足りないとユウスケは思っていた。


「まぁ、確かに己を鍛えるのは悪くないが死と隣り合わせの実践の方が良い修行になるだろうな」


ユキオやユウスケから見れば死線や修羅場を経験してないといないのでは、大きな違いがあるとラードが答えるとユウスケは大きく頷いていた。


「だからと言って、いきなりそんな所に生徒さん達を放り投げる訳にはいかないだよ!それに、ここは学びを得る所であって生死をかける所じゃないだよ!」


「それは分かってるけどさ………それじゃ、いざと言う時に動けるのか僕は不安だよ」


人殺しに慣れろとは言わないが、騎士兵になると言うことはそう言う覚悟も必要だと考えるユウスケに玄武もその辺の加減が分からず困っている様子だった。


最後の日と言う事もあってか授業に対しての課題を何処に置くか話し合っていると、空から数人の人が学園に降り立ち、ユウスケ達の所に向かって近付いてきた。


突如、降り立った人物達に気付いた生徒達は何事かと少し騒ぎ出すが、ユウスケ達は念の為に警戒をしていくと色黒で赤い髪の男が声をかけてきた。

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