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魔法少女が見ている夢は?  作者: 原口もとや
ずっとずっと夢見ること。
12/14

02

あい「今日もいい天気だねっ!」


あさひ「そうだな」


寝坊しているのだけれど。

少し急がないといけないのだけれど。

あいはいつものようにマイペースで。

気持ち良さそうに歩いている。

まぁ遅刻はしないだろう。

多分だけど。

とあさひも急ぎはしない。

1人なら走ってたかもしれないけれど。

あいと一緒だから。

のんびり歩きたい。

そう思ってしまう。


あい「寒くなっくなったからね」


あい「布団から出るのも平気になっちゃった!」


あさひ「今日も寝坊してたけどな」


あい「それはそれ」


あい「これはこれだから」


あさひ「よく分からない理屈だな」


あい「わたしは理屈ってよく分からないからっ!」


そう能天気に言うあい。

いつも明るくて。

いつも元気。

そして……。


あい「そういえばね」


あい「最近ね」


あい「ペット動画を見てるのにハマってるんだ!」


あさひ「ユーチューブのやつ?」


あい「多分っ!」


笑顔で言うあいは機械類にうとくて。

スマートフォンの設定などはいつもあさひに泣きついて。

しょうがないな。

いい加減に覚えろよ。

という雰囲気を出しながら。

あさひはいつ手伝っていた。


あい「子猫とかね!」


あい「子犬とかね!」


あい「とっても可愛いんだよっ!」


あさひ「まぁ可愛いよな」


あい「もちろん大人になっても可愛いだけどね」


あさひ「まぁ可愛いよな」


あい「お気に入りの動画集も作ったんだ!」


あさひ「ちゃんとできた?」


あい「うんっ!」


あい「教えてもらった通りにしたからっ!」


あさひ「それは良かった」


あい「後で見せてあげるねっ!」


あさひ「楽しみにしとく」


あい「動画見てるとね」


あい「わたしも飼いたいなって思っちゃう」


あさひ「そういえば何も飼ったことがなかったな」


あい「うん」


あい「実際に飼うのってね」


あい「動画を見て可愛いっていうのとは違うだろうしね」


あさひ「犬なら毎日の散歩が必要だし」


あさひ「猫なら猫でトイレの世話とかあるだろうしな」


あい「うん」


あい「だからね」


あい「ちゃんと飼えそうって思ってからじゃないと」


あい「お迎えした子も可愛そうって思っちゃう」


あさひ「変なところで真面目だな」


あい「でも本当におうちにいたら」


あい「すっごく可愛がるだろうなって思う」


あさひ「溺愛しそうだな」


あい「うんっ!」


あい「でもね」


あい「あんまりかまいすぎるのもね」


あい「ストレスになっちゃうんだって」


あさひ「詳しいんだな」


あい「ちゃんと勉強してるからねっ!」


あい「偉いでしょっ!」


あさひ「偉い、偉い」


言いつつあさひは時計を見る。

あいはお喋りに夢中で歩くのが遅い。

そんなペースに慣れてしまってるのが。

付き合いの長さの証拠だよなと。

あさひはいつも思ってしまう。


あい「それでねっ!」


あいは喋り足りないという感じで。

あさひを見ながら話を続ける。

このペースだとぎりぎり間に合うぐらいか。

それならのんびりあいのお喋りの付き合おうかな。

あさひはそう考えてあいの次の言葉を待った。

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