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血の契約  作者: 末弟
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雷雨の激突Part6

目を覚ましたユキオを見ると安堵した顔を見せるマリアは自分に向けて何か喋っているのだが、戦いで受けたダメージの影響のせいかよく聞き取れず返事をしようにも上手く声が出せなかった。


その様子を見たマリアは、自分の手を握ると神に祈るかのように目を瞑り瞑想に入っていく。


すると、朦朧としていた意識がハッキリとしていき、ボンヤリしていた視界もいつものようにしっかりと映し出されていく。


そこで瞑想を終えたマリアがもう一度、話しかけてくると今度は良く声が聞こえてきた。


傷や体は大丈夫?


他に痛いところや、おかしな所はないかと


心配した顔でこちらを見てくるマリアを安心させようと「大丈夫、ありがとう」と笑顔で返事を返すとマリアに笑顔が戻った。


ただ、流石に体は起こせないようでマリアに手伝ってもらって上半身を起こし、もう一度辺りを見回していく。


「皆を呼んでくるね」


そう言ってユウスケ達を呼んでくるマリアは席を立ち、その間にユキオは魔法で部屋を広くしてソファーや椅子、テーブルを出していく。


「ユキにぃ大丈夫!?」


勢いよく入ってきたユウスケに続いてラー達もゾロゾロと部屋に入ってくると、それぞれ心配する者、手を上げて挨拶する者と色々だが、とりあえず椅子に腰をかけてもらった。


そして、改めてユウスケ達の顔を見ていくと一番酷かったのが自分とまだ眠っているレオンだと気付き、ユキオはあの瞬間、近くに居た青龍に何があったのか説明を求めると一礼した後に口を開いてあの時の状況を説明し始めた。


ユキオがトドメを刺そうとした瞬間、絡新婦が横から割り込みその攻撃を受ける形となりドラゴンにトドメを刺すことは出来なかったと。


だが、ユキオ様の攻撃を受けた絡新婦が光に包まれながら浄化されその影響が近くに居たドラゴンにも及び一緒に消滅したが、消滅した際のエネルギーが辺りに放出され近くに居たユキオは訳のわからない内に吹き飛ばされてそのまま意識を失って今に至るとの事。


また、絡新婦は途中までレオンを背中に抱えていたが、ユキオを見つけるとユウスケ達の元にレオンを放り投げて高く飛び上がっていったらしく、その飛び上がった先が青龍が先ほど説明してくれた場面に続くのだと。


「ありがとう青兄ちゃん」


教えてくれた事に感謝しつつ現在の状況をようやく飲み込めたユキオだか、今自分が思っていることはユウスケ達も同じだろうと予想していた。


ただ、今は皆が誰一人欠ける事なく無事だった事に感謝した。


こうして、今回初となる悪魔達?との対峙は呆気ない幕切れとなり、いくつかの疑問を残す事になって終わりを告げた。

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