表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
血の契約  作者: 末弟
15/54

当事者達

「何も叩くことないじゃん……」


叩かれた頭をさすりながら小さな声でボヤくユキオに再びユウスケの目が光ると慌てて準備に取りかかり、その様子を見ていたガイアや青龍達は必死に笑いを堪えていた。


対してユキオとイチャついたマオ達は、かなりご満悦の様子で嬉しさと喜びを隠しきれていない。


ユキオとマオ達がそう言う仲だとユウスケ達は知ってるが、これからが今日の目的なのを忘れているのかと思うくらいに緊張感がない。


「ユウ君、ちょっと大目に見てあげてください、姫や白さん達なりにユキオ君の不安や緊張を和らげたかったんですから」


「だからって普通、寝るぅ!?」


宥めるガイアだが、ユウスケはまだ怒りが治まっていないが、ユキオから光りが発せられると目をそちらに向けるとその場に居る者達に少し緊張が走った。


呪文の詠唱らしきモノを呟き出したユキオの体は光を放ち、握りしめた拳から血が滴り落ちると地面からぼんやりと深紅の光を放つ魔法陣が浮かび上がった。


浮かび上がった魔法陣の光が徐々に点滅へと変わると辺り一体が紅い光に呑み込まれ、光が治まるとそのに居た筈のユキオ達の姿が消えてしまっていた。


その様子を離れた場所で見ていた学園長とマリーは驚きを隠せなく、ユキオ達が何をしたのか学園長はマリーに質問するが、何も聞いていない彼女には答えることが出来なかった。


ただ、妙な胸騒ぎがしてならない二人は不安げな表情を浮かべていた。


「あの儀式は契約の儀式に似てるが少し違うかの?何かを呼び出すモノにも見えたが……」


ユキオが行った儀式が何をしたモノなのか理解出来ない学園長だが、今は彼らを信じて待つことにした。


そして、居なくなったユキオ達は、何処までも真っ白な世界が広がる場所に立っていた。


儀式が成功したのか魔法陣とユキオを纏っていた魔力は消え、ユキオは辺りを見回していた。


「ここで良いんだよね?」


何も無い空間と言うか世界と言うか、そんな不思議な感じがするこの場所にユウスケが改めてガイアに聞いてみると「間違いなく」と返事が返ってきた。


その瞬間、自分の背後に突如として現れた大きな気配と魔力に一斉に振り返っていくがユキオは既に気付いてたようで、驚いた素振りを見せることはなく嬉しそうに少しだけ笑みを浮かべ、マオ達はいつでも戦えるように臨戦態勢に入り空気が張りつめていく様子が見れた。

プロフィール紹介


白虎(女)



四神の一人で西方を守護する大虎でユキオと契約している。


アホ毛のある白髪の長身女性で朱雀と行動をともにすることが多いが、明るく能天気で子供っぽい所があるので朱雀の頭を悩ませることが多い。


それでもユキオと出会ってからは落ち着いてきて、孤児院の子供達と過ごすうちに少しは大人としての振る舞いや自覚を覚えてきた。


それでも大好きなユキオの前ではいつもの感じに戻るばかりかおおいに甘やかす事があり、ユキオにも「男をダメにする性格」と言われている。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ