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いきましょう
「さぁ、行こう!」
「ん、わかった。 最後まで付き合うわ!」
胸中に並みいる陳腐な恐怖心を、たぐい稀な好奇心で、ギュッとおさえつける。
そうして、果敢に宣言する。
そんな望月に対し、こちらもまた、胸中に熱いものを覚えた史は、勢いよく首肯した。
「あ、もう行く? じゃあね幸介っ! また明日!」
「いやいやっ! 俺も行くから!!」
この一時を利用して、幾分にも内心を回復させた珠衣と幸介が、にぎやかに同調してくれた。
こうして、この“お化け調査”は、いよいよ本格的に開始される運びとなった。




