学園にてPart2
「ところでユキちゃん、今日はマオちゃん達は一緒じゃないの?」
「ちょっと頼み事をしたから今は帰ってるけどもう少ししたら戻ってくると思うよ!」
いつも一緒のマオ達が居ない事をマリーが聞くとそう返事が返ってきたが、何を頼んだのか少し気になるマリーに「すぐにわかるよ」と伝えるとマオ達がユキオ達の前に姿を現した。
今言っていた頼み事の用事が終わって帰ってた様だ。
マリーもそうだが、マオ達もマリーの姿を見ると笑顔に変わり、バグしてそれぞれ挨拶を交わしていく。
特に、女性陣はとても嬉しそうにしていて久しぶりに会った喜びを分かち合っていたり、何やらヒソヒソと話をしているかと思えば、やっぱり何やら喜びを表していた。
対して男性陣は今から行う準備の確認をもう一度していて、その真剣な顔付きに周りの空気も張りつめいてるようにも感じる。
少しして話し合いが終わるとユキオがマオ達にも声をかけると先ほどまでとは一変してマオ達の顔付きが変わった。
マリーだけは何をするのかまだ聞いていないのでその変わりように少し驚いた様子を見せるが、何も言わずにユキオの元へ歩み寄ると後ろに隠れ辺りをキョロキョロと見回していく。
「ありがとマリー姉ちゃん!たぶん、無事に終わるから危険はないと思うけど傍に居た方が安全かな!?あと、終わったらちゃんと話もするからね」
緊張感が張りつめる場には似つかわしくない笑顔を見せて安心させるユキオにマリーも笑顔で答えるとユキオ達は行動に移した。
青龍や玄武、四神の足元から魔法陣が出現すると拡張するようにあっという間に広がっていき、4つの魔法陣がこの学園の敷地全体に行き渡ると一瞬だけ輝きを見せた。
しかし、特に何も変化はなく、その様子を見ていた学園の者達は、いったい彼からが何をしたのかよく理解出来ていなかった。
だが、時間が経つにつれて先ほどの魔法陣の意味がわかった生徒や教師達が出てくるとあちこちからざわめく声が聞こえてきた。
学園中がざわめくなか、学園長が例の人物を連れて戻ってきた。
「相変わらず、凄い人達を従えるのお主は……どうだ?うちに来んか?うちは身分や出生なんて関係ないし金銭面で大変なら免除するぞ!」
半年前に出会ってからと言うもの、会うたびに自分とユウスケを学園に誘う学園長なのだが、二人にはその気が全くなく断っているが、まだ諦めてはいなそうだ。
プロフィール紹介
青龍(男)
ユキオと契約している男性で、その正体は神獣または聖獣と呼ばれる存在で四神のうちの一人で東方を守護する者とされている青き竜。
頭の回転が早く、キレ者でもあり、青龍達の世界では軍師の役を持つが、個人の戦闘能力も高い。
マオと同様に普段は自分の世界でその任をしているが、昔に比べて世界が落ち着いてきているので割りと暇があるらしく、ユキオの所によく来ているのでユキオ達の孤児院ではお兄さんとして振る舞う事が多いが本人も受け入れている。
特にユキオやユウスケ達とは家族の様に接しており、自分達が抱える悩みを少しだけ話すが、巻き込みたくない気持ちで詳しくは伝えていない。




