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血の契約  作者: 末弟
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「まったく………」


力付くでどうにかしようとする輩のアホな思考に呆れつつも怒るユウスケは椅子から立ち上がるとユキオも起き上がり、外に向かって歩いていく。


だが、その歩みが止まるとユウスケやガイア達に二人の救出をお願いした。


「ユキにぃはどうするの?」


「俺とラー兄ちゃん達は招かざる客のお出迎えだよ!いらない予知がたった今、頭の中に流れ込んできたよ…………」


人差し指で頭をつつきながらそう説明するユキオは、あからさまに不機嫌になり声色まで変わっている。


いきなり告げられたユウスケ達の間に衝撃が走るが、直ぐに落ち着きを取り戻し互いに顔を見合わせた。


覚悟は出来ていると……


「ユウスケ達は二人を助けたらすぐにこっちと合流して、ラー兄ちゃんやマオ姉ちゃん達は被害が出ないように結界を張ったら念の為に学園長に連絡、それが終わったら奴らの相手をお願い……!その間は俺が囮になって時間を稼ぐから」


「ユキオ様一人にそんな危険な事させませんよ!私が援護に回りますからね!」


相変わらず、危険な事は一人で抱えようとする主のフォローを青龍が名乗り出るとユキオは、ユウスケ達の方に振り返り。


「だって出来るもんね~!!!」


怒ってたかと思えば余裕だと高らかに宣言するユキオの笑い声が洞窟に反響していき、少しうるさいと思うユウスケ達だった。


「さ~て、さっさと終わらせてこよ~!」


元気に軽い足取りで再び歩き出すユキオにどんな反応をすれば良いのか戸惑うユウスケ達だが、後に続くように外に歩いていく。


すると、洞窟を出た先には誰も居なくユウスケ達は思わず拍子抜けしてしまった。


しかし、ユキオから殺気が溢れ出し、森の生き物達が危険を察して逃げだしていくと先ほどまで静かだった森が激しくざわめいている。


「しっかりと怒ってんじゃんよ……」


さっきまで満面の笑みで笑ってたくせに怒りの形相に変わっているユキオに対して内心そう思ったユウスケは、困ったようにため息をつくとガイア達と一緒にマリーの元へ向かっていく。


「ユキオ君が怒ると空まで機嫌が悪くなるから実に止めてほしいですよね!?」


不満を漏らすガイアが空を見上げると星が輝いていた空は厚い雲に覆われ、今にも雨が降りだしそうな雰囲気を醸し出している。


実際、スコールの様な激しい雨が降りだしたかと思えば雷まで鳴り始め、ガイアの気分は更に下がっていくのであった。

プロフィール紹介


マリー(女)


正式名はマリアだが、マリーの愛称で呼ばれている女性でユキオやユウスケと同じ孤児院で育つ。年齢は21


セントラル学園の卒業生で卒業後は学園で医療関係の職についていて、回復魔法が使え薬草などにも詳しい。


マオや神龍に負け劣らずなプロポーションに白衣を身に纏う、綺麗な顔立ちと涙ホクロと大人な女性の雰囲気を持つので昔から男どもを虜にしていて今でも人気があるんだとか。


後輩の女子生徒達からも大人なお姉さんとして慕われている。


マオ達とはガールズトークでよく盛り上がっている。

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