♯34 披露
いつもご閲覧有難う御座います!
皆様のブクマに続いて、初めて評価を付けて頂けました!
ボキャブラリーが貧困で恥じ入るばかりですが、すごくうれしいです、有難う御座います!!
これからも頑張って行きたいと思います( ̄v ̄)9
ある日の夕方、バーンさんとガーバさんが、連れだってレーネさんの家に現れた。
曰く、少し聞きたい事が有るから、ガーバさんの城たる、集落で一番の工房に来て欲しいとの事。
しきりに此方を心配するレーネさんに、一言大丈夫ですよ。と伝えて、三人で連れだって工房へ。
彼女に心配を掛けるのは、少し心苦しいけれど、今回は仕方ない。
ガーバさんに装備の制作依頼をしてから、彼はずっと工房に籠り続けていたらしく、目の下には隈が浮かんでいる。
そう、殆どの【おんなのこ】には分からない、男の浪漫のお話なのだ。
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今、僕の目の前には、種々様々な武器や防具が並べられている。
ガーバさんは、実際に職人芸としての鍛冶と、特殊技能での鍛冶を行う事が出来るらしく、前者は時間がかかるけれど、確固たる性能が約束された装備品を作る事が出来、後者は、細かいイメージが定まっていて、或る程度、性質の近しい素材を消費すれば、時間を掛けずに装備品が手に入るらしい。
スキルには正式な名前が有るらしいけれど、取り敢えず一番気になっているのは、依頼した装備品だったので、説明を聞いた時は省いてもらった。
そして、出来あがった武器と防具の数々。
大太刀。薙刀。手斧に投擲用ナイフ。金属製円錐の付いた、黒鉄のグローブ。防具と分類するには、攻撃的なシルエットの手甲。
ワイヤーリールの付いた、奇妙な手袋に、銅剣と良く似た形状の、鋼の剣。
具足と呼ばれる鎧兜。西洋甲冑とロボットを足した様な、機械的なシルエットの鎧。機能の完全再現は出来なかったであろう、推進装置の付いた、コートに白い特殊な装甲板の据えられた、戦闘服。
「‥‥どうだ‥‥?」
心配そうに、僕の顔色をじっと見つめる、ガーバさん。
目を輝かせて、各種装備を見つめる、バーンさん。
装備類を手に取り、じっくりと検分する、僕。
少し時間はかかったけれど、実用出来そうなものを、ガーバさんに渡して、笑顔で告げる。
「ガーバさん、‥‥完璧です!」
緊張したあ面持ちで此方を窺っていたガーバさんが、あからさまに安堵のため息を吐き出した。
バーンさんと一緒に。
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普段より、少し早く目が覚めた。
目の前には、すやすやと寝息を立てる、レーネさんの顔。
『ホント、性別かわってなかったらヤバかったかも‥‥』
見た目の年齢が一桁っぽいとは言え、やはり成人した女性であるレーネさんは、何というか、色っぽく見える場面が多い。
これで、僕が思春期真っただ中の男子中学生とかだったら、爛れた生活を送る為に、全力を出していたかも知れないくらいには、彼女は蠱惑的に映った。
ドワーフで、子供に見えるという所だけ抜き出すと、僕がただのロリコンに見られるかも知れない。
彼女の名誉の為に言うなら、実はレーネさん、かなりの肉体の持ち主だったりする。
身長だけで言うなら、確かに130㎝くらいなのに、不自然さの無い頭身に、つつましやかに、しかし確りと自己主張をする、柔らかな双丘。
くびれたウェストに、引き締まった四肢と、かなりスタイルが良い。
実際、集落内の女性ドワーフの中で、彼女に匹敵するプロポーション等、何人も居なかったくらいだった。
勿論、僕は手を出せないけれど、そんな彼女と寝食を共にし、時には水浴びもし
『‥‥‥コホン』
朝から破廉恥極まりない妄想を繰り広げようとする僕の目の前でレーネさんがゆっくりと覚醒し、僕と目が合った。
「ふふー、おはよ。じゅうぞう」
「おはようございます、レーネさん」
僕の脳内は
『Noタッチ!!!』
の文字で、暫く満たされていた。
▼ヴォルパ族の集落 ルゴナ大森林出入り口付近
「それじゃ、行ってくる!」
6人1組の狩猟班で、魔物や小動物の確保に向かうドワーフ達と僕。
メンバー構成は
リーダーで戦士のダーフさん
同じく戦士のラーダさん
祭司見習いのゴーザさん
狩人のガーロさん
鍛冶師見習いのベーレさん
そして、放浪者の、僕。
全員オッサンで、ヒゲと筋肉に囲まれた構成である。
暑苦しく、汗臭くも、温かい(気持ち的な話)と共に、僕は初めての狩りに出かける。
バーンさんと、ベーレさんの師匠であるガーバさん、狩猟班の家族達。
そして何より重要な、ラヴリィマイエンジェル、レーネさんのお見送りを背に、毛と筋肉の一団(僕も毛皮的には仲間だ。不本意ながら)は、地下洞窟での狩りに出発した。
目標は、洞窟内でのトカゲ種の狩猟と、各種鉱石類の採掘がメインで、危険度は高くないけれど、哨戒も行い、集落に危害を及ぼす可能性が有る魔物を発見した場合、討伐も行うらしい。
マッスルパーティの、脳筋過ぎる見た目に若干引きながら、不安を抱えて出発する。
『‥‥あぁ、なんか不安になってき「じゅうぞう!気をつけてね!行ってらっしゃい!」たけど、完全に、完璧にこなせそうな気がする!!!』
僕たちは笑顔で、見送ってくれる皆に、笑顔で応えた。
「「「「「行ってきます!!!」」」」」
全員の声が揃った。
本気で、大丈夫な気がしてきた僕は、案外チョロいのかも知れない。
次回は、重蔵君、初めて(何度目か)の実戦予定です。
予定は未定です、ご期待なさらずにお待ちいただければ幸いデス!!




