当事者達Part2
「マオにガイア~!まさか、アタシに向けて警戒はしないわよね?」
呼び出されたのは人の姿をした5人の男女。
その内の金髪女性は、マオとガイアを知っているらしく、味方に向けて警戒している事に不満げな様子だ。
「見知ったお主が大丈夫でも、他の者は知らぬ!警戒するのは当然じゃ!」
特に、残りの内の二人の男からはただならぬ気配を発していて、このまま戦闘に入ってもおかしくないほど緊張感が漂っている。
だが、金髪女性がその内の一人である黒いスーツを纏った男について保証した。
「このサタンはね、昔はヤンチャしてたけど今は魔界を統べる王で私達の天界とは協定を結んでるの!ただ、ガラが悪いのは昔からね」
魔界の王、サタンの肩を叩きながらそう説明する金髪女性にユキオとユウスケは思わず拍子抜けしてしまい、サタンから発せられる気配が消え去ると口を開いた。
「………て、事だそう警戒するな!それに、圧をかけろと言ったのはミカエルだからその辺の文句はこっちに言え!」
どうやら試されていた様で、金髪女性のミカエルを指差すサタンだが、何だかんだノリノリだったりもする。
だが、もう一人の男は圧を発していて、そちらに関してはまだ気を抜けない状況に変わりはなかった。
それでも、ユキオの直感が残りの三人が聖戦に出てきた神達と感じていた。
彼らの顔を見た瞬間に祖先の記憶がそうさせたのか、初めて会ったのにとても懐かしい気持ちが込み上げてきた。
また、呼び出された神達もユキオの顔を見ると驚いた様子を見せ、髪が光り輝く長身の男が驚いた顔のまま歩み寄って来た。
長身の男は無言のままユキオの顔だけをまじまじと見つめ、しばらくすると何かを察したのか「懐かしい顔だ」と嬉しそうに一言呟いて自己紹介を始めた。
「俺は太陽の神、ラーだ!こっちの大男は大地の神ラード、それでこの痴女のような格好をしてるのが天空の神、神龍だ!お主は、オキの子孫だろう?名は?」
丁寧に紹介をしてくれた太陽の神ラーに名前を教え、ユウスケ達を紹介をすると今回のラー達をこの場に呼んだ経緯を説明していく。
その説明をしている間にユウスケは可愛いからと言う理由でミカエルに気に入られ、サタンもユウスケの顔が昔、契約していた者の面影を感じると言われ、そのまま契約する流れになった。
そんな軽い感じで契約が終わったユウスケ達を見ていたユキオは「いつの間に?」と何か言いたげな顔をしている。
おまけに契約を終えたミカエルに不意に熱いキスをされているユウスケは、顔を真っ赤にしてあたふたしている。
「あの天使の女の人とこの女の人にはインキュバスの血が流れてるの?」
ミカエルと神龍を指差してマオに問い掛けるユキオだが、神龍はえらい剣幕で否定しミカエルも真顔で否定してきていて、問い掛けられたマオも呆れた顔をしている。




