表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
血の契約  作者: 末弟
38/54

後日談

「全くなさけねぇな!」


木刀を片手に呆れた様子のユキオは、絡新婦の件以来、学園長からの頼みによってセントラル学園に特別教師としてやって来ていた。


将来性のある者やエリートが不特定多数居るこのセントラル学園だが、地力の差や経験差のあるユキオに敵う筈もなく生徒達はコッテリしごかれ、授業開始してから2時間くらいしか経ってないのに既に力尽きていた。


「いや、ユキにぃのシゴキは僕でも嫌だから!」


そう言って幼い生徒達に魔法の使い方を教えているユウスケは、力尽きている生徒達に同情の眼差しを送っていた。


「俺達いらないよね?」


戦闘指導をする筈の教師も何名か居るが、むしろ自分達も教わりたいくらいだと思うユキオの教え方に立場が無くてどうしようかと頭を悩ませていた。


「だいたい、初めて会った時の威勢は何処にいったのよ!もっと、殺る気を込めてたよね?

特にカールのお坊ちゃんとか!?」


半年前にここの生徒達と揉めた事が今でも鮮明に覚えているユキオは、名を出したカールと言う生徒の前に来ると彼は嫌な汗が止まらなかった。


その他にもユキオとユウスケに突っかかってきた生徒達はバツの悪そうな顔をしているが、ユキオはそんな事は既に水に流している。


実際に学園に来るとここの生徒達と交流していて、ユキオの存在を知っている生徒から依頼される事もあるほどだ。


「あの時は怖かったな~!

か弱い俺を数人がかりで襲おうとしてきたもんな~!」


何処がだよ!!と突っ込みたい生徒達だが、コテンパにやられているせいで動きたくても動けずに居た。


「まぁ、少し休憩かな?その間、俺はユウスケの手伝いをしてるから」


そう告げて魔法の勉強をしている生徒達の所へ向かうと1つの影がユキオの背後から急接近していた。


その影は素早く移動し、飛び上がると頭上からユキオ目掛けて木刀を振り下ろしていく。


「………」


だが、振り下ろされた木刀はたった指一本で受け止められてしまい、襲い掛かってきた人物の首根っこを掴むユキオは呆れた眼差しを向けていた。


「気配を完全にたててない…………0点!!!」


襲ってきたのはユキオよりも年下の生徒だったが、奇襲を仕掛けてきた事には怒ることなく冷静にダメ出しをすると首根っこを放してやった。


「少しぐらい手加減してくれても良いじゃん!!!」


「それじゃ、自分のためにならんでしょうが!」


プロフィール紹介


ブライ(男)


ユキオ、ユウスケ、マリアが育った孤児院の院長兼神父をしている老人で年齢は60代後半


神父でありユキオ達からは育ての親と同然の立場におり、今まで何人もの孤児や訳ある子供達を育ててきた。


神父と言う職柄なのか人望はあるらしく、孤児院の経営は近所の助けもあって経営が出来ているとか。


今ではユキオとユウスケが何でも屋をやっているお陰で生活が豊かになったと感謝している。


また、回復や聖なる光魔法、儀式なども行えそれに対する知識もある。


ユキオとユウスケには、自分達の幸せを優先するよつに伝え、セントラル学園に行くように話しているが本人達は全くその気がないことに頭を悩ませているんだとか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ