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血の契約  作者: 末弟
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後日談Part2

「リンクの奴も毎度毎度スゲーな………よくあぁもめげずに出来るな」


奇襲を仕掛けた生徒のリンクに先輩である生徒の一人がそう漏らすと、他の生徒達と同じ気持ちのようで頷いていた。


リンクと言う人物はこのセントラル学園の生徒の一人で学園長の知り合いらしいが、光モノがあるらしくこの学園に通っているんだとか。


12歳とまだまだ子供だが秘める魔力量と格闘センスは全生徒を含めたなかでも見張るモノがあるようで、実際に上級生を相手に手玉に取る姿を見せている。


そんなリンクも半年前、ユキオを見て好奇心からか戦いを挑んだが全く敵わなかった。


相手の本気すら出すことも出来ずかる~くあしらわれてしまっていた。


それからと言うもの、教師や他の生徒達の言葉や教えよりユキオの言うことが優先的となり、たまに来るユキオに会いに来ては今回の様に奇襲をかけたり、様々なアドバイスをもらっている。


しかし、リンク的にはユキオに全く敵わない事に不満があるようで最近はもっぱら奇襲を仕掛けてきては軽くあしらわれて説教と言うのがお決まりのパターンとなっていた。


今もユキオにダメ出しされつつ改善点を言われているが、ムキになっていて話を聞いておらずそっぽ向いている。


「話を聞け!」


軽く頬を引っ張りながらそう告げるが、相変わらずの態度のままリンクが耳を貸さずにいると他の教師がその態度は失礼だと説教が始まった。


すると、今度はユキオの後ろに隠れて説教には全く耳を傾けなかった。


その様子を見ていたユウスケは思わず笑ってしまった。


「まるで、昔のユキにぃを見てるみたい」


教師の説教が終わると舌を出して年相応の反応を見せるとユキオのゲンコツが落ちてきた。


「ちゃんと、先生の話を聞いてやれ!そんな態度してるとリンクには何も教えないからな!」


その言葉が教師の説教よりも何倍と響いたリンクは、思わずフリーズしてしまい今度は嫌だと駄々をこね始めた。


「だったら少しは言う事を聞きなさいや」


もう一度、軽く頬をつねりながらそう言うとリンクはしぶしぶ納得したように約束した。


「全く、他の子の方が大人だわ!」


とか言いつつリンクの手を引いてユウスケの所に歩いていく二人の後ろ姿は、手のかかる弟世話をする兄の様で周りからは笑い声が聞こえてきた。


「休憩はもういいようだね君たち!」


そう言ってニヤリと笑みを浮かべるユキオにシゴかれた生徒達からは血の気が引いていた。

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