学園生活Part4
「!!!」
次に目を開けると学園の一室が目の前に広がっていたが、ユキオは慌てた様に起き上がり辺りを見回していく。
「どうしたのじゃユキ?」
ビックリした様に目を覚まして起きたユキオを隣で寝ていたマオが気付き声をかけるもいつもように直ぐに返事が返ってこなかった。
異変はそれだけでなく、いきなり自分に抱き付いてくると弱々しい小さな声で「よかった、よかった」と何度も呟いていた。
しかし、普段は見せないこんな姿にマオは何とも言えない不安に包まれたが、今はユキオを落ち着かせようと何も言わずに頭を撫でたり体をさすっていく。
「落ち着いたかユキ?」
しばらくして改めて声をかけるとユキオは微かに頷き顔を上げた。
だが、その瞳にはマオ自身にとっても初めて見る涙がそこには確かにあった。
その顔を見たマオは、咄嗟にユキオを強く抱き締めていた。
今まで弱みや涙を見せたことない愛すべきこの者が何故、涙を流していのかはわからないが、悲しみに染まった顔を見たら心の底から込み上げてくる感情(衝動)を抑えられなかった。
涙の理由を聞く前にユキオは再び眠りについてしまい、今度は安堵の表情で落ち着いた様子であった。
ユキオが再び眠りについて間を開けずにユウスケが部屋に入ってきたが、「今日は休ませて欲しい」と言うとマオは先ほどまでの事をユウスケにも伝えていく。
これにはユウスケも驚きを隠せなく、そのままラー達にも知らせるがかなり動揺しているのが伺えた。
すると、血相を変えた白虎がユキオの名を呼びながら慌ててやって来たが静かにするようにマオに怒られてしまった。




